太もものムダ毛に悩み、脱毛を始めようと思っても「脱毛の種類もコースもいっぱいあってどれを選べば良いのか分からない」「脱毛は高そうなイメージがあるけど、費用はいくらくらいするの?」といった不安や疑問によって、二の足を踏んでしまうケースは少なくありません。
そこで今回の記事では、太もも脱毛に興味があって実際に施術を受けるかどうか悩んでいる人の参考になるよう、太もも脱毛とは何かという基本的な点から、施術することによるメリットデメリットなどをまとめて解説します。
この記事を読めば、太もも脱毛に必要な回数や期間、費用相場、施術当日の流れなど、太もも脱毛に関することが全て分かります。太もも脱毛の効果を高める方法まで網羅的にまとめているので、脱毛してツルツルの綺麗な太ももを手に入れたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
太もも脱毛とは
太もも脱毛は文字通り、太ももを脱毛することです。太もも脱毛の「太もも」の範囲は、足の付け根部分からひざの上としているサロン・クリニックがほとんどです。しかし、中には、太ももの前と後ろで分かれているところもあるので、注意してください。
太もものみを脱毛することも可能ですが、ひざ下からの足と毛量の差が気になってしまい、結局後から太もも以外の足全体も脱毛するという人も多くいます。
脱毛は1回で終わるわけではなく、ある程度期間がかかるものです。何度も施術に通う手間をかけないために、太もも脱毛を考えている人は最初から「太もも(ひざ上)・ひざ・ひざ下」の足全体の脱毛を検討すると良いでしょう。
太もも脱毛をするメリット
太もものムダ毛をなくすことでどのようなメリットがあるのでしょうか。まずは、太もも脱毛をすることによって得られるメリットを3つ解説していきます。
- ファッションを気軽に楽しめる
- 自己処理の手間がなくなる
- 自己処理による肌へのダメージがなくなる
それぞれ見ていきましょう。
ファッションを気軽に楽しめる
太ももは普段そんなに露出する部位ではありませんし、特に裏側は自分ではなかなか見る機会もないため、油断するとつい処理が甘くなってしまいがちですよね。また、カミソリを使って自己処理をしたら、肌がブツブツになっていたり、刃を引っかけて肌に傷がついたりしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
太もも脱毛をすると、前・横・後ろのどこから見ても美しい太ももになれるので、剃り残しなどを気にせず、自信を持って水着やショートパンツなど足を出したファッションを楽しめるようになります。
自己処理の手間がなくなる
範囲の広い太ももは、こまめな自己処理をするのは面倒ですよね。カミソリ、毛抜き、脱毛ワックス、除毛クリームなど、どの方法でもそれなりに時間と手間がかかります。さらに、裏側は自分から見えにくいため、鏡で確認をしないと剃り残しのリスクが高いです。時間をかけて処理をしたのにまだムダ毛が残っていたということにもなりかねません。
しかし、太もも脱毛をすれば、そんな自己処理の煩わしさから解放されます。
自己処理による肌へのダメージがなくなる
太もも脱毛すると、自己処理による肌へのダメージがなくなるのもメリットとして挙げられます。
肌に直接刃を当てるカミソリも、毛を引き抜くときに肌を引っ張る毛抜きや脱毛ワックスも、毛を溶かす除毛クリームも、どれも肌への負担がかかりやすいムダ毛の自己処理方法です。
肌へ負担がかかり肌が傷つくと、肌の潤いを保ったり埃やウイルスの侵入を防いだりする「肌のバリア機能」が低下します。肌のバリア機能が低下すれば、埋没毛や黒ずみ、肌荒れなどの肌トラブルを生じる恐れもあるのです。
しかし太もも脱毛をすれば、自己処理が不要となり、肌へのダメージがなくなります。肌トラブルのリスクを減らして太ももが綺麗になるのは魅力的ですね。
太もも脱毛をするデメリット
太もも脱毛にはメリットばかりではありません。ここでは、太もも脱毛をするとどのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
- 脱毛完了までに時間がかかる
- 施術後に肌トラブルのリスクがある
順番に解説していきます。
脱毛完了までに時間がかかる
太ももは、腕や脇、指などの部位よりも範囲が広く、産毛が多いです。産毛は脱毛機に反応しにくいという特徴があるため、他の部位と比べると脱毛が完了までに時間を要します。脱毛を始めたからといってすぐにツルツルの肌になれるというわけではないこと、他の部位より脱毛完了までが長くなることを覚えておきましょう。
施術後に肌トラブルのリスクがある
直接刃を当てたり、毛ごと肌を引っ張ったりしないため、肌への負担が自己処理より少ないです。しかし、太もも脱毛も施術後の肌トラブルのリスクはあります。
脱毛機の光を照射して毛根を直接破壊するため、施術後の肌は熱を持ちデリケートな状態になります。肌がとても敏感になっているため、人によってはかゆみ・炎症などの肌トラブルを生じることもあるのです。
脱毛サロン・クリニックでは施術後のアフターケアが充実しているため、肌トラブルを起こす可能性は高くはないですが、施術当日はお湯に浸かったり刺激を与えたりせず、保湿を心掛けるようにしましょう。
太もも脱毛の種類
太もも脱毛のメリットデメリットについて解説したところで、太もも脱毛の種類について見ていきましょう。ここでは、太もも脱毛の種類とそれぞれの特徴を分かりやすく紹介します。
自己処理
太ももを脱毛する方法としてもっとも一般的なのが自己処理ですが、自己処理でできるのは、正確には脱毛ではなく「除毛」です。
太ももの自己処理としては、カミソリ・電気シェーバーによる「剃る」、毛抜き・脱毛テープ・脱毛ワックスによる「抜く」、除毛クリーム・除毛スプレーによる「溶かす」といった方法があります。
どの方法もドラッグストアや薬局、通販など市販で購入できるアイテムのため、安価で手軽に試せるのが特徴です。
しかし、刃を肌に引っかけてしまったり、毛を抜くときに肌を引っ張って赤くなったり、商品に含まれている毛を溶かす薬剤に肌が負けたりといった、肌を傷つけやすいというデメリットもあります。
自己処理はリーズナブルですが、肌への負担がかかる太ももの脱毛(除毛)方法です。唯一自己処理で脱毛効果が期待できるのが家庭用脱毛器ですが、家庭用脱毛器にも、目の届きにくい太ももの裏側の照射漏れが目立ちやすいというデメリットがあります。
サロン脱毛
サロン脱毛では「光脱毛(フラッシュ脱毛)」を取り入れていられています。サロンで受けられる光脱毛は、毛の黒い色素「メラニン色素」に反応する光を照射することで毛根に直接働きかけ、抑毛・減毛する方法です。
サロン脱毛は痛みも肌への負担も自己処理より少なく、次で紹介する医療脱毛よりも安い費用で肌を綺麗にできる点が魅力といえるでしょう。
医療脱毛
医療脱毛の最大の特徴は、医療機関の医師や看護師が施術を行うため、サロン脱毛で使う脱毛機よりも強い出力でレーザーを照射できることにあります。
出力の強いレーザーを使うため、サロン脱毛よりも「痛みが強い」「施術料金が高い」というデメリットもありますが、医師が施術するため肌トラブルが生じた場合でもその場ですぐに治療が可能という点がメリットです。
太もも脱毛にかかる回数や期間は?
サロン・クリニックで初めて太もも脱毛を始めようという人は、「何回くらい通えば良いのか」と気になるでしょう。ここでは、太もも脱毛について、効果を実感するまでの回数や期間、脱毛が完了するまでの回数や期間について解説します。
効果が出るまでの回数・期間
太もも脱毛をして毛が薄くなってきたと多くの人が効果を実感するのは、サロン脱毛では5〜6回、医療脱毛では2〜3回程度です。ただし、効果には毛量・毛質などによる個人差があるため、あくまでコースを決めるときの目安として考えましょう。
また、一般的に男性が太もも脱毛を受けた場合は、毛量が多く毛質も硬いため、女性よりも脱毛効果を実感しやすいといわれています。これは、サロン・クリニックで使用している脱毛機が、毛の黒い色素「メラニン色素」に反応して脱毛する仕組みになっているからです。
毛の量が多い=メラニン色素も多いため、男性や人より毛が濃い人の方が効果を実感しやすいのです。
脱毛は毛の生え変わる周期に合わせて行います。そのため、施術の間隔は一般的に約2〜3ヶ月空けるところが多いです。2ヶ月に1回の頻度で通った場合、サロンは約10ヶ月〜1年程度、クリニックは半年程度、脱毛効果を実感するまでにかかるということになります。
脱毛完了するまでの回数・期間
太もも脱毛をして、肌がツルツルになり自己処理が不要になったという状態になるには、サロン脱毛では約12〜18回、医療脱毛では約8〜10回の施術が必要です。2ヶ月に1回通うとすると、サロン脱毛で約2年〜2年半、医療脱毛では約1年半以上かかることになります。
太ももの毛は産毛が多く範囲も広いため、腕や脇など小さいパーツの脱毛よりも完了までに時間がかかる傾向があります。また、毛量・毛質によって個人差が出るため、平均回数よりもさらに時間がかかるという人もいるでしょう。
男性が太もも脱毛をする場合、ツルツルの状態ではなく「適度な量を残したい」「毛量を減らしたいだけ」という人も多いです。その場合は脱毛完了まで通わなくても、毛量が減ったと実感できれば良いだけなので、平均よりも脱毛回数が少なくて済むでしょう。
太もも脱毛の料金相場
結論からいうと、太もも脱毛の料金はサロン脱毛だと1回約10,000円、医療脱毛だと1回約25,000〜30,000円はかかると考えておきましょう。サロン・クリニックによっては、太もも(ひざ上)単体で施術できるところもありますが、太ももが足全体のコースに含まれているところもあり、設定料金はさまざまです。
太もも脱毛は1回で効果を実感することはほとんどありません。サロン・クリニックどちらの脱毛を受けるにしても、5回コースや8回コースなど、1回の施術を繰り返すよりもお得に料金設定されている複数回コースを選ぶと良いでしょう。
太もも脱毛の施術の流れ
ここからは、太もも脱毛の施術前日と当日の流れを解説します。疑問に思っていることが解消されれば、初めての脱毛で不安な気持ちが少しでも軽くなり、リラックスした状態で施術に臨めるでしょう。
前日までにする準備
初めて脱毛する人の中には、「当日はサロンに行くだけで良いの?」「普段している自己処理はすべき?施術してもらうなら放置しておくべき?」と疑問に思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、サロン・クリニックで太もも脱毛を受ける1〜2日前までには、事前準備として太ももの自己処理が必要になります。
施術前日までの自己処理には、肌への負担が少しでも少なくなるよう、普通のカミソリなどではなく、電気シェーバーを使うことを推奨しているサロン・クリニックが多いです。
では、なぜ事前の自己処理が必要なのでしょうか。それは、脱毛効果を低下させないためです。
サロンおよびクリニックで使用される脱毛機は、ほとんどが毛のメラニン色素に反応して脱毛する仕組みになっています。そのため、自己処理せずに毛が長いままだと、毛根から毛先にかけてレーザーの熱が分散されるため、破壊したい毛根に充分な熱エネルギーを当てることができなくなってしまうのです。
毛が短いほうが良いなら「施術当日に剃るほうが毛が伸びなくて良いのではないか」と思う人もいるでしょう。しかし、いくら負担が少ない電気シェーバーといっても、全く負担がないわけではありません。施術当日は光やレーザーの熱によって肌がとても敏感な状態になるので、肌トラブルを避けるためにも、必ず自己処理は前日までに済ませることがポイントです。
当日の流れ
前日までに太ももの自己処理を済ませたら、いよいよ施術当日です。ここでは、当日サロン・クリニックで太もも脱毛を受ける流れを確認しましょう。
当日の流れは以下の通りです。
①受付
予約日時にサロン・クリニックを訪れ、受付を済ませましょう。太もも脱毛は保険適用外のため、保険証は不要です。
受付が済んだら、簡単な問診や施術をしても良いかどうかの肌チェックが行われます。体調が悪いときに施術すると肌トラブルが起きやすいため、施術を受けたいからと無理はせず、正直にその日の体調を話しましょう。
②着替え
サロン・クリニックによっては施術用のガウンなどの用意がある場合もあります。服装について不安がある人は事前に施術着があるか確認しておくか、太ももがさっと露出できる着脱しやすいスカートを穿いて行くと間違いありません。
③太もも脱毛の施術
脱毛機の光やレーザーから目を守るために専用のゴーグルを着用し、いよいよ施術スタートです。太もも脱毛では太ももさえ露出すれば良いため、下着を脱ぐこともありませんし、メイクもして行っても問題ありません。施術時間は20〜30分程度が一般的で、足全体施術の場合は約1時間ほどかかるでしょう。
太もも前面を照射する際は仰向け、背面を照射する際はうつ伏せになります。
④アフターケアを受ける
施術後は肌を冷却したり、専用のジェル・クリームなどによる保湿をしたりといったアフターケアを受けます。サロン脱毛の場合は、サロン独自の美容効果のあるジェル・クリームなどを塗布してくれるところもあるため、脱毛と同時に美肌も期待できるでしょう。
太もも脱毛の効果を高める方法
せっかくお金と時間をかけて太もも脱毛するなら、なるべく高い効果を得たいですよね。ここでは、太もも脱毛の効果を高める方法を3つ紹介します。
- 普段から保湿をする
- 日焼け対策を忘れない
- 肌を冷やす
順番に解説していきます。
普段から保湿をする
太もも脱毛に乾燥は敵です。太もも脱毛の効果を高めたいなら、普段からの保湿を徹底しましょう。
太もも脱毛の施術後は、光やレーザーの熱で肌の水分が減少して乾燥し、デリケートな状態になっています。サロン・クリニックではアフターケアによる保湿が受けられますが、ジェル・クリームなどで自宅ケアも行いましょう。
乾燥したままにしておくと「肌のバリア機能」が低下して、かゆみ・炎症などの肌荒れの原因になりやすいためです。
また、肌がしっかり保湿されていると、皮膚が柔らかくなり毛が抜け落ちやすくなります。草むしりをする際に、カラカラに乾燥した土から雑草を抜くより、少し湿った土から雑草を抜く方が綺麗に根っこから抜きやすいですよね。それと同じことが肌でも起こります。
脱毛の効果を高めるには、普段からの保湿が重要です。
日焼け対策を忘れない
肌は紫外線を受けると、皮膚を守るために大量のメラニンを分泌します。 そうして分泌されたメラニンが作用すると、肌は黒くなり所謂「日焼け」状態になるのです。
サロン・クリニックで使われている脱毛機は、毛の黒い色素「メラニン色素」に反応する仕組みを持っています。そのため、日焼けしていると、肌にある大量のメラニンにも反応して、光やレーザーの熱が分散されて脱毛効果が低下してしまいます。
また、日焼けをした肌にレーザーを照射すると、肌全体のメラニンに反応して火傷する恐れもあるのです。そうしたリスクを避けるため、日焼けしていると施術を断る、または日焼けしていない場所だけ施術するというサロン・クリニックもあります。
脱毛効果を高めるためにも、施術を断られないためにも、脱毛期間中は日焼け止め・日傘などによる日焼け対策を忘れないようにしましょう。
肌を冷やす
毛根に溜まった光やレーザーの熱を放出して回復させてしまうため、肌の冷やし過ぎは良くありませんが、施術後に肌が火照っている場合は、清潔な濡れタオルなどで1分程度冷やすのが効果的です。
熱で敏感になった太ももを冷やすことで、かゆみや炎症などのリスクを軽減できます。もしも、施術後に赤みやかゆみなどの肌トラブルが出た場合には、クーリングして肌を鎮静化させましょう。
太もも脱毛の効果を高めるためには、保湿と適度に冷やして肌の状態を整えることが大切です。
太もも脱毛ならサロンの光脱毛がおすすめ
太もも脱毛は1回のレーザー照射では終わりません。脱毛効果の高い医療脱毛でも、効果を実感するには最低2〜3回程度はクリニックに通わなければなりません。また、医療脱毛はレーザー出力が強いため、サロン脱毛よりも「痛みが強い」「料金が高い」というデメリットがあります。
- 施術の痛みが怖い
- なるべく安く脱毛したい
- 長期間通うのは苦にならない
太もも脱毛が初めてで不安な人や上記に挙げた条件に当てはまる人は、サロンでの光脱毛がおすすめです。
まとめ
太もも単体であればサロン脱毛で1回10,000円程度、医療脱毛でも1回25,000〜30,000円程度から始められます。太もも脱毛にはメリットだけでなくデメリットもありますが、自己処理よりも肌トラブルを生じるリスクが少なく、確実に綺麗な太ももを手に入れることできる点が魅力です。
特に、痛みが少なく費用も抑えられるサロンの光脱毛は「自己処理を楽にしたい人」や「適度に量を残して減毛したい男性」にもおすすめです。
今回の記事を読んでも太もも脱毛をするか悩んでいるという人は、無料カウンセリングを実施しているサロン・クリニックも多いので、まずは相談してみると良いでしょう。