女性らしさを演出してくれる部位の1つが「うなじ」です。髪をアップにしたときなどに綺麗なうなじをキープできていると、色気のある首筋になるでしょう。そんな、「うなじを綺麗にキープしたい」方に人気なのが、うなじ脱毛です。
今回の記事では、うなじ脱毛とは何か、どんな形が良いのか、施術の流れや注意点などをまとめて解説していきます。うなじ脱毛に興味がある方は、ぜひ記事を参考に脱毛を検討してみてください。
うなじ脱毛とは
うなじ脱毛はその名の通り、首の後ろのうなじ部分の脱毛をすることです。うなじ部分は自分で電気シェーバーなどを使って剃毛することも可能ですが、自分では見えにくい部位なので、剃り残しなく綺麗に処理するのは難しいでしょう。
そこでおすすめなのが、プロの脱毛サロンに行ってうなじ脱毛の施術を受けることです。プロの脱毛サロンであれば、あなたのうなじを理想のデザインに仕上げてくれるため、ムダ毛のない綺麗なうなじがキープできます。
襟足脱毛との範囲の違い
うなじと混同されやすい部位として「襟足」があります。襟足は首の後ろの髪の生え際の部分で、うなじよりも比較的濃い毛が生えている部位です。うなじは首の後ろから首の付け根の部分で、比較的薄い毛が生えているため、細かい部位や毛の量に違いがあります。
襟足は髪の生え際の部分なので髪の毛との境目が分かりにくいですが、うなじには髪の毛は含まれないのが一般的です。脱毛では髪の毛の部分は照射できないため、襟足部分の脱毛はできません。自分の脱毛したい部位が襟足なのかうなじなのか、事前に確認しておきましょう。
うなじ脱毛の形
うなじ脱毛を施術する際には、仕上がりのイメージがいくつかあります。うなじの形によって印象は大きく変わるため、事前にどのデザインが良いのかを考えておきましょう。うなじの形には、大きく分けて以下の4つがあります。
- MW型
- W型
- U型
- 直線型
それぞれのデザインの仕上がりイメージを、より具体的に解説していきます。
MW型
まずは、髪の毛の生え際の部分をWに整え、その内側にMの形を入れ込んで仕上げた、MW型のデザインです。少し特徴的なデザインですが、舞妓さんなどに多い美しい形となっています。
人間の通常の髪の毛の生え際は、W型になっていますが、この内側にさらにMを入れて「ギザギザなデザイン」にすることで、首を細く見せる効果があります。
自分の首が太いことがコンプレックスという人は、このMW型のうなじ脱毛にチャレンジしてみると良いでしょう。また、MW型に仕上げる人は少数派なので、自分のうなじに個性を持たせたい人にもおすすめです。
W型
W型は元々の髪の毛の生え際と同じラインなので、1番自然な雰囲気で仕上がるデザインです。元々生えているムダ毛を綺麗に整えてもらうだけなので、施術の期間もそこまで長くはかかりません。
また、見え方が自然なので、女性らしい美しさをアピールしやすいデザインでもあるでしょう。特に、髪をよくアップされる方にはおすすめのデザインとなっています。
U型
U型もW型のデザインと同じく、スタンダードなうなじの形です。U型とは字の通り、髪の生え際をUの字に揃えるデザインとなっています。
U型のうなじにすると、女性らしく見えるだけでなく、「若い女性のうなじ」に見える効果もあるのです。そのため、できるだけ若く見える効果を手に入れたい方は、U型のうなじのデザインにチャレンジしてみましょう。
直線型
最後のデザインが、「直線型」のうなじのデザインです。こちらは、U型と少し似ていますが、髪の毛の生え際の部分をより直線的に仕上げたデザインとなっています。
U型は女性らしく仕上がりますが、直線型にした場合は中性的な雰囲気に仕上がりやすいです。中性的なファッションや髪型が好きな方は、直線型のうなじにチャレンジをしてみましょう。ベリーショートなどのヘアスタイルがお好きな女性にも、ぴったり当てはまるうなじのデザインとなっています。
うなじ脱毛のメリット
うなじ脱毛をするには、いくつかのメリットがあります。ここでは、主なメリットを3つほど紹介していくので、うなじ脱毛を考えている方はぜひチェックしてみてください。
- うなじの形を綺麗に整えられる
- 肌トラブルのリスクを軽減できる
- 首がスッキリして見える
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
うなじの形を綺麗に整えられる
うなじは自分の目では見ることができず、ムダ毛を処理する際には、鏡などを使用して自分で処理をする、家族やパートナーに協力してもらう、理容室に通うなどの方法を選ばなければいけません。
しかし、自分で処理をすると剃り残しや怪我のリスクが高まりますし、周囲の人にお願いをしたり理容室に通ったりするのは定期的に行うのが面倒です。
しかし、うなじ脱毛をすればうなじの形を常にキープできます。家庭用脱毛器などで自分で処理をすると照射漏れなどが起こりますし、自分で処理をした形が綺麗になっていない可能性もあるでしょう。しかし、サロン脱毛ならプロがしっかりと照射部位を確認しながら行ってくれるため、照射漏れもなく綺麗な形に整えてくれるのです。
肌トラブルのリスクを軽減できる
うなじ脱毛をサロンで行ってもらえれば、肌トラブルのリスクも軽減できます。うなじの脱毛は、カミソリなどで処理をしようとして肌を傷つけてしまう人も多く、自己処理をするのは難しいです。
家庭用脱毛器を使用した脱毛でも、同じ場所に照射してしまって火傷した、照射漏れがところどころにあって汚く見えてしまっていた、なんてことも少なくありません。
しかし、サロン脱毛はプロが行ってくれるので火傷などのリスクが少なく、アフターケアも丁寧でうなじの肌を綺麗に保ちやすいというメリットがあります。自分でセルフケアをするよりも費用は高額になりますが、プロに施術してもらったほうが、断然綺麗になるのでおすすめです。
首がスッキリして見える
うなじ脱毛をきちんとすると、首がスッキリして見えるというメリットがあります。うなじに生えているのは産毛なので、「パッと見ではあまり分からないのではないか」と思われがちですが、日本人の毛は黒いため、産毛が生えているだけでも肌全体が暗く見えてしまいます。
脱毛をして産毛まで綺麗になくなれば、首筋の肌のトーンが上がり、スッキリと綺麗に見えるようになります。特に、夏場に浴衣や水着を着る方は、うなじを綺麗にしておくだけでも印象が大きく変わるでしょう。
うなじ脱毛にかかる回数・費用
うなじ脱毛をプロに施術してもらうには、どれくらいの回数や費用がかかるのでしょうか。ここでは、うなじ脱毛の基本的な情報を詳しく紹介します。
回数・期間
うなじ脱毛を行ってもらえるのは、脱毛サロンやクリニックです。脱毛サロンのほうが痛みが少なく費用も安いので気軽に通えますが、高い効果を求めるのであればクリニックのほうが良いでしょう。ここでは、それぞれの効果の違いを見るために、脱毛が完了するまでの回数や期間を表にまとめました。
回数 | 期間 | |
脱毛サロン | 8〜15回程度 | 約1年から2年 |
クリニック | 5〜8回程度 | 約1年から1年半 |
脱毛サロンはクリニックと比べると回数が多めですが、短期間で通えるサロンも多いため、脱毛完了までの期間に大きく差があり、早ければクリニックと同じくらいのタイミングで脱毛が完了します。
一方でクリニックは、効果が高い分通う回数は少ないですが、毛周期に合わせて通う必要があるので、期間は長めです。毛周期に合わせて通わなければいけないサロンもあるので、細かい部分はサロンのカウンセリングで相談してみると良いでしょう。
今までうなじ脱毛を行ったことがない人は、まずは安い料金で利用できるサロンで脱毛を経験してみてはいかがでしょうか。痛みなどを判断するための基準ができますし、プロにアドバイスをもらって考えれば、より自分に合った選択肢を見つけられるでしょう。
費用相場
うなじ脱毛にかかる費用は、脱毛サロンとクリニックで多少の差があります。ここでは、うなじ脱毛にはどのくらいの費用がかかるのか、費用はどのくらい違うのかを詳しく見ていきましょう。
- 脱毛サロン:2〜3万円
- クリニック:5万円程度
費用面でも脱毛サロンとクリニックは、若干異なります。脱毛サロンでは、基本的に3万円くらいの低価格で施術できるのに対し、クリニックでは5万円程度費用が必要です。
費用は脱毛サロンによって異なるため、事前にしっかりとチェックしておくと良いでしょう。特に、脱毛サロンでは「特定の部位を安く脱毛できるキャンペーン」などを提示しているところもあります。
少しでも費用を抑えたいという方は、こういったキャンペーンなども活用してみてください。 キャンセル料などが別で計算されていることもあるので、実際にお店やクリニックに行ってカウンセリングしてもらいながら決めると良いでしょう。
うなじ脱毛の施術の流れ
うなじ脱毛の施術はどんな流れで行われるのか、全体の流れを見ていきましょう。
- カウンセリングで形を相談する
- 事前に自己処理をする
- 施術をしてもらう
- 施術後はアフターケア
それぞれの工程をさらに詳しく解説していきます。
カウンセリングで形を相談する
まずは、サロンやクリニックで、プロのカウンセラーに仕上がりの形を相談しましょう。人によって、髪質や皮膚の敏感さなどは異なります。事前にプロにカウンセリングをしてもらうことで、髪質や体質などの個人差にも柔軟に対処してもらえるでしょう。
また、仕上げるうなじの形で見え方の印象も大きく異なります。事前のカウンセリングでは仕上がりの形も決めることになるので、あなたがどんなスタイルを目指しているのかを、はっきりさせておきましょう。
事前に自己処理をする
サロンやクリニックで脱毛をしてもらう際は、自分で事前にムダ毛の処理をしていくのが一般的です。
しかし、うなじは自分の目では見えない部分にあるので、事前に処理をするのは難しいでしょう。もし、顔用などの簡易的なシェーバーで剃れるのであれば 剃っても構いませんが、皮膚を傷つけてしまう可能性も高いので、自己処理は慎重に行ってください。
うなじは無料でシェービング対応をしてくれるサロンも少なくありません。自分で処理をするのが不安な方は、ある程度剃った後はサロンのスタッフに任せるのも1つの手です。
また、形を綺麗に整えたいという方は、理容室にお願いするのも良いでしょう。理容室で整えた状態で脱毛の施術を行えば、綺麗な形になるはずです。
施術をしてもらう
事前準備まで整ったら、いよいよ施術開始です。脱毛サロンで施術をしてもらうのであれば、10分程度で施術が終わることがほとんどですが、その前の受付の時間やアフターケアの時間なども考えておくと、大体30分程度と考えておくと良いでしょう。スケジュールに組み込む際は、余裕を持って時間を空けておくと安心です。
施術後はアフターケア
施術をしてもらった後は、普段以上に肌のケアに力を入れるようにしましょう。具体的には、以下のような例が挙げられます。
- 保湿ローションや保湿クリームなどをうなじに塗って乾燥から肌を守る
- 日焼け止めや日傘などを活用し、日焼けしない対策をする
- 脱毛後に肌へのダメージが残っている場合は、冷たいタオルなどで冷やす
脱毛の施術を受けた肌は、かなり乾燥しやすくなっています。そのため、保湿ローションや保湿クリームを丁寧に塗るようにして、肌が乾燥しないように注意しましょう。
また、脱毛の施術を受けた後の肌は、いつもよりも肌のバリア機能が低下しており、日焼けをすると火傷の危険性が高まります。脱毛期間中は、日焼け止めを活用する、日傘をさすなどして紫外線から肌を守るようにしてください。
脱毛後に赤みやかゆみ、痛みなどを感じる人は、水で濡らしたタオルやタオルでくるんだ保冷剤などで患部を冷やすようにしてください。もしそれでも症状が改善しない場合は、照射をしてもらったサロンや皮膚科に相談してみましょう。
うなじ脱毛を行う際の注意点
うなじ脱毛を施術してもらう際には、いくつかの注意点もあります。ここでは、主な注意点を3つ紹介するので、チェックしておきましょう。
- 脱毛をしすぎると髪の毛との境目が不自然になる
- 背中脱毛と一緒にしないと境目が目立つ
- 日焼けをしないようにしっかりと対策をする
それぞれ詳しく解説していきます。
脱毛をしすぎると髪の毛との境目が不自然になる
うなじは脱毛をしすぎると、髪の毛との境目が不自然になってしまうというデメリットがあります。
うなじ脱毛を行う際は、髪の毛との境目からだんだん薄くなっていくように脱毛を行うのがおすすめです。毎回同じ範囲を脱毛するのではなく、回数を重ねていくごとにだんだんと髪の毛との境目との距離を縮めるように照射すると、自然な形になって不自然さがなくなります。
自然なデザインにしたい人は、カウンセリングでスタッフに相談してみてください。
背中脱毛と一緒にしないと境目が目立つ
うなじ脱毛は背中の脱毛と一緒に行わないと、うなじと背中のムダ毛の境目が目立ってしまいます。服を着ていればあまり目立ちませんが、水着を着たり温泉に行ったりした際に、ムダ毛の境目がくっきり残っている可能性があるのです。
また、後から背中脱毛を行った際に、境目が中途半端に残ってしまう場合もあります。そのため、可能であればうなじ脱毛と背中脱毛は同じタイミングで行うのがおすすめです。同じタイミングで行えば、境目がなくなり、綺麗なうなじや背中が手に入るでしょう。
日焼けをしないようにしっかりと対策をする
うなじ脱毛をする際は、必ず日焼け防止対策をとりましょう。前述した通り、うなじの脱毛を行うと、うなじ周辺のバリア機能が低下してしまいます。そのため、紫外線の影響を肌がもろに受けてしまうのです。
さらに、肌の日焼けが酷いと脱毛の施術が断られる可能性があります。うなじは日焼け対策を忘れやすい部位でもあるので、こまめに日焼け止めクリームを塗る、日傘をさすなどの日焼け対策を忘れないようにしてください。
まとめ
今回は、うなじ脱毛について詳しく解説しました。うなじは目に見えない部位なので自分で処理をするのが難しく、形を整えるのも大変です。綺麗なうなじをキープするためには、サロンの光脱毛などを活用しながら、プロに施術を行ってもらいましょう。
プロにお願いできれば、剃り残しや肌トラブルのリスクが軽減できますし、自分で処理をしてうなじの形が歪になってしまう心配もありません。
首がスッキリして見える効果などもあるので、綺麗なうなじをキープしたいという方は、ぜひサロン脱毛を検討してみてください。