アンダーヘアは全身の中でも特に濃く太い毛が生えている部位なので、「ムダ毛を目立たなくさせたい」「全体的に薄くしたい」と思う方も少なくないでしょう。
この記事では、アンダーヘアを薄くしたい方のために、セルフ処理、サロン脱毛、医療脱毛の3つの方法を紹介し、メリットデメリットを解説します。そもそもアンダーヘアの処理はするべきなのかについても言及しつつ、薄くする方法を選ぶメリットやVIO脱毛も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アンダーヘアは処理をするのが一般的?
アンダーヘアの処理は若い世代で人気がありますが、現在は中高年の間でも注目されています。ファッションの楽しみやすさや清潔感の向上だけでなく、介護してもらう際のエチケットなどの目的でも行われ、世代に関係なくアンダーヘアの処理は一般的となりつつあるようです。
ここではまず、そもそもアンダーヘアとはどこまでの範囲を指すのか、実際にアンダーヘアを処理をしている女性はどのくらいいるのかという点について解説しましょう。
そもそもアンダーヘアとは
アンダーヘアは、陰部やその周辺に生えている毛のことです。部位を細かく表す際は、V・I・Oの3つのパーツに分けて表します。Vと呼ばれるパーツは正面を向いたときに見える三角部分で、Iは陰部とその両サイド、Oは肛門回りのことです。
アンダーヘアは陰部やその周辺の肌を保護する役割がある他、細菌などの侵入を防いだり、皮膚の温度を一定に保ったりする役割もになっています。しかし、最近はアンダーヘアもムダな毛として扱われ、すべてなくす方も多くなっている傾向です。
アンダーヘアの処理をしている女性は多い
VIO脱毛が注目されるようになってからは、多くの女性がアンダーヘアを気にかけており、何かしらの処理をしているとされています。マイナビニュースによると、「アンダーヘアを処理したことがある」女性の割合が63%という結果が出たそうです。
海外では完全な無毛状態であるハイジニーナにしている方も多いことから、近年日本でも注目されています。とはいえ、日本ではまだまだハイジニーナにするのに抵抗がある方も多いでしょう。そこで、アンダーヘアを自然に薄くする処理が人気を集めています。
アンダーヘアを薄くするメリット
アンダーヘアを薄くするのが人気になっていると解説しましたが、アンダーヘアを薄くすることでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは3つのメリットを紹介します。
- ニオイやムレの解消につながる
- 自然な生え方で違和感がない
- 黒ずみがあっても目立たない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ニオイやムレの解消につながる
アンダーヘアを薄くして量が少なくなれば、ニオイやムレの解消につながります。
ある程度の毛を残す処理方法なので、アンダーヘアに尿や経血などが付着して汚れてしまうことはあるものの、毛量が少ないため拭き取りやすく、ニオイの発生を抑えやすいでしょう。
また、薄くすることで風通しが良くなるためムレにくく、かゆみが出たり雑菌が繁殖したりすることが少なくなる効果が期待できます。
自然な生え方で違和感がない
薄くする処理方法の最大の魅力ともいえるのが、自然な生え方で違和感のない状態に仕上げられるという点です。完全に毛をなくすハイジニーナは、温泉に行くときや恋人と過ごすときに気になってしまう人も多いようです。
その点、薄くする処理方法は生え方はそのままで薄くなるだけなので、違和感を感じることがなく気になりません。自分はもちろん目にする人の反応も気になりにくい処理方法となっているため、抵抗なく挑戦できるのではないでしょうか。
黒ずみがあっても目立たない
アンダーヘアが生えている部位の肌は、下着の擦れやトイレットペーパーの摩擦などによって、体の他の部位に比べて黒ずんでいるケースが多いです。そのため、アンダーヘアを完全になくすと黒ずんだ肌が目立つようになり、VIOの黒ずみという新たな問題に悩まされてしまう方もいます。
しかし、薄くする処理ならその心配もありません。残っている毛が肌を覆ってくれるため、黒ずみがあっても目立ちにくく、悩まされることがないでしょう。
【セルフ処理】アンダーヘアを薄くする方法
アンダーヘアを薄くするメリットについて知ったところで、実際にどのようにアンダーヘアを薄くするのかを解説していきます。薄くする方法は、大きく分けると下記の3つです。
- セルフ処理
- サロン脱毛
- 医療脱毛
ここでは、1つ目のセルフ処理について説明します。まず理解しておく必要があるのが、一般的なシェービングなどの自己処理方法では薄くすることができない点です。シェービングなどでの処理は一時的に毛を短くしているだけで、薄くすることはできません。全体的に薄くしたいなら、抑毛ローションや家庭用脱毛器を検討する必要があります。
以下ではセルフ処理を選ぶメリットデメリットを解説するので、検討する際の参考にしてください。
メリット
セルフ処理の大きなメリットは、自宅で好きなときに自分で処理ができることです。早朝でも仕事帰りの夜中でも行えて、時間に縛られずに処理を行えます。セルフ処理は自分で行うため、施術時にデリケートゾーンをまじまじと見られて恥ずかしい思いをするということもありません。
デメリット
セルフ処理のデメリットは以下の3つです。
- きれいに仕上げにくい
- 肌トラブルを起こすリスクがある
- 処理をし続ける必要がある
セルフ脱毛は自分で行うため、家庭用脱毛器で処理をする際に照射漏れをしてまばらになってしまうなどのリスクがあります。また、デリケートゾーンの黒ずみなどを考慮せずに照射をすると、火傷などの肌トラブルにつながってしまいます。素人判断が不安な方はプロに任せるほうが安心です。
また、抑毛ローションや家庭用脱毛器は使用をやめるとムダ毛が復活してしまう恐れがあるので、処理をし続ける必要があるでしょう。
【サロン脱毛】アンダーヘアを薄くする方法
アンダーヘアを薄くしたい場合は、サロンの光脱毛を検討するのも良いでしょう。施術の目的は「脱毛」ですが、施術を受けたからといってすぐに毛がなくなるわけではありません。
脱毛施術は何度も繰り返すことで徐々に毛が生えなくなる効果を得られるため、ムダ毛の濃さを調節できます。いきなり無毛になるという不安はないので、安心して施術を受けてください。
以下ではサロン脱毛でアンダーヘアを薄くするメリットとデメリットを詳しく解説します。疑問がある方や不安な方は、ぜひ参考にしてください。
メリット
サロン脱毛を利用するメリットは、薄くなった状態を維持しやすいという点です。サロンの光脱毛は毛を生成する細胞にダメージを与えられるため、減毛といった毛が生えにくくなる効果が期待できます。
そのため、ある程度の施術回数をこなせば薄くなった状態を維持できるようになり、清潔な状態をキープしやすいです。脱毛施術には痛みが伴いますが、以下で紹介する医療脱毛に比べるとサロン脱毛の方が痛みが少なく、検討しやすい点もメリットといえるでしょう。
デメリット
サロン脱毛のデメリットは以下の2つが挙げられるでしょう。
- 施術時にデリケートゾーンを見られる
- 費用がかかる
サロン脱毛はスタッフに行ってもらう必要があるため、デリケートゾーンを見られてしまいます。施術は専用のショーツやタオルで隠しながら行われますが、慣れないうちは恥ずかしいと感じてしまうでしょう。
また、サロン脱毛は次で紹介する医療脱毛よりも費用が安いですが、セルフ脱毛よりは費用が高くなりがちです。しかし、セルフ脱毛は継続的な処理が必要ということを考えると、トータルでお得になるかもしれません。安く脱毛をしたい方は、割引制度やキャンペーンを活用してみてください。
【医療脱毛】アンダーヘアを薄くする方法
アンダーヘアを薄くしたい場合は、医療脱毛で処理をすることも可能です。医療脱毛はクリニックで提供されている方法で、レーザーを使用した施術で毛が生えにくくなる効果が期待できます。
基本的な脱毛の仕組みは光脱毛と変わりませんが、より照射出力の強いレーザーを使用しているのが特徴です。以下では、医療脱毛でアンダーヘアを薄くするメリットとデメリットを解説します。
メリット
医療脱毛を利用するメリットは、アンダーヘアが薄くなった状態をスピーディーに実現できる点です。
医療脱毛は出力の高いレーザーを使用するのが大きな特徴で、1回の施術で得られる効果が高いです。そのため、アンダーヘアを薄くするまでに必要とする回数がサロン脱毛に比べて少なく、比較的早く完了させられるでしょう。
デメリット
医療脱毛のデメリットには、以下の5つが挙げられます。
- 施術時にデリケートゾーンを見られる
- 費用がかかる
- 施術時に強い痛みを伴う
- 薄さの調整がしにくい
- 元の状態に戻しにくい
医療脱毛もサロン脱毛と同様、「施術時にデリケートゾーンを見られる」「費用がかかる」というデメリットがあります。特に医療脱毛はサロン脱毛よりも費用が高いケースが多いので、契約前にしっかりと費用を確認しておきましょう。
また、医療脱毛は効果が高いのがメリットですが、その分強い痛みを伴う点に注意が必要です。さらに、1回で得られる効果が高いので薄さの調整がしにくく、元の状態に戻しにくいというデメリットもあるので注意してください。
VIO脱毛で毛が薄くなるまでの回数・期間
アンダーヘアを薄くする方法に脱毛を選んだ場合、どのくらいで理想とする状態に仕上げられるのでしょうか。ここでは、サロン脱毛を選んだ場合と医療脱毛を選んだ場合の2つのケースを紹介します。
サロン脱毛
サロン脱毛でアンダーヘアを薄くしたい場合、必要となる回数は5〜8回程度です。期間でいうと、1年〜1年半程度となります。元々の毛量や毛質、どこまで薄くしたいのかによっても異なるので、あくまで参考程度と考えておきましょう。具体的な回数が知りたい方は、カウンセリングで自分の毛の量やどこまでなくしたいのかなどを話した上で、スタッフに確認してみてください。
医療脱毛
医療脱毛でアンダーヘアを薄くしたい場合、必要とする回数は約3回、期間でいうと約半年です。医療脱毛は出力の高いレーザーによって施術を行うため、比較的早く完了させられます。こちらもスタッフと相談しながら具体的な回数を決めていくと良いでしょう。
VIO脱毛を行う際のポイント
アンダーヘアを薄くする方法の1つとして脱毛を取り上げましたが、脱毛をするならVラインの毛を整えてみるのもおすすめです。薄くした状態から形を整えていくと、境目が自然なアンダーヘアに整えられるので違和感がなく、温泉などの人に見られる場面でも不安を感じることがないでしょう。
アンダーヘアが生えている範囲を狭くすると、下着や水着からはみ出る心配が少なくなるというメリットもあります。以下ではVIOの人気のデザインを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
VIO脱毛で人気のデザイン
Vラインのデザインにはいくつかの種類がありますが、人気なのは「逆三角形」や「ナチュラル」と呼ばれるデザインです。Vラインの逆三角に見える部位を少し小さくするデザインなので、見た目が大きく変わることがなく違和感がありません。
また、その際はIラインの「前部分の毛だけ残す」ようにすると良いです。アンダーヘアを薄くする際に、IラインとOラインだけは全部なくすという人もいますが、Iラインを全部なくすとVラインだけが浮いて見えてしまいます。
そのため、前部分を残すことでVパーツの毛と自然につながり、見た目の変化が少なくなります。Iラインの脱毛に抵抗がある場合は、Vラインを整えるだけでも構いません。
VIO脱毛をする際の注意点は?
VIOはデリケートな部位なので、脱毛の施術をする際には注意しなければいけない点もあります。ここでは、主な注意点を3つ解説していきます。
- 施術前に自己処理を行う
- 日常的に擦らないよう注意する
- 保湿を徹底する
それぞれ解説していきます。
施術前に自己処理を行う
脱毛前は施術部位の毛をすべてなくす必要があります。そのため、肌に負担の少ない電気シェーバーを使用して前日までに自己処理を行うようにしましょう。長い毛をまずはハサミで短く切り、電気シェーバーを使って剃毛してください。
自己処理で肌トラブルを起こしてしまうと脱毛施術は受けられません。もし自己処理に限界を感じたら、サロンにお願いするのも良いでしょう。
日常的に擦らないよう注意する
VIOは、排せつなどで毎日摩擦による刺激が加わりやすい場所です。強く擦ってしまうと色素沈着によって黒ずみ、照射の光による火傷などのリスクが高まります。脱毛期間中は特に意識して、肌に摩擦を与えないように注意してください。
すでにVIOの黒ずみにお悩みの方は、「VIOの黒ずみが起こる原因と解消方法を分かりやすく解説」の記事を参考にしてみてください。
保湿を徹底して行う
保湿を徹底して肌を柔らかくしておくことで、脱毛の光が届きやすくなり、脱毛効果の向上が見込めます。また、肌の水分量が高くなると熱による乾燥のダメージが少なくなり、照射時に感じやすい痛みが弱くなる効果も期待できるのです。
脱毛後は熱によって肌の水分が蒸発しやすくなるため、肌トラブルの予防としても保湿は重要となってきます。
アンダーヘアの脱毛に関するQ&A
VIO脱毛を検討するにあたって、いくらくらいかかるのかなどの不安がある方も多いのではないでしょうか。最後に、アンダーヘアの脱毛に関するQ&Aをまとめました。
- VIO脱毛にかかる費用は?
- VIO脱毛は恥ずかしくない?
疑問点や不安が残っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
VIO脱毛にかかる費用は?
VIO脱毛にかかる費用は、サロン脱毛で6〜10回の施術を受けるのに約70,000円、医療脱毛で5回の施術を受けるのに約100,000円かかります。毛を薄くするだけならもっと少ない回数と費用で脱毛ができるでしょう。
また、サロンは割引制度やキャンペーンも充実しているので、大幅に費用を抑えられる場合もあります。施術費用や追加費用、割引制度などを比較しながら、検討してみてください。
VIO脱毛は恥ずかしくない?
VIO脱毛でスタッフにデリケートゾーンを見られるのが恥ずかしいと思う方は少なくありません。ただ、施術時にVIO全体をまじまじと見られることはなく、タオルで隠しながら施術をするなどの恥ずかしさを軽減するための対応をしてもらえるため、そこまで不安になることはないでしょう。
施術を繰り返すうちに慣れたという声も多いので、アンダーヘアで悩んでいる方は思い切って脱毛を検討してみるのもおすすめです。
まとめ
アンダーヘアは、セルフ処理、サロン脱毛、医療脱毛の3つの方法で薄くできます。
セルフ処理は自分でできるため、恥ずかしい思いをせず、コストも抑えながらアンダーヘアを薄くすることが可能です。一方で脱毛は、高い抑毛や減毛効果が得られるため、薄くしたアンダーヘアを維持しやすいでしょう。
それぞれのメリットデメリットを紹介してきましたが、もし迷っているならサロン脱毛がおすすめです。かかる費用を抑えつつ、痛みの少ない施術ができます。ぜひ記事を参考に、きれいに整ったアンダーヘアを手に入れてみてはいかがでしょうか。