家庭用脱毛器の種類は?5種類の特徴を比較しながらまとめて紹介

家庭脱毛器は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックに通っているのと同じ効果が得られるとされていて、サロンやクリニックに行くのは面倒と思ってしまう人からも人気が高いケア方法です。

そんな家庭用脱毛器にはたくさん種類が増えてきており、どんな種類があるのか分からない、どの家庭用脱毛器が良いのか知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

そういった方のために、この記事では、家庭脱毛器の種類や選ぶときのポイントをまとめて紹介していきます。家庭脱毛器の使い方や使用する際の注意点もまとめているので、家庭用脱毛器について詳しく知りたいといった方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

家庭用脱毛器にはどんな種類がある?

「家庭用脱毛器って一体どんな種類があるの?」「それぞれどういった特徴があるの?」といった疑問を抱えている方も多いと思います。

家庭用脱毛器にはたくさん種類があるので、ここでは、どんな種類があるのかを詳しく紹介していきます。家庭用脱毛器を選ぶ前に、それぞれの種類と仕組みについて知っておきましょう。家庭用脱毛器には、主に下記の5つの種類があります。

  • フラッシュ式
  • レーザー式
  • ローラー式
  • サーミコン式(熱線式)
  • 高周波式(超音波式)

それぞれの特徴もまとめているので、自分にあった家庭用脱毛器を選ぶ際に参考にしてみてください。

フラッシュ式

家庭用脱毛器として一番多く採用されているのが、「フラッシュ式」の脱毛器です。サロンなどで使用されている光脱毛と同じ仕組みで、パワーは少し弱まりますが、時間をかけて行うことで同じ効果を得られます。

フラッシュ式の脱毛器は、一般的に「IPL」という光を使用しており、毛のメラニン色素にダメージを与えて脱毛をする方式です。濃く太い毛を得意としていますが、薄い産毛などの細い毛は反応しにくいといった特徴があります。

一度に照射できる範囲が広くスピーディーに脱毛できるため、広い範囲を脱毛したい人におすすめです。また、痛みが少ないので、痛みに弱い人も挑戦しやすいでしょう。

レーザー式

医療脱毛にも多く用いられるレーザーを使用している脱毛器を「レーザー式」といい、フラッシュ式と同様に毛のメラニン色素にダメージを与えて脱毛をする方式となっています。

家庭用で使われるレーザー式の脱毛器は、医療機関で使われるレーザーに比べて出力が抑えられており、効果を得られるまでは少し時間がかかりますが、フラッシュ式の家庭用脱毛器よりも高い効果を得たいという人におすすめです。

しかし、効果が高い一方で、フラッシュ式よりも痛みが出やすいので、痛みに弱い人は注意してください。

1度に照射できる範囲が狭いので、細かいところを脱毛するのを得意としています。部分的にお手入れしたい方はレーザー式を選ぶと良いでしょう。

ローラー式

ローラー式の脱毛器は、脱毛器の頭の部分に毛を挟み込み抜き取るローラーが付いており、肌に頭の部分をあてて滑らせていきながら生えている毛を抜く仕組みです。時間がかかる面倒な毛抜きの作業を効率良く行える脱毛器になっています。

フラッシュ式やレーザー式のようにメラニン色素に反応してダメージを与える脱毛方法ではないので、一時的に脱毛したい、緊急でムダ毛処理がしたい方におすすめです。

ローラー式の脱毛器は、フラッシュ式やレーザー式に比べて安価という特徴もあります。

サーミコン式(熱線式)

サーミコン脱毛器(熱線式)は、脱毛器のヘッドに熱線が内蔵されており、ムダ毛を焼き切るタイプの脱毛器です。光で脱毛する脱毛器に比べて、サーミコン式の脱毛器は小型で持ち運びがしやすいという特徴もあります。

脱毛器から発した熱線が毛に接触することで、毛をカットします。毛を剃った後のチクチクかんが少なくなるのも特徴的で、VIOなどの毛が太い部位に使用したいという人におすすめです。

熱で毛を処理しますが、直接皮膚に熱線が触れないようになっているので、熱さや痛みはほとんどありません。痛みに弱い方にも安心です。

高周波式(超音波式)

高周波式(超音波式)の脱毛器は、周波数の高い電流や振動を流して脱毛する脱毛器を指します。高周波脱毛器は毛をつまんでピンポイントで高周波電流を流し、毛根細胞にアプローチして脱毛する仕組みで、ムダ毛が生えにくくなるのが特徴的です。

家庭用脱毛器なら高周波式はコンパクトなものが多いので、収納にも困らずコードレスで使えるものもあり、扱いやすい脱毛器です。

家庭用脱毛器を選ぶときのポイント

家庭用脱毛器を買いたいけれど、「種類が多くてどれが良いのか分からない」「どんな点に気を付けて選べば良いのかを知っておきたい」といった方も多いのではないでしょうか。そういった方のために、ここでは家庭用脱毛器を選ぶときのポイントを紹介していきます。

  • 使用部位
  • 照射回数
  • カートリッジ
  • 照射面積
  • 照射レベル
  • オプション

家庭用脱毛器は決して安くない買い物なので、後悔しないように事前に選ぶときのポイントを抑えておきましょう。

使用部位

家庭用脱毛器は、種類によって使用できる部位が制限されている場合があります。購入をする際は、使用部位を確認しておくようにしてください。特に、IラインやOライン、顔には使用できないとされている脱毛器が多く、VIOや顔の脱毛をしたいと考えている方は注意が必要です。

家庭用脱毛器はサロンやクリニックに比べ出力は抑えられていますが、刺激に弱いデリケートゾーンや顔は肌トラブルが起こりやすく、安全性を考慮してVIO全体や顔の脱毛に使用禁止としているのです。

デリケートゾーンや顔のムダ毛を家庭脱毛器を使ってケアしたいといった方は、使用しても大丈夫なのかどうかを事前にチェックしておきましょう。使用禁止とされている場合は、無理に使用すると肌トラブルを起こしてしまう可能性があるので、使わないようにしてください。

照射回数

家庭用脱毛器は、それぞれ照射できる回数が決まっています。ほとんどの脱毛器では10〜30万回以上の照射が可能で、1ショットあたりの平均が0.5円といわれています。脱毛器は何度も繰り返して使用することで脱毛効果を得る仕組みとなっているため、少しでもコスパの良いものを選ぶと良いでしょう。

カートリッジ

家庭用脱毛器には「カートリッジ交換式」と「本体交換式」の2種類があります。

「カートリッジ交換式」は、カートリッジの最大照射回数を打ち終わってもカートリッジを交換すればまた使えますが、「本体交換式」は、照射回数を使い切った後は本体ごと交換しなければいけません。

家庭用脱毛器はサロンやクリニックの脱毛に比べて脱毛効果を実感するまでに時間がかかるため、長く使えるものを選んだほうがお得です。脱毛範囲が広い足や腕の脱毛をしたい場合は照射回数が増えますから、広い範囲の脱毛がしたい場合はカートリッジを交換できるタイプの家庭用脱毛器を選ぶと良いでしょう。

照射面積

家庭用脱毛器によって、照射口が大きいものから小さいものまであるので、照射口の大きさもチェックしておくようにしましょう。

脱毛器の照射面積が小さいと照射漏れが起きやすくなります。全体に照射をしようと思ってもムラができてしまって綺麗に脱毛をするのが難しいのです。また、広い範囲の脱毛をしたい場合には、照射をするのに時間がかかってしまいます。

照射口が大きい脱毛器を使えばお手入れ時間が短くなって負担が少なくて済むので、照射面積がなるべく広く大きい家庭用脱毛器を選ぶのがおすすめです。照射面積が狭いと、その分照射回数も増えてしまうため、コスパが悪くなってしまうという点にも注意しましょう。

照射レベル

照射レベルが一定ではなく、自分である程度のレベルを調整できる家庭用脱毛器を選ぶことも重要です。脱毛に慣れないうちは痛みを強く感じることもあるので、照射レベルの強さを調整できる機能があると初めて家庭用脱毛器を使う人も安心して使えます。

初めて使うときは低いレベルからスタートして、慣れてきたら徐々にレベルを上げるのがおすすめです。

デリケートゾーンや皮膚が薄く柔らかい部位は痛みを感じやすいので、弱めのレベル設定ができる脱毛器のほうが無理なく使えます。痛みが強い状態のまま使うのは、肌に負担をかけてしまう可能性があるので、照射レベルが調節できるかをチェックしておきましょう。

オプション

家庭用脱毛器を選ぶ際は、冷却機能などのオプションが搭載されているのかも確認しておきましょう。

フラッシュ式もレーザー式も熱で毛根を刺激して脱毛するので、少なからず肌に刺激が加わります。照射時の熱などが原因で肌トラブルが起きる可能性もあるのです。

脱毛サロンでは、肌のトラブルを防ぐためにクーリングを行っている場合があります。冷たいジェルを施術前後に塗る、冷却しながら施術できる脱毛器を使用するなどの工夫を行って、熱による肌の刺激を軽減しているのです。

家庭用光美容器にも冷却機能付きのものがあります。冷却機能がない場合は、保冷剤などで冷やしながら施術を行うなど、自分でケアしなければいけません。冷却機能付きのものを選べば、そういった手間を省けて肌の負担も軽減できるので、どんなオプションが付いているのか、購入前に確認しておきましょう。

家庭用脱毛器の使い方

自宅で手軽に使えて便利な家庭用脱毛器ですが、初めて使う人は「火傷をしてしまわないか」「痛みがないか」などの心配を抱えている方も多いですよね。ここでは家庭脱毛器の正しい使い方を紹介していきます。

  • まずは電気シェーバーで自己処理をする
  • 弱い出力から照射していく
  • 照射部位をクーリング・保湿する

間違った使い方をすると肌に負担がかかったり肌トラブルが起きたりする原因になるので、注意しましょう。

まずは電気シェーバーで自己処理する

まずは家庭用脱毛器を使用する前に、お手入れする箇所のムダ毛を電気シェーバーで自己処理しましょう。カミソリだと肌を傷付けてしまう可能性があるので、電気シェーバーで丁寧にムダ毛を剃るのが大切です。

また、照射をする直前に剃ると肌に負担がかかってしまう可能性が高いため、なるべく前日にシェービングするようにしましょう。ほんの少しだけムダ毛が出ている状態で脱毛器をあてると脱毛効果が高まるのでおすすめです。

弱い出力から照射していく

最初は照射レベルを一番弱いレベルに設定してから照射を行うようにしてください。いきなりレベルの高い出力であてると、肌に負担がかかって、肌トラブルや火傷の原因になります。

肌に赤みやかゆみ、腫れなどが生じていないか確認をし、異常がなければ1段階ずつ照射レベルを上げて照射をしていきましょう。

照射部位をクーリング・保湿する

家庭脱毛器で脱毛したら、クーリングや保湿を徹底しましょう。先ほども解説した通り、脱毛は熱によってムダ毛を無くしていく方法なので、肌に熱が溜まりやすいです。冷却機能が付いている家庭用脱毛器を使用していたとしても、肌への負担を減らすためにはクーリングを行ったほうが良いでしょう。

また、光やレーザーを照射して脱毛すると肌に熱がこもって水分を奪うため、肌は乾燥しやすくなります。

デリケートになった肌をそのまま何もしないままの状態でいると、肌に負担をかけてしまうので、クリームやローションでしっかり保湿することが大切です。普段以上に保湿を心掛けるようにしてください。

家庭脱毛器を使用する際の注意点

家庭用脱毛器は簡単に脱毛ができてとても便利ですが、使用の際はいくつか注意すべきことがあります。ここでは、家庭脱毛器を使用する際の注意点について紹介していきます。

  • 使用方法に注意しないと肌トラブルが起こる可能性も
  • 一部の部位には使用できない
  • 手の届かない部位の照射は難しい

どのような注意点を守って使用すれば安全に活用していけるのか、しっかりチェックしていきましょう。

使用方法に注意しないと肌トラブルが起こる可能性も

家庭用脱毛器は自宅で簡単にムダ毛ケアができるのが魅力ですが、正しい使い方をしないと、脱毛効果を実感できなかったり肌トラブルを起こしてしまったりします。

照射頻度が高いと肌に負担をかけてしまう可能性が高いです。最低でも2週間は間隔をあけて照射するようにしましょう。早く効果を得たいからといって毎日のように使用すると、肌トラブルを起こるリスクが高くなるので避けるようにしてください。

一部の部位には使用できない

先ほども解説した通り、家庭用脱毛器では顔やVIOに使用できないものが多いです。もし使用したいのであれば、顔やVIOへの使用が可能とされている家庭用脱毛器を選ぶようにしてください。

もし、その部位に対応していない脱毛器を使用してしまうと、火傷を起こすなどの思わぬ肌トラブルが生じる危険性も高くなります。専用部位に対応していない家庭用脱毛器を使用するのは避けるようにしましょう。

手の届かない部位の照射は難しい

家庭脱毛器は、サロンやクリニックとは違って、自分で照射をしなければいけません。そのため、背中などの手の届きにくい部位は照射が難しくなります。無理に自分で照射しようとすると火傷や肌トラブルにつながるので、無理な照射は避けるようにしましょう。どうしても照射したい場合は、家族やパートナーなどに協力してもらってください。

全身の脱毛をしたいならサロン脱毛がおすすめ

家庭脱毛器は自宅で簡単に脱毛ができますが、思うように効果が感じられなかったり手が届かない場所の脱毛ができずムラができてしまったりします。そのため、効果を早く実感したい、全身を綺麗に脱毛したいと思っている方は、サロンで脱毛するのがおすすめです。

サロン脱毛は、家庭用脱毛器と同様に、光を照射する際の熱によって毛のメラニン色素にダメージを与えて脱毛をします。しかし、家庭用脱毛器よりも照射のパワーが強いので、効果を実感しやすいのです。

また、プロが施術を行ってくれるため、照射漏れなどのリスクを軽減できます。背中やうなじ、二の腕などの目に見えにくい部位の照射も綺麗に行ってくれるでしょう。さらに、顔やVIOの照射も可能となっており、文字通り全身を綺麗に脱毛できるのです。

まとめ

この記事では、家庭脱毛器の種類や使用する際のポイントや注意点を紹介してきました。家庭用脱毛器は、自宅で簡単に自分のペースでムダ毛のお手入れができてとても便利です。

種類がたくさんあるので、脱毛器の種類ごとに採用している照射方式や照射レベル、照射可能回数などを確認して、使いやすいものを選ぶようにしましょう。

また、家庭用脱毛器を使用する際は、取扱説明書の内容を守って、保湿やクーリングも徹底しながら行うようにしてください。

全身を脱毛したい、ムラなく綺麗に脱毛したいと思っている方は、サロン脱毛の利用がおすすめです。

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