肌断食という言葉を知っていますか？「話題の美容法なのは知っているけど、やり方がいまいち分からない」「肌断食のメリット・デメリットについて知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
このような疑問をお持ちの人のために、この記事では、肌断食について詳しく解説しています。肌断食とは何か、肌断食の進め方、メリット・デメリットなども合わせて紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
肌断食とは
肌断食とは、メイクやスキンケア用品を使うのをやめる、もしくは減らすことです。メイクやスキンケアを極力減らすことで、肌がもともと持っているバリア機能を引き出す効果が期待できます。
肌断食は化粧水、クリーム、洗顔、基礎化粧品など肌に付けるものを使用しない方法ですが、明確なやり方が決まっているわけではありません。自分が取り入れやすいものから実践していくという特徴があります。
肌断食のメリット
肌断食は美肌効果が期待できる、話題の美容法です。では、肌断食をすることでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、肌断食を行うメリットを3つ紹介します。
- 肌への負担を軽減できる
- 肌のターンオーバーが整う
- 肌トラブルの改善が目指せる
詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
肌への負担を軽減できる
肌断食の1つ目のメリットは、肌への負担を軽減できることです。普段の過度なメイク、スキンケアによる摩擦は肌に負担をかけてしまいます。肌のバリア効果が低下して乾燥肌や肌荒れを引き起こす可能性がありますし、肌への負担が長期間続くとシワやシミの原因にもなるでしょう。
スキンケアやメイクを最小限にすることで、肌に触れる回数が減り、肌への摩擦が少なくなります。肌への負担を軽減できて、美肌につながる効果が期待できるのです。
肌のターンオーバーが整う
肌断食の2つ目のメリットは、肌のターンオーバーが整うことです。過度なメイクやスキンケアは古い角質が肌に残ってしまうため、ターンオーバーを乱す原因になります。肌のターンオーバーの乱れは、乾燥肌や肌荒れを引き起こします。
肌断食は肌のターンオーバーが正常に整う効果が期待できるので、肌本来の保湿効果を取り戻し、肌のツヤやハリが出るといわれているんです。
肌トラブルの改善が目指せる
肌断食の3つ目のメリットは、肌トラブルの改善が目指せることです。普段、洗浄力の強い洗顔を使っていると、肌に必要な皮脂も取り除き、肌を乾燥させてしまいます。そのため、肌が過剰に皮脂を分泌させ、肌のベタつきにつながります。
また、メイクの汚れは、皮脂と混ざって毛穴に詰まるとニキビや炎症を引き起こす原因になるのです。毛穴づまりはそのまま放置することで、酸化して毛穴の黒ずみに変化していきます。このようにスキンケアとメイクは、肌トラブルを引き起こす可能性が高いのです。
肌断食をすると、皮脂の過剰分泌を防ぎ、肌トラブルの改善を目指せるのが嬉しいポイントといえます。
肌断食のデメリット
肌断食はさまざまなメリットがありますが、もちろんそれだけではありません。肌断食を行う際には、デメリットもしっかり把握しておきましょう。肌断食のデメリットは下記の2つです。
- 肌トラブルが起きる場合もある
- 効果には個人差がある
それぞれのデメリットを見ていきましょう。
肌トラブルが起きる場合もある
肌断食をすると、肌トラブルが起きる場合もあるので気を付けてください。肌断食をすると。「好転反応」という肌断食の効果が出る前の一時的な肌トラブルが起きることがあります。好転反応は、乾燥や毛穴の開き、ニキビ、肌荒れなどさまざまです。好転反応には個人差があり、生活習慣やもともとの肌質、スキンケア方法などでも変わってきます。
好転反応は肌が良くなる前兆なのですが、人によっては肌の状態が悪くなったり、深刻な肌トラブルになったりする場合があるため、注意が必要です。
効果には個人差がある
肌断食のデメリットの2つ目は、効果には個人差があるということです。肌断食の効果は、その人の生活習慣や食生活、スキンケア方法、肌質などで大きく変わります。今までのスキンケア方法が合わないと感じていた人は、効果を感じやすい傾向があります。肌断食は明確なやり方が決まっていないこともあり、効果に個人差が大きく出てしまうのがデメリットです。
肌断食のやり方
肌断食のやり方には決まりがありません。自分のやりやすい方法で行える美容法です。一気に肌断食を始めてもいいのですが、効果や肌トラブルが不安な人は、下記の順番で段階的に行うのが良いでしょう。本格的な肌断食の方法も解説しているので、自分に合った肌断食のやり方をみつけてください。
朝の洗顔料
はじめに挑戦したいのは、朝の洗顔料をやめる肌断食です。洗顔料は洗浄力が強く、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうため、肌の乾燥の原因になります。洗顔料に含まれる化学成分が肌に刺激を与えることがあるので、まずは朝、顔を洗うときに洗顔料の使用をやめてみましょう。就寝中についたホコリは、お湯だけで十分に落とせます。皮脂は洗顔料で洗い流さないことで丁度良く肌に残り、クリームのような役割を担ってくれるでしょう。朝の洗顔料を断つと、肌のうるおいがアップする効果が期待できます。
クレンジング
次にクレンジングをやめてみましょう。クレンジングはメイクを落とすときに摩擦が起こり、肌に大きな負担がかかります。さらに、界面活性剤が使用されているため、肌の皮脂を必要以上に取って、肌が乾燥してしまいます。
クレンジングを断食するには、メイクのラインナップをお湯か石鹸で落とせるものに変えることが重要です。ミネラル系のコスメやオーガニックコスメなどを使うのが良いでしょう。肌に負担の少ないメイク用品を使用し、クレンジングを断食してみてください。
基礎化粧品
基礎化粧品には、化粧水、乳液、クリーム、美容液など多くのアイテムがありますが、やめれそうなアイテムから1つずつやめていくのがポイントです。肌の調子を見ながら、徐々に基礎化粧品を断っていきましょう。
ファンデーション
ミネラル系のファンデーションは肌に優しいものですが、肌に付着しているので多少なりとも負担になります。そこで、ファンデーションをやめる肌断食がおすすめです。ファンデーションをやめることで、肌にかかる負担はかなり少なくなります。
日常的にファンデーションを使用している人には、勇気がいる行為かもしれません。いきなりファンデーションをやめるのではなく、はじめは部分的に辞めてみて、徐々に全体をノーファンデにしていくやり方が良いでしょう。
夜の洗顔料
朝の洗顔料と同じように、夜の洗顔料も肌への負担は大きいです。ファンデーションを卒業できたら、夜も洗顔料を使わずにお湯だけで顔を洗いましょう。アイメイクやリップなどのポイントメイクは、界面活性剤の入っていない石鹸を使い、ポイント洗いしてみてください。
休みの日などのノーメイクで過ごす日は、お湯だけの洗顔ですませるようにしてみましょう。
本格的な肌断食
本格的に肌断食をしたい人は、肌につけるものをすべてやめる肌断食がおすすめです。本格的は肌断食中は、日焼け止めも使わずにノーメイク、洗顔はお湯か界面活性剤が入っていない石鹸のみ、というシンプルなケアで過ごします。乾燥が気になる部分だけにワセリンを薄くのばして保湿する方法です。
本格的な肌断食を急に始めると、肌が急激な変化に耐えられずに、トラブルを起こすことがあります。段階的に肌断食を行ってみて、慣れてきたと感じたら、本格的な肌断食を試してみてくださいね。
肌断食がおすすめな人
肌断食は、20代前半の人や肌に若さがある人におすすめの美容法です。肌に必要な皮脂量がある脂性肌、混合肌、普通肌の人も、肌断食の効果を感じやすい傾向があります。
また、普段から数多くのスキンケアアイテム（化粧水、乳液、クリーム、美容液、アイクリーム、導入液など）を使っているのに、思ったような効果を感じられていない人にも向いているでしょう。
肌の皮脂が気になっていて、スキンケア用品も多く使っているのに、なんだか肌の調子が悪いと感じている人は肌断食を検討してみてください。
肌断食が向いていない人
肌断食が向いていない人の特徴は、肌の変化に敏感な人です。肌断食を始めると、好転反応と呼ばれる、肌の変化が起こることがあります。好転反応は肌が良くなっていく過程で起こる一時的な肌トラブルですが、一切の肌トラブルも許せないという人には、肌断食は向かないでしょう。
乾燥肌で顔に皮脂が少ない人も、乾燥がますますひどくなってしまう可能性があるのであまりおすすめできません。また、シワやシミ、たるみなどの年齢による肌の悩みを抱えている人も肌断食を控えた方が良いでしょう。
肌が乾燥していてシワやたるみに悩んでいる、少しの肌の変化も許せないという人には、肌断食は向いていない美容法です。
肌断食に関する気になる疑問
ここでは、肌断食をするときによくある疑問をまとめました。
- 日焼け止めはつけるべき？
- 肌断食の頻度は？
- メイクはしても良い？
- 肌断食中に乾燥が気になる場合は？
- 肌断食で肌トラブルが起きてしまったら？
- 肌断食をしない方が良いときは？
肌断食について理解を深めてから、肌断食を検討してみてください。
日焼け止めはつけるべき？
紫外線は肌を乾燥させ、シワやシミを引き起こす原因です。少しずつ肌断食を取り入れたいという人は、外出時に日焼け止めをつけることをおすすめします。
日焼け止めは、石鹸やお湯で落とせるタイプのものを選ぶと良いでしょう。日焼け止めだけ塗るとベタつきが残り、空気中のホコリや花粉が肌に付きやすくなります。ミネラルパウダーなどを上から重ねてサラリと仕上げると、空気中の汚れから肌を守れます。
本格的な肌断食は、肌に余計なものをつけないという考えなので、日焼け止めもつけません。しかし、紫外線は肌に大きなダメージを与えます。肌の乾燥を招き、シワやシミの原因になることを覚えておきましょう。
肌断食の頻度は？
肌断食の適切な頻度は人によって異なります。肌質や生活習慣、スキンケア方法などに個人差があるためです。適切は肌断食の頻度を知るには、自分の肌がどのような状態なのか、どんな肌断食のやり方が合っているかを見極めることが必要です。
一気に肌断食を行うのではなく、休日や帰宅後などに少しずつ肌断食を取り入れて、自分にあった肌断食の頻度を見つけましょう。
メイクはしても良い？
肌断食中でもメイクはしてもOKです。肌断食中のメイクは、お湯や石鹸で落ちるアイテムを使用しましょう。ファンデーションだけでなく、アイシャドウ、アイライン、マスカラ、チークなど多くのアイテムに、石鹸で落とせるものがあるので、チェックしてみてください。
化粧品の成分によっては肌に合わない場合もあるので、使用したときの肌の状態をよく見ておきましょう。
肌断食中に乾燥が気になる場合は？
肌断食中に空気が乾燥していると、肌の乾燥が気になってくることがあります。そんなときは、乾燥している部分にワセリンを塗るのが良いでしょう。ワセリンは石油から精製されたもので、不純物がほとんど取り除かれているため、肌への刺激が少ない保湿剤です。
ワセリンは肌に浸透せずに、肌の表面に膜を作って保護します。そのため、必要最低限の量をとり、乾燥が気になる部分に薄く伸ばして使ってください。ワセリンのベタつきが気になるという人には、ワセリンをベースにつくられた保湿クリームもおすすめです。
肌断食で肌トラブルが起きてしまったら？
肌の乾燥や、毛穴づまりは、好転反応の可能性があります。乾燥や毛穴づまりなどの好転反応による肌トラブルは、徐々に改善することが多いので少し様子を見てみましょう。
赤みや炎症、かゆみなどの肌トラブルが4〜5日続く場合は注意が必要です。肌断食はストップして、皮膚科を受診してください。肌断食の効果は個人差があるため、自分には合わないと思ったら無理せずに中断しましょう。
肌断食をしない方が良いときは？
肌断食は肌の状態が不安定なときに行うと、肌トラブルを起こす可能性があります。生活習慣が乱れているときは、肌断食をしない方が良いでしょう。食生活が乱れているときやストレスが溜まっているとき、睡眠不足のとき、肌が乾燥しているときなどは、肌断食を控えることをおすすめします。
肌断食は、肌の調子が良く生活習慣が整っている時期に行うようにしてください。
肌断食で肌が綺麗になったら脱毛がおすすめ
肌断食を取り入れて肌が綺麗になった後は、サロン脱毛を検討してみてください。サロン脱毛とは、エステサロンや脱毛サロンで行う光脱毛のことです。ムダ毛に光を照射して毛根にダメージを与えて、毛の発育を抑えます。
サロン脱毛は継続して通うことで、毛が少なくなったり、細くなるといったりといった効果が期待できます。脱毛時の痛みが弱いのも、サロン脱毛の嬉しいポイントです。痛みを感じにくいため、苦痛なく脱毛に通えるでしょう。
肌断食の後の綺麗な肌に、サロン脱毛がおすすめの理由は2つあります。それぞれの理由を見ていきましょう。
ニキビ予防につながる
サロン脱毛の1つ目のメリットは、ニキビ予防につながることです。サロン脱毛をすると毛穴が引き締まり、ニキビの改善が期待できます。
顔には産毛が密集して生えていますが、産毛に汚れが付着するとニキビの原因になります。
サロン脱毛をすることで産毛が少なくなり、汚れが溜まりにくくなるのです。肌が清潔を保てるので、ニキビの予防につながります。
肌断食をするとスキンケアではニキビ予防ができないため、脱毛でニキビを予防できるのは嬉しいポイントです。
トーンアップ効果が期待できる
肌断食後の肌にサロン脱毛がおすすめの理由2つ目は、トーンアップ効果が期待できることです。サロン脱毛をして、顔に密集して生えている産毛がなくなると、肌がワントーン明るく見えます。
また、サロン脱毛に使われる光脱毛は、肌の新陳代謝を促す効果があるとされています。肌の血行が良くなり、色素沈着や毛穴の黒ずみを改善する効果が期待できますよ。
まとめ
肌断食は肌本来のバリア機能を呼び起こすために、余計なものを肌に与えない美容法です。
一気に肌断食をおこなう方法もありますが、自分に合った肌断食の方法を段階的におこなうやり方がおすすめです。
肌断食のメリットは、肌の負担を減らせる、肌のターンオーバーを整えられることです。しかし、肌トラブルが起きたり、効果が感じられないなどのデメリットも存在するため注意しましょう。
自分にあった肌断食を取り入れて、美肌を目指してみてください。肌断食で肌が綺麗になったら、サロン脱毛がおすすめです。脱毛をご検討のときは、ぜひサロン脱毛をチェックしてみてください。
