脱毛サロン・クリニックの契約・支払い方法！解約・返金は？注意点も解説

脱毛を始める際、契約や支払いの手続きについてしっかりと理解しておくことは大切です。

一部分の魅力的な価格だけで判断してしまうと、「こんなに費用がかかるの？」と後悔することも。

そこでこの記事では、脱毛サロンやクリニックの契約や注意点、解約の手続きについても詳しく解説していきます。

これから脱毛を始めたい方は、十分に情報収集をして納得した上で契約に進みましょう。

全身脱毛を契約した際の支払い方法

脱毛サロンや医療脱毛クリニックで全身脱毛を契約する際、支払い方法について知っておかなければなりません。

主な支払い方法は、下記の5種類があります。

それぞれの特徴や違いについて解説していきます。

一括払い

一括払いとは、全身脱毛の料金を一度に支払う方法のことです。

総額費用が抑えられるだけでなく、クレジットカードで支払えばポイントが貯まるという利点があります。

しかし、途中解約したくなった時に違約金や解約手数料がかかるところもあるので、事前にしっかりとチェックすることが大切です。

メリット	費用が安くなる 分割手数料が発生しない
デメリット	まとまった出費となる 途中解約で違約金が発生することがある
おすすめの人	支払いを先延ばしにしたくない人

分割払い

分割払いとは、全身脱毛の総額を複数回に分けて少額ずつ支払う方法のことです。

分割払いは、クレジットカード、ショッピングローン、医療ローンなどを利用しますが、金利や手数料が発生することが一般的です。

また、ローンを組んでいると、解約する際に残金をクレジットカード会社や信販会社へ一括返済することになります。

また、クレジットカードの利用限度額にも注意が必要であり、プランの内容は慎重に検討しなければなりません。

メリット	高額なプランでも時間をかけて支払える クリニックの医療ローンなら金利が低い場合がある
デメリット	金利や手数料が加算されるため、総額が増えやすい ローン利用前は、審査が必要 違約金や解約手数料が発生することが多い
おすすめの人	手持ちのお金が少ないけど今すぐ脱毛を始めたい人

月額払い

全身脱毛の月額払いは、毎月一定の金額を支払っていく方法です。

違約金や解約手数料の心配が不要で、月々の支払いが数千円に抑えられるという特徴があります。

ただし、1回で行える施術の範囲が狭く、脱毛完了まで時間がかかることも。

支払い方法としては主にクレジットカードが利用されます。

メリット	月々の出費を抑えられる いつでも解約が可能
デメリット	月額払いのサロン クリニックは少ない 実際に脱毛を受けない月でも料金が発生する 完了までの期間が長くなることがある
おすすめの人	長期契約に縛られず、脱毛を始めてみたい人

都度払い

全身脱毛の都度払いとは、施術を受けるときにその都度の料金を支払う方法です。

通常の月額制や一括払いとは異なり、手数料や返済の心配がなく、自分の都合に合わせて利用できるのが特徴です。

メリット	返済や追加の支払いの心配がない 手続きが簡単で面倒が少ない 1回分の脱毛料金が明確でわかりやすい 契約の束縛がなく、途中での解約が簡単
デメリット	1回当たりの脱毛料金が相場より高めになることが多い モチベーションが下がると途中で通わなくなる可能性がある
おすすめの人	面倒な手続きをせず、自分のペースで通いたい人

PayPay払い

全身脱毛の支払いには、現金やクレジットカード、ローン以外の方法としてPayPayが使えるところがあります。

PayPayクレジットやPayPay後払いは利用できず、ポイント残高からの決済のみとなるため、まとまったポイントがある人におすすめです。

導入しているクリニックは、あおばクリニックやTCB東京中央美容外科があります。

レジーナクリニックは2022年3月にPayPay払いを終了しているので注意してください。

メリット	ポイント還元がある 他のサービスで貯めたポイントで脱毛できる 決済が楽になる
デメリット	導入しているサロンやクリニックが少ない 利用上限額がある 一括払いに対応していることが多い
おすすめの人	ポイントをお得に貯めて、日常生活で使いたい人

脱毛の契約をする際の注意点

若い世代を中心として需要が高い脱毛は、契約に関する後悔やトラブルが増加しているのも実情です。

ここでは、脱毛を契約する際に惑わされやすいポイントをまとめて紹介します。

割引・キャンペーンだけで契約しない

脱毛サロンやクリニックのキャンペーンは魅力的に映るもの。

特に、「初回限定」「当日契約特典」といったお得感を前面に押し出した広告は、損をしたくないという心理をくすぐります。

さらに、「月額1,500円スタート！」などの記載があると、誰でも気軽に始められると感じるかもしれません。

しかし、ここで大切なのは、一見のお得さだけでなく、実際の総額や適用される期間、条件などをしっかりと確認することです。

その上で、サービスの質や実績も合わせて検討し、最終的に自分に合った脱毛サロン・クリニックを選びましょう。

短期的な特典だけでなく、長期的な視点での判断が後悔しない選び方となります。

途中解約は解約手数料がかかる

脱毛サロンやクリニックの契約を途中で解約する場合、それに伴う解約手数料（違約金）が発生します。

ただし、この手数料は10%の計算結果または2万円、いずれか低い方が適用されます。

法律により、2万円が上限と定められています。

まだ1回も施術を受けていない場合の手数料は、一律2万円となります。

契約期間内に通える回数を確認する

脱毛の契約時には、通える回数と有効期限を確認することが重要です。

特に「通い放題プラン」は、期間制限がある場合とない場合があります。期間制限のあるプランはその間に受けられる最大回数が限られるので、事前にシミュレーションが必要です。

また、10回・18回プランよりも高い料金になりやすいため、自分の肌質や目的に合わせて選ぶこともポイントとなります。

さらに、「永久保証」という言葉は脱毛効果の永続を保証するものではなく、無期限で施術が受けられることを意味するため、誤解しないように注意が必要です。

詳しくは契約前の無料カウンセリングで確認しましょう。

脱毛を解約する方法は2通り

脱毛サロンやクリニックでの契約は、一旦結んでしまうと簡単には変更できないと思われがちです。

しかし、脱毛の解約方法は2つあり、契約日からの経過日数や施術の消化状況によって異なります。

これは、2017年12月の特定商取引法の改正によって、美容医療にもクーリングオフが適用となったことが大きく関与しています。

2つの解約方法を事前に理解して、状況に応じた手段を選べるようにしましょう。

1. クーリングオフを利用する

クーリングオフは、消費者が契約後の一定期間内に、理由を問わず契約を取り消すことができる制度です。

ここでは、クーリングオフの条件、手続きの方法について解説していきます。

クーリングオフの条件

1. 契約日から8日以内に「書面」で申告
2. 契約期間が1ヶ月以上
3. 契約金額が5万円以上

重要なポイントは、8日目という期限は、相手に書面が届くまでの期間を指すのではなく、実際に書面を発送した際の消印の日付が8日以内であるということです。

しかし、都度払いの方法で1回ずつ脱毛を契約するケースや、初回限定の脱毛体験は、契約期間が条件を満たさないため、クーリングオフの適用対象外となります。

クーリングオフの手続きの流れ

クーリングオフの手続きの流れは、下記の手順で行われます。

1. 「契約を解除したい」という旨を書面にする
2. 作成した書面のコピーを保存する
3. 記録の残る郵送方法で送付する
4. クレジットやローンでの支払いの場合、関連会社にも通知する
5. クリニックからの返金を待つ（2週間～1ヶ月）

書面には、「通知書」の表記や契約の詳細、自分の情報、返金願いの文言を含める必要があります。

クレジット支払い時は、それ専用の書面も別途用意しましょう。

郵送は簡易書留や内容証明郵便が望ましいですが、追加料金が発生することに注意しなければなりません。

クリニックからの連絡きた際に返金の予定日を確認しておくと安心です。

2. 途中解約（契約解除）で返金してもらう

クーリングオフの期間を逃してしまった場合、どのような手続きが必要か、返金は受けられるのかなど、疑問が浮かぶのではないでしょうか。

ここでは、途中解約に関する手続きや条件について詳しく解説していきます。

途中解約の条件

脱毛の途中解約は、脱毛コースの契約期間中にのみ実施可能です。

注意点として、違約金や手数料が発生する場合があることを把握しておきましょう。

また、脱毛サロンやクリニックによって、違約金の金額や契約期間（特定継続的役務期間）が異なることがあるため、契約内容の細やかな確認が不可欠です。

役務提供期間を過ぎると、残った脱毛回数があっても途中解約は認められないので、この期間内に手続きを行うことが重要です。

契約解除、返金の手続きの流れ

途中解約の流れは下記の通りです。

1. 解約の意志を契約店舗へ電話で伝える
2. 印鑑、通帳またはキャッシュカード、クレジットカード、契約書を用意する
3. 上記を持参して指定された日に店舗にて手続きを行う

返金される金額は、元々の契約での脱毛代金から、実際に受けた施術の分の料金や、解約時の手数料などを差し引いたものとなるので、全額返金されるわけではありません。

返金額は、下記の式で算出できます。

しかし、すでに受けた施術の料金と解約手数料の合計が、支払った金額を上回ってしまう場合、その差額を支払う必要があります。

途中解約の際は、正確な残金や返金額を理解し、予期しないトラブルや金銭的な負担を避けましょう。

脱毛の契約に関するよくある質問

ここでは、脱毛の契約に関するよくある質問をピックアップして答えていきます。

安心して脱毛を始めるための第一歩として、ぜひご参考にしてください。

クレジットカードがなくても脱毛できる？

クレジットカードを持っていなくても、医療ローン、一括払い、現金での都度払いで脱毛できます。

ただし、医療ローンの利用には審査が必要であり、身分証、勤務先の情報、キャッシュカード、印鑑などを準備しなければなりません。

審査の基準として、安定した収入や過去の未納がないこと、連帯保証人がいることが挙げられます。

分割払いは利息がかかるため、一括払いが一番お得です。

脱毛ローンの審査は高校生でも組める？

高校生が脱毛を希望する場合、学割などの特典が適用されるサロンやクリニックもあります。

しかし、脱毛料金のローンについては、高校生自身が組むことは法律で認められていません。

脱毛を受けたい高校生は、費用の支払いにローンを利用する場合、保護者がローン契約を代わりに行う必要があります。

また、未成年であるため、契約の際に保護者の同意書やカウンセリングでの同席も求められることが多いです。

脱毛に関する希望や費用について、まずは保護者にしっかり相談することが大切となります。

コース終了後に追加契約はできる？

多くの脱毛サロンやクリニックでは、一度コースが終了した後も追加での契約は可能です。

実際に、満足のいく結果が得られた場合や、別の部位の脱毛を希望する際など、追加で契約を検討する方は少なくありません。

ただし、追加で契約する際の料金や条件、キャンペーン等は、初回契約時とは異なることがあるため、詳細をしっかり確認してから契約を進めることが重要です。

レジーナクリニックの追加契約

リゼクリニックの追加契約

リゼクリニックでは、コースが終了した後の追加契約は、特別価格として通常の半分以下で申し込めます。

また、契約していたプラン内の部位をそのまま継続して脱毛したい場合、セットプランをそのまま利用するか、特定の部位のみを選ぶことが可能です。

特別価格は、5回以上のコースを完了した後に適用されて、有効期限は設けられていないことも嬉しいポイント。

支払い方法として、必要な部位だけ1回1回支払う「都度払い」や、24回までの分割手数料がゼロの「定額Pay」を選択することができます。

途中解約で返金対応があるおすすめの医療脱毛クリニック

脱毛を始めるなら、できるだけ金額を抑えて施術を受けたいですよね。

ここでは5つのポイントをふまえて、おすすめの医療脱毛クリニックを3院紹介します。

エミナルクリニック│契約期間サポートがある

アリシアクリニック│期間延長ができる

フレイアクリニック│解約手数料0円

月額プランがおすすめの脱毛サロン

ここでは、「まとまったお金の準備が難しい」という方におすすめの脱毛サロンを紹介します。

月額払いの料金や総額についてもチェックしてください。

ストラッシュ│月謝制で安心して通える

ミュゼプラチナム│回数無制限コースがある

まとめ

脱毛の契約や支払い方法についてきちんと理解せずに進めるのは、後々トラブルの原因となりかねません。

後悔なく脱毛を始めるためには、契約前の情報収集と支払い方法の十分な理解が不可欠です。

これらのポイントに気を付けて、自分にあったクリニックやサロンを選んでください。