夏の薄着になる時期などに気になるのが二の腕のムダ毛です。しかし、二の腕のムダ毛は長袖を着る寒い時期に油断をしていると、温泉などに行ったときにふと処理をし忘れていたことに気付いて焦ることも少なくありません。
この記事では、二の腕のムダ毛の処理方法について解説していきます。ムダ毛の処理方法やムダ毛をなくしてツルツルにする方法なども紹介していくので、ふとした瞬間に焦ることのないように、記事を参考にしっかりとムダ毛対策を行いましょう。
目次
二の腕のムダ毛が気になるタイミングは?
二の腕のムダ毛が気になるタイミングとしては、下記のような例があります。
- 電車やバスでつり革につかまっているとき
- 高い位置にあるものを取るために手を挙げたとき
- 意見を伝える際に挙手したとき
- 黒板やホワイトボードに文字を書くとき
- 上着を脱いで半袖になったとき
このように、二の腕のムダ毛は、通学や授業、通勤に仕事など、あらゆる場面で気になるシーンがあります。自己処理をしたばかりなら見られても平気ですが、自己処理をしても長続きはしないため、数日おきに気になってしまうでしょう。特に、露出の多くなる時期は注意が必要です。
この他にも、あなたの気付かないうちに、周囲に二の腕のムダ毛が見られている場面があるかもしれません。以下では、二の腕のムダ毛を綺麗に処理する方法を取り上げますので、ぜひ参考にしてください。
二の腕のムダ毛を処理する方法
二の腕のムダ毛を処理する方法としては、下記のような種類が挙げられます。
- カミソリ・電気シェーバー
- 毛抜き
- 除毛クリーム
- 脱毛ワックス
- 家庭用脱毛器
- その他
選ぶ方法によって異なるのが、処理後の仕上がり、肌への刺激、かかるコスト、効果が持続する期間、手間、継続のしやすさなどです。それぞれの処理方法について、特徴やメリットデメリットを解説します。
カミソリ・電気シェーバー
カミソリはムダ毛を深く剃ることが可能で、剃った直後の肌はツルツルになります。手軽に処理を行うことができるので、継続もしやすいでしょう。
難点を挙げるとすれば、仕上がり直後は滑らかな肌を実感できますが、すぐに毛が伸びてくるため数日でチクチク感に悩まされてしまう点です。また、刃を肌に当てて毛を剃る方法なので、肌を傷付けるリスクが高いというデメリットもあります。肌への負担も大きいことから、カミソリ負けをしてしまうことがある、頻繁に行うと黒ずみができやすくなる点にも注意をしなければいけません。
電気シェーバーは、肌への負担を抑えながら毛を剃る処理ができる方法です。構造上の特徴から刃が肌に直接触れないため、凹凸が目立つ部位でも、肌の柔らかい部位でも安全にムダ毛を処理できます。魅力的なメリットがある一方で、剃ったすぐあとでもチクチク感が残りやすい他、カミソリよりも購入にコストがかかる点をネックに感じやすいでしょう。
毛抜き
毛抜きは、ムダ毛を根元から抜く処理方法です。根元から抜くので、処理後の肌に黒いブツブツした毛が残ることがなく、毛が伸びてくるのが遅く効果が持続しやすい点がメリットといえます。
ただし、肌に与えるダメージが大きい点には注意が必要です。毛を無理やり抜くため、毛穴が強く引っ張られることで肌への負担が大きくなり、毛がなくなった毛穴に雑菌などが入ると炎症を起こしてしまいます。毛穴が炎症を起こすと赤いブツブツとした見た目になって、かえって目立ってしまうでしょう。
また、毛を一本一本抜くのに手間がかかるのもデメリットです。
除毛クリーム
除毛クリームは、ムダ毛を溶かして処理をする方法です。広い範囲を一気に処理できるのが魅力で、手間も時間もかけずにムダ毛をなくせます。毛を剃ると剃った部分の太い毛がそのまま生えてくるのでチクチク感を感じやすいですが、除毛クリームは毛を溶かして処理をするのでチクチク感を感じにくいです。
ただし、除毛クリームの毛を溶かす成分によって肌荒れを起こしてしまうことも少なくありません。また、綺麗に処理ができず細かい毛が残ってしまうことも多い、広範囲の処理をする際にはコストがかかってしまうという点に注意が必要です。
除毛クリームで綺麗に処理する方法については、「除毛クリームで短い毛が残る理由は?綺麗に処理する方法を紹介」を参考にしてみてください。
脱毛ワックス
脱毛ワックスは、毛に特殊なワックスを塗って放置して固めて、根元から一気に剥がして抜く処理方法です。毛抜きと同様、根元から抜くので黒いブツブツが肌に残りにくい他、効果が持続しやすいという魅力があります。毛抜きとは違って、一度に広範囲の処理をできる点もメリットといえるでしょう。
その一方で、ネックとなるのが肌へのダメージです。ワックスを剥がすときに毛を無理やり引き抜くだけでなく、肌表面の皮膚組織まで剥がしてしまう可能性があります。また、継続的に処理をしなければいけないため、肌へのダメージが蓄積してしまいます。さまざまな肌トラブルにつながってしまう可能性があるので注意しましょう。
脱毛ワックスについて知りたい方は、「ブラジリアンワックスとは|ワックスの種類や脱毛の手順を紹介」の記事をご参照ください。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、自宅で脱毛ができる処理方法です。サロンやクリニックに通わなくても、将来的に自己処理の必要ない肌を目指せる魅力があります。ただし、脱毛が完了するまでは時間がかかるという点に注意が必要です。使用方法を間違っていたりアフターケアを怠ったりすると、ひどい肌トラブルにつながりやすい点も、頭に入れておきたいポイントといえるでしょう。
その他
その他の脱毛方法には、脱毛テープ、除毛タオル、除毛パッドなどがあります。
脱毛テープは脱毛ワックスと似た方法で、肌に貼って一気に剥がすことで毛を根元から抜けるアイテムです。強い痛みを伴いやすい方法ですが、使い方が簡単で効果も持続しやすい魅力があります。
除毛タオルは、擦るだけで毛を取り除けるアイテムです。処理残しが出やすい方法ですが、背中などの手が届きにくい部位も手軽にムダ毛処理を行えます。
除毛パッドは、擦るだけでムダ毛を処理できるアイテムです。使用できる回数に決まりがありますが、広い範囲のムダ毛処理を行いやすく、中には肌の角質除去までできるものもあります。しかし、肌を強く擦りすぎると皮膚に大きなダメージを与えてしまう点にも注意してください。
どれも身近なドラッグストアで手に入るため、気になる方は検討してみると良いでしょう。
電気シェーバーで二の腕のムダ毛を処理する方法
二の腕のムダ毛処理はさまざまな方法を選べますが、肌への負担などを考えると電気シェーバーの使用がおすすめです。処理をするときの肌への負担が少なく、刃で肌が切れてしまったり炎症を起こして毛穴が赤くなって目立ったり、黒ずんできてしまったといったトラブルが起きにくいです。
今後、ずっとムダ毛の自己処理を継続することを考えたら、電気シェーバーが毛のない綺麗な肌を保ちやすい、ベストな処理方法といえるのではないでしょうか。ここからは、電気シェーバーを使ったムダ毛の処理方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
ホットタオルで温めてシェービングクリームを塗布する
まず、電気シェーバーで毛を剃る前に、ホットタオルで二の腕を温めてください。毛穴を開くことで毛を根元に近い部分から剃りやすくなる他、毛穴の皮脂や汚れも浮き上がるため、綺麗な仕上がりを求めやすくなります。
タオルが冷めてくるタイミングを目安に外したら、シェービングクリームを塗りましょう。電気シェーバーによる摩擦を軽減するために塗るので、分量を守りながら満遍なく塗ってください。
毛の流れに沿ってシェービングをする
準備が整ったら、シェービングを始めます。ここでもっとも注意すべきなのは、毛の流れに沿ってシェービングを行うという点です。毛の流れに逆らってシェーバーを動かすと、毛が刃に引っかかりやすく、毛穴も引っ張られてしまいます。肌への負担が大きくなってしまうため、肌トラブルのない綺麗な肌に仕上げたいなら、毛の流れに沿ってシェービングをする「順剃り」を守る点に注意してください。
アフターケアとして保湿を丁寧に行う
シェービングが終わったら、シェービングクリームを綺麗に落としましょう。残っているとかぶれなどの肌トラブルにつながりやすいため、できれば洗い流すのがおすすめです。
シェービングクリームを綺麗に落としたあとは、保湿を行います。保湿をすることでシェービングでダメージを受けた肌をケアして、潤いのある柔らかい肌に整えることが可能です。
二の腕のムダ毛をなくしてツルツルにするなら?
二の腕のムダ毛をなくしてツルツルにしたい場合は、「脱毛」がおすすめです。脱毛なら、抑毛や減毛効果、永久的な脱毛効果を得られるため、まじまじと見られても恥ずかしくない、ツルツル肌が手に入ります。
ここで、光脱毛を受けられるサロンと、医療脱毛を受けられるクリニックを取り上げて、メリットデメリットやおすすめな人を紹介します。お腹脱毛を検討したい方は、ぜひ参考にしてください。
サロン
サロンでは、メラニン色素に反応して光を照射し、毛根にダメージを与える光脱毛の施術を受けられます。一定回数の施術を繰り返すことで減毛・抑毛効果が期待できるため、自己処理がほとんど必要ないツルツルな肌を手に入れられます。
メリット
サロンを選ぶ大きなメリットには、下記のような点が挙げられます。
- 脱毛時の痛みに悩まされにくい
- リーズナブルな価格で脱毛できる
光脱毛は施術時に照射する光の出力が低いため、痛みに悩まされにくいです。痛みの感じ方は人それぞれですが、じんわりとした温かみを感じる程度で施術を終えられる方がほとんどです。
大きなメリットが脱毛にかかるコストを抑えられるのもメリットといえるでしょう。リーズナブルな価格を設定しているサロンが多く、二の腕はもちろん、他の部位の脱毛も検討しやすいでしょう。キャンペーンや割引制度を活用すれば、さらに安く脱毛をすることも可能です。
デメリット
サロン脱毛のデメリットは、主に下記の2点です。
- 永久脱毛ができない
- 脱毛が完了するまでに期間がかかる
永久脱毛として認められているのは医療レーザー脱毛やニードル脱毛だけなので、サロンの脱毛は永久脱毛とはいえません。しかし、「永久脱毛」は「永久的に毛が生えない脱毛」のことではないので、医療脱毛でも今後一生ムダ毛が生えてこないと保証されているわけではないという点に注意が必要です。
脱毛完了後に毛が生えてくる可能性があり、自己処理や追加の脱毛施術が必要になるかもしれません。
また、二の腕脱毛に必要な施術回数は12〜15回で、脱毛が完了するまでの期間が約2〜3年と、長期戦になる点もネックとなりやすいポイントです。
サロン脱毛がおすすめな人
以下のような方は、サロン脱毛に向いています。
- 痛みに弱い人
- 敏感肌の人
- できるだけコストを抑えたい人
- 自己処理が楽になる程度の効果で十分な人
これらの特徴に当てはまる方は、サロン脱毛を検討してみてください。
医療脱毛
医療脱毛は基本的な仕組みは光脱毛とほとんど同じで、メラニン色素に反応してレーザーを照射することで、毛根にダメージを与えます。サロン脱毛よりも1回あたりの照射のパワーが強いのが特徴です。
メリット
医療脱毛のメリットは、主に下記の2つです。
- 早い段階で効果が得られる
- 肌トラブルがあった場合は医師に対応してもらえる
医療脱毛では医療従事者が施術をするため、使用されているレーザーの出力がサロンよりも高いです。そのため、7〜8回程度で脱毛が完了する人が多い傾向にあります。期間でいうと、1年から1年半ほどなので、サロンよりも早く脱毛が完了するでしょう。
また、万が一施術による肌トラブルが起きた場合には、医師が対応してくれて、薬の処方なども行ってくれるので安心です。
デメリット
医療脱毛のデメリットには、下記の2点が挙げられます。
- 施術時に痛みを伴いやすい
- コストがかかる
施術で痛みを伴いやすいのは、照射するレーザーの出力が高いためです。輪ゴムで肌をパチンと弾いたような痛みが伴いやすく、毛の濃さや太さ、部位によっては痛みが強く出るため、人によっては麻酔を使用しています。麻酔は有料で対応しているクリニックも多いので、あらかじめ費用を確認しておきましょう。
また、クリニックでの脱毛はサロンと比較すると、まとまった金額が必要です。1回あたりの費用が高いため、以前に比べると医療脱毛の料金は安くなってきてはいますが、それでも検討しづらいと感じるかもしれません。
医療脱毛がおすすめな人
以下に挙げるような方が、医療脱毛に向いています。
- 少しでも早く脱毛を完了させたい人
- 医師に相談したい人
普段から薬を服用している、傷跡があって脱毛ができるのか不安など、施術に関する疑問や悩みを抱えている方は、医療脱毛で医師に確認してから施術を検討すると良いでしょう。
二の腕の脱毛に関するよくある質問
最後に、二の腕の脱毛に関するよくある質問を取り上げて解説します。二の腕脱毛で不安に感じやすい点について解説するので、不安や疑問の解消に役立ててください。
二の腕脱毛の範囲は?
二の腕脱毛の範囲は、肩の骨が出っ張っている肩峰と呼ばれる部分からひじ上までです。ひじは含まれず、肩も肩峰より首側にかけての内側は脱毛範囲に入りません。二の腕脱毛をしておけば、半袖のトップスはもちろん、肩峰が隠れるノースリーブファッションもストレスフリーに着こなせます。
脱毛前にしておくべきことはある?
脱毛前にしておくべきことは、「保湿」と「自己処理」の2点です。
保湿をおすすめする理由は、痛みの少ない効果的な脱毛を可能にするためです。乾燥している肌はバリア機能が弱まっていて、脱毛施術の痛みを感じやすく肌トラブルも起こしやすいので、痛みが不安な方や敏感肌の方は特に保湿を徹底しましょう。
また、乾燥肌は肌の角質が硬くなっており、照射した光が思うように届かない可能性があります。脱毛施術の効果が薄れてしまう可能性もあるので、注意してください。
もう1つ忘れてはいけないのが、電気シェーバーによる自己処理です。脱毛時に毛があると脱毛施術にすぐ取り掛かることができません。サロンやクリニックによってはシェービング代を取られたり、剃り残し部分を避けて照射という形になったりすることもあるため、事前に処理を済ませておきましょう。肌に負担がかかるので、前日までに行っておくのがおすすめです。
脱毛期間中に気を付けるべきことは?
脱毛期間中に気を付けるべきことは、「日焼け」と「体温が上がる行為」の2点です。
脱毛直後の肌はダメージを受けている状態で、そこへ強い紫外線を浴びてしまうと、肌トラブルにつながりやすくなります。また、日焼けしている肌は肌表面にメラニン色素が溜まっている状態なので、光やレーザーが強く反応して火傷をしてしまう可能性もあるのです。
体温が上がる行為がNGとされるのは、脱毛後のダメージを受けている肌に、かゆみや痛みが出るきっかけとなりやすいためです。脱毛施術を受けた日は、飲酒や入浴、運動などを避ける点に注意してください。
二の腕脱毛を少しでも安く行うなら?
二の腕脱毛を少しでも安く行うのであれば、サロン脱毛のキャンペーン・割引をチェックしましょう。
安さにこだわるなら、施術をサロンで検討するのがおすすめです。サロンで受けられる光脱毛はリーズナブルな価格設定で、本格的な脱毛を安く受けられます。
さらに安さにこだわるなら、基本料金をチェックするのはもちろん、キャンペーンや割引の内容に注目してください。割引率が高ければ、表記されている基本料金より、とてもお得な価格で契約できるかもしれません。
まとめ
二の腕のムダ毛を処理する場合は、肌に優しい処理ができる電気シェーバーがおすすめです。しかし、二の腕のムダ毛は身近なドラッグストアで手に入るアイテムで簡単に処理できますが、ずっと継続する必要がある点がデメリットとなります。
思い切って脱毛を検討し、まじまじと見られても恥ずかしくないツルツルな肌を手に入れてみてはいかがでしょうか。