脱毛の基礎知識

医療脱毛とエステ脱毛の違いを徹底解説!どちらがおすすめ?

医療脱毛 エステ脱毛 比較

医療脱毛とエステ脱毛は、その原理は同じでも、威力などに違いがあるものです。

今回は、医療脱毛とエステ脱毛を徹底比較し、それぞれの違いやメリットやデメリット、脱毛する際の判断基準などを詳しく解説していきます。

まずは知ろう、光脱毛・レーザー療脱毛の歴史

「ムダ毛処理の歴史」自体は非常に長く、紀元前4000年ごろにはすでに脱毛が行われていたとされています。

しかし光やレーザーを用いた脱毛が行われるようになるのは、それから何千年も後のことです。

光やレーザーを用いた脱毛の歴史は、1983年にアメリカで始まります。これを開発したのはハーバード大学のアンダーソン博士です。彼の作り出した「レーザーによる脱毛」という概念は、その後もアメリカで進歩し続け、1997年には日本に上陸することになります。

ただしこのころのレーザー脱毛は、今よりも強い痛みを伴うものであり、価格も100万円越えと、とてもではありませんが一般市民が気軽に利用できるものではありませんでした。

しかし2000年に入ると、ついに国内メーカーが「日本人の肌に合った、痛みの少ない脱毛機器」の開発に成功します。これこそが、「光」を用いた脱毛機器でした。つまり、より威力の強いレーザー脱毛機器が初めにあって、その後を追うかたちでより痛みの少ない光脱毛機器が生まれたのです。

この光脱毛機器は、その痛みの少なさから、爆発的にヒットすることになります。ヒットして多くの人が利用できるようになったことで、光脱毛はより安価になり、ムダ毛処理の選択肢のひとつと数えられるようになっていきました。

しかしこのころはまだ法整備がしっかりしておらず、「効果を出そうとしてより強い施術をしてしまい、利用者にけがをさせてしまうエステサロン」が多く存在しました。

この状況を受けて、厚生労働省は2001年に法を整備、「より威力の強いレーザー脱毛は、医療機関でのみ扱いが可能」としました。

上でも述べたように、レーザー脱毛と光脱毛の歴史には重なる部分もあります。しかし2001年がひとつの分水領となり、「医療脱毛か、光脱毛か?」の差別化が進んでいったと考えられます。

医療機関での脱毛と、エステサロンでの脱毛の違いとは?

脱毛には、大きく分けて、レーザー脱毛と光脱毛があります。

レーザー脱毛は「医療脱毛」とも呼ばれていて、医療機関のみでしか行うことができません。

対する光脱毛は、脱毛サロンで行われているもので、「エステ脱毛」とも呼ばれます。

この2つのもっとも大きな違いは、使用する脱毛器の「パワー」です。

まずはそれぞれの仕組みについて解説しつつ、この「違い」について紹介していきます。

このパワーの違いにより、脱毛効果はもちろんのこと、料金、痛みも変わってきます。

医療脱毛は、黒い色素に対して反応するレーザー光を照射して、これを抜け落ちさせる方法をいいます。またこの際には、肌の内部に存在する「毛母細胞」なども攻撃・破壊することができます。このような仕組みであるため、レーザー脱毛は1回の照射で得られる効果が高く、またその効果も長く続きます。

※なおレーザー脱毛の機器医療行為の1つであり、脱毛サロンでは取り扱うことができません。

エステで行われる光脱毛機器もまた、レーザー脱毛同様、黒い色素を攻撃して抜け落ちさせる光を照射して脱毛させます。しかしレーザー脱毛に比べて光の波長に幅があるため、レーザー脱毛ほどの効果を得ることはできません。

◆医療脱毛とエステ脱毛の比較表

美容クリニック等
(医療脱毛)
脱毛サロン
(エステ脱毛)
脱毛方式主にレーザー脱毛が
受けられる

(※光脱毛や電気脱毛を行うクリニックもある)
光脱毛
(IPL脱毛、SHR脱毛、SSC脱毛等ワックス脱毛を行うクリニックもある)
脱毛器の出力強い弱め
脱毛効果高い
(永久減毛が可能※長期的に毛が生えないようにすること)
レーザー脱毛よりも低い
脱毛完了までにかかる年数・回数1~1年半程度
回数にすると、5~8回ほど
2~3年程度
回数にすると、12~18回ほど
脱毛料金単価は脱毛サロンよりも割高に設定されているが、脱毛サロンと比べて総額は安くなることが多い単価は医療脱毛よりも割安に設定されているが、回数がかさむと総額が高くなりがちである
施術者医師や看護師エステティシャン
トラブルへの対応診察の他、薬の処方ができるサロン内では対応不可
痛み比較的強いが、麻酔を使える
(オプション)
比較的弱い

脱毛方式の違い

医療脱毛(医療機関での脱毛)は「レーザー脱毛」、脱毛サロンでの脱毛は「光脱毛」が主流です。

脱毛器の発する光や熱によって脱毛を促すことに違いはありませんが、その波長や強さは大きく異なります。

◆レーザー脱毛

医療脱毛で使われるレーザーはアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーで波長の長さで照射する肌の深さが異なります。

レーザー脱毛の光の波長は、1つの方向に規則的に向かう性質があります。

メラニン色素に吸収されると、より強い熱エネルギーとなるため、毛の濃い部分により効果的にはたらきます。

レーザー脱毛にも種類があり、

主に採用されているのは、

  • アレキサンドライトレーザー
  • ダイオードレーザー
  • ヤグレーザー

の3つです。

ヤグレーザー>ダイオードレーザー>アレキサンドライトレーザーの順で波長が短く、波長の短いものほど、黒い色素であるメラニン色素に強く反応します。

1番波長の短いアレキサンドライトレーザーは高い脱毛効果を得られる一方で、日焼けしている肌・色素沈着している肌・色黒肌の方には使えないレーザーです。

そういった肌の脱毛には、波長の長いヤグレーザーが主に使われています。

ダイオードレーザーはその中間的な脱毛器で、肌広い肌質・毛質に適しています。

◆各レーザーの比較表

レーザー脱毛波長特徴
アレキサンドライトレーザー755nm
  • メラニンによく反応し、効果的にムダ毛を破壊できる
  • 日焼けしている部分や色素沈着している部分には照射できない
  • メラニンへ反応するため、メラニンの少ない産毛への効果が少ない
  • ダイオードレーザーよりも痛みが強い
ダイオードレーザー800~940nm
  • アレキサンドライトレーザーより痛みが少ない
  • 生来色黒肌の人であっても使える。対応する肌質・毛質が広い
  • アレキサンドライトレーザーに比べて、脱毛効果がやや劣る
ヤグレーザー1064nm
  • メラニンへの反応は弱く、ほかの2つに比べて劣る
  • 色の黒い方、色素沈着している部位にも照射できる
  • アレキサンドライトレーザーよりも痛みが強い

※医療脱毛で使用するレーザーの種類については”医療脱毛器の種類を徹底比較!効果が高い機器はどれ?選び方や特徴を紹介“に詳しく解説していますので併せて参考にされてみてください。

◆光脱毛

脱毛効果の違いとして、医療脱毛は高出力のレーザーで毛を生やす組織を熱により破壊するため長期的に毛が生えない状態を維持できます。エステ脱毛は毛を生やす組織にダメージを与えるが破壊はできません。数年後に毛が復活する可能性があります。

医療機関での脱毛は「レーザー脱毛」、脱毛サロンでの脱毛は「光脱毛」が主流です。

脱毛器の発する光や熱によって脱毛を促すことに違いはありませんが、その波長や強さは大きく異なります。

脱毛サロンでの脱毛の主流となっている光脱毛(IPL脱毛やエステ脱毛、SSC脱毛などのように呼ばれることもある)は、レーザー脱毛と同じく、メラニンに反応する特殊な光を照射してムダ毛を処理する方法をいいます。

そのため、メラニン色素の少ない顔の産毛などには効果が出にくいというデメリットがあります。また、脱毛時にはメラニン色素の多い日焼け肌や色素沈着、ほくろには配慮する必要があります。

◆各レーザーの比較表

脱毛方式光の種類(光源)特徴
IPL脱毛インテンスパルスライト
(キセノンランプ)
  • メラニン色素に反応する特殊な光が毛根にダメージを与え、抑毛できる
  • VIOやワキなどの太く濃い毛に反応しやすく、産毛には反応しにくい
  • 日焼け肌、色素沈着のある肌には照射できない
SHR脱毛インテンスパルスライト
(キセノンランプ)
  • 弱い光を連続的に照射することで熱を蓄積させ、ダメージを与える
  • IPL脱毛と比べて痛みが弱い
  • 目に見える効果を得られるまで時間がかかる
SSC脱毛クリプトンライト
  • 制毛効果のあるジェルと光を併用した脱毛方式で、毛の成長を抑制する
  • IPL脱毛と比べて痛みが弱い
  • 目に見える効果を得られるまで時間がかかる

それぞれの脱毛方法については、次の記事により詳しく解説していますので参考にされてみてください

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脱毛効果の違い

医療脱毛は強力なレーザーを照射してムダ毛を処理していくものです。

対して、脱毛サロンで使われる光脱毛は医療脱毛に比べて威力が弱く、脱毛効果もその分抑えられます。

医療脱毛も光脱毛も両方ともその原理は似ていますが、その脱毛効果では大きな違いがあります。

より高い効果・より少ない回数での脱毛を考えるのであれば、医療脱毛の方がおすすめです。

脱毛完了までの年数、回数の違い

レーザー脱毛(医療脱毛)は、高出力のレーザーを照射するため、1回あたりの脱毛効果が高く、エステ脱毛よりも短い期間で済みます。

脱毛する部位にもよりますが、平均的に3回程度で効果を実感する人が多く、5~8回ほどで満足できる程度になります。

一方、光脱毛(脱毛サロン)は、光脱毛の出力が弱いため、肌には優しいものの、その分期間は多くかかります。

こちらも脱毛する部位によって大きく異なりますが、平均的に3~6回程度で効果を実感する方が多く、完了となるまでには12~18回程度の照射を要します。

また、レーザー脱毛、光脱毛にかかわらず、毛量が多く、毛の濃いワキやVIOの脱毛は時間がかかります。また、毛の一本いっぽんが細くてメラニン色素の薄い顔やお腹、背中なども時間がかかることが多いといえます。

なお、全身脱毛のプランでも、「1回目は体全体の半分、2回目では残りの半分」などのように、複数回に分けて体全体に照射していく施設もあります。

このようなやり方をとっている施設の場合は完了までの日数・回数がかかります。

◆部位別の脱毛期間、回数の目安表

脱毛部位医療脱毛エステ脱毛
8回
(約1年半)
18回
(約3年)
両ワキ5~8回
(約1~1年半)
12~18回
(約2~3年)
両腕5~8回
(約1~1年半)
12~18回
(約2~3年)
背中・お腹5~8回
(約1~1年半)
12~18回
(約2~3年)
VIO5~8回
(約1~1年半)
12~18回
(約2~3年)
※形、量を整える場合
ハイジニーナ8回~
(約1年半~)
18回~
(約3年~)
両脚5~8回
(約1~1年半)
12~18回
(約2~3年)
全身
(顔・VIOを除く)
5~8回
(約1~1年半)
12~18回
(約2~3年)
※使用する脱毛器、ご自身の毛質・肌質、毛量、満足度により目安の期間・回数は大きく異なります。また何をもって「完了」とするかも人によって異なります。上の表は、あくまで目安になります。

脱毛料金の違い

医療脱毛とエステ脱毛の料金の違いについて説明

全身脱毛をする場合の料金は、医療脱毛の5回プランで20~40万程度、エステ脱毛の12回プランで20~40万程度です。

1回あたりの金額は脱毛サロンの方が安いですが、回数が多くなる分、期間は長引きます。

また、脱毛サロンの光脱毛はあくまでも一時的な抑毛になるため、毛が生えてきた時のことを考えると、総額は医療脱毛の方が安く済むことまであります。

医療脱毛は定義としては”永久減毛”としていますが、意味合いとしては、永久脱毛に近いものがあります。

毛が生えない期間を長くキープしたいとのことであれば、医療脱毛の方が割安だといえるのではないでしょうか。

また、直近1年以内に脱毛サロンや美容クリニックで脱毛した女性460人によると、利用総額は、脱毛サロンで233,102円、美容クリニックで217,147円となっていて、脱毛サロンの方が若干ではあるものの、高くなっています

出典:株式会社リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」の調査「男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査2018」より

脱毛するクリニック、サロンを選ぶ際は、料金の他、脱毛方式、期間・回数や、キャンセル料、シェービング料、通いやすさなど、さまざまな部分を比較検討して選んでみてください。

施術者の違い

医療脱毛のレーザー脱毛は、「医療行為」にあたるため、医師や看護師といった有資格者が施術を行います。

脱毛する場所も「病院」であるため、麻酔の使用ができる・肌トラブルに対する薬の処方ができるなどのメリットがあります。

一方、脱毛サロンの光脱毛は、エステティシャンが施術を行います。エステティシャンはまったくの無資格でも務めることができるため、信頼度は医療機関での脱毛に劣ります。

ただ、多くの脱毛サロンは独自資格を設けるなど、スタッフの教育に力を入れています。

具体的には、「認定美容脱毛エステティシャン」や「CPE(認定電気脱毛士)」、「脱毛士」といった民間資格があり、それらの資格を持ったエステティシャンも多く勤めています。

痛みの違い

毛の痛みは、照射した際の熱が肌に伝わったものであり、熱いものをふと触ってしまった時の感覚に近いものがあります。

ただ、医療脱毛の場合は、高出力のレーザーを用いるので、痛みは大きく出ます。また、エステ脱毛でも輪ゴムを弾いたくらいの痛みが生じることが多いといえます。

医療脱毛は、エステ脱毛と比較して痛みが強いとはいわれるものの、現在は痛みを軽減できる冷却装置がついたものなども積極的に利用されるようになってきています。

さらに、医療脱毛の場合は、麻酔ありの施術が希望できるというのも安心ポイントの1つです(※麻酔はオプションです)。

脱毛の痛みは、脱毛する部位や毛質・肌質など、個人差の大きいものなので、施術中、痛みが強いようであれば、無理せずスタッフに伝えてください。

脱毛の痛みを緩和するために行われている工夫

・照射直前の冷却

肌を冷やすことによって、痛みを感じにくくしています。
近年は冷却と照射が同時に行える脱毛器もあり、より痛みを感じにくくなっています。
冷却できない脱毛器の場合は、保冷剤を使用して脱毛部位を冷やす方式などが取ることもあります。

・出力の調整

痛みの出方・感じ方は個人差が大きいので、声がけをしながら、出力を調整します。

・麻酔(医療脱毛のみ)

麻酔は、塗布するタイプのものと、笑気麻酔の2つがあります。
塗布するタイプの麻酔クリームは、照射の30~60分前に使用することにより、効果を発揮します。
笑気麻酔は、亜酸化窒素を含んだ笑気ガスを吸収する方法ですぐに効果が表れます。

VIO脱毛など、痛みの強い部分には麻酔を利用する方も多くいます。痛みに不安のある方は検討してみると良いでしょう。ただし、脱毛サロンでは麻酔はできません。

※医療脱毛の痛みや対策などについてはこちらの記事で詳しく解説しています

医療脱毛はどれくらい痛みを感じるのか。この記事では痛みの理由やその痛みに関する対策をご紹介
医療脱毛はどの程度痛い?|痛みの原因と対策を解説医療脱毛は効果が高いけど「痛い」。というイメージはありませんか?当記事では、施術における痛みの実際とその原因を解説し、痛みを軽減する方法を紹介しています。痛みに敏感な方や、初めて医療脱毛を検討している方にも役立つ情報が満載。痛みの少ない脱毛機器を使用するクリニック選びのポイントや、肌ケアのコツもご紹介!...

医療脱毛とエステ脱毛の併用はあり?なし?

結論から先に言うと、「あり」です。

「併用してはいけない」などのルールはありませんので、「両ワキはレーザー脱毛でしっかり脱毛したい』「VIOは痛みが不安だから、出力の弱い光脱毛で』といった選択も可能です。

しかし、同部位を並行して受けるのはおすすめできません。

短期間に同じ部位のレーザー脱毛、光脱毛の施術を受けると、肌への負担はとても大きくなります。

肌トラブルの原因になるため、同じ部位の脱毛はどちらか1本に絞りましょう。

また、「脱毛」の本来の目的を考えると、脱毛効果の高い医療脱毛に満足しているのであれば、エステ脱毛を併用する必要はないともいえます。

◆併用するデメリット

  • パーツの組み合わせによっては、一箇所で脱毛するよりも高額になることがある
  • 同時期に同部位の施術を受けると、肌へ大きな負担をかけることになる
  • 肌トラブルが発生した場合、保証・サポートの対象外となることがある
  • 脱毛スケジュールを立てるのが難しくなる

併用の注意点については、下記の記事でも詳しく紹介しています。

併せてご参照ください。

医療脱毛 サロン 掛け持ち メリット 解説
脱毛サロンとクリニックの掛け持ち!メリットと注意点を解説脱毛サロンとクリニックを掛け持ちするメリットや注意点を徹底解説!コスト削減のコツや肌への影響、最適なスケジューリング方法まで。賢い脱毛法を知りたい方必見の情報満載。...

エステ脱毛から医療脱毛への乗り換えについて

エステ脱毛から、医療脱毛に乗り換えるは決して少なくありません。

「乗り換え割」などの割引キャンペーンをしている美容クリニックもあるため、検討しやすい環境が揃っています。

まずは、乗り換えのメリット・デメリットについて解説していきます。

◆メリット

  • 信頼のおける医療機関で脱毛を受けられる
  • クリニックによっては「乗り換え割」などのキャンペーンが使える

◆デメリット

  • 選択する回数や部位により、脱毛総額が高くなる
  • すでに効果が出は始めている部位に関しては、乗り換えるメリットが薄くなる

脱毛サロンから美容クリニックへの乗り換えでもっとも大きなメリットとなるのは、「効果を長続きさせられる」「太い毛などでも脱毛できる」の2点です。高い効果と長い持続期間を得られるのは、医療脱毛のメリットです。

医療脱毛は、毛が生えない期間を長く維持することができるので、自己処理が不要となるまで脱毛することも充分可能です。

さらに近年は「乗り換え割」など、脱毛サロンから乗り換える方用のお得なキャンペーンを打ち出しているクリニックも多くあります。

新規として利用するよりも乗り換える方がお得になるのは、利用者側からするととても嬉しいポイントです。

ただし、既に脱毛サロンで照射している部位については、レーザー脱毛の効果が薄く、脱毛完了までに時間がかかることもあります。

おすすめは、産毛にも高い効果があるSHR脱毛ができるクリニックを選ぶことです。

レーザー脱毛と光脱毛を使い分けることでより高い脱毛効果を受け取ることができます。

また、乗り換えする場合は、脱毛スケジュールも上手く管理する必要があります。

脱毛サロンでの最後の施術日を覚えておき、クリニックで伝えると安心です。

医療脱毛とエステ脱毛、どちらがおすすめ?

医療脱毛とエステ脱毛のどちらがおすすめかを説明

医療脱毛とエステ脱毛には、それぞれメリット・デメリットがあるので、どちらが良いかは個人による部分が大きいといえます。

自分に合う脱毛はどちらなのか、下記と照らし合わせてみてください。

◆医療脱毛がおすすめの方

  • 自己処理したくない方
  • できるだけ少ない回数で脱毛効果を得たい人
  • 長期的に見て、お得な方を選びたい方
  • もともとの毛が強く濃く太く、光脱毛では思うように効果が得られない可能性が高い人

◆脱毛サロンがおすすめの方

  • 「自己処理を楽にできれば良いので、ある程度薄くなったら十分」と考える人
  • ほかの脱毛機関で脱毛経験があったり、もともとの毛がそれほど濃くなかったりする人
  • 長期間通える方
  • なるべく安く脱毛を始めたい方

医療脱毛とエステ脱毛の見分け方

脱毛機関を調べていると、「医療脱毛」なのか」脱毛サロン」なのか分からなくなってしまうこともあります。そんな時は、下記を参考にしてみてください。

そんな時は、下記を参考にしてみてください。

医療脱毛

  • 名前に「クリニック」や「医院」、「医療脱毛」が含まれる
  • 医療法人、個人・公益法人(一般社団法人、一般財団法人等)が運営している
  • 医師が常勤している

エステ脱毛

  • サイトに「脱毛サロン」、「エステサロン」、「美容脱毛」などの記載がある
  • 企業(株式会社、有限会社等)が運営している
  • 医師が常勤していない

医療脱毛の場合は、○○脱毛医院や○○美容皮膚科、○○クリニックなどの名称であることが多いといえます。

脱毛サロンの場合は、こういった名称を使えないため、区別化することができます。

クリニックとサロンの選び方

脱毛するにあたり、クリニックにするかサロンにするかを決めかねている場合は、以下の項目をチェックして検討しましょう。

・通いやすさ

医療脱毛でも5~8回は通う必要があるので、通いやすいところを選ぶのはとても大切です。

生活スタイルに合わせ、自宅や職場、学校に近いところなど、通いやすいところからクリニック・サロンをピックアップしていきましょう。

系列のクリニック・サロンなら、どこでも予約可能になっているところも多いので、そのあたりも判断材料になります。

・予約の取りやすさ

最近はどこのクリニック・サロンも、予約の取りやすさに重点を置いているので、予約が取れないといったことははあまりありません。

クリニック・サロンが増えたことや、予約システムの改善、脱毛器の進化が主な理由です。

しかし、予約が取れないのでは脱毛の進み具合にも影響してきますので、クリニック・サロンを決めたら、直近の口コミを調べてみると安心です。

・脱毛器の種類

レーザー脱毛と光脱毛は、そもそもの脱毛方式が異なりますが、同じレーザーや光の中にも種類があるため、あらかじめ自分の脱毛の希望を考えて脱毛器を選択するとよいでしょう。

  • 即効性
  • 濃い毛または産毛への効果
  • 色黒肌や日焼け肌
  • 色素沈着している部分への照射
  • 痛みの強さ
  • 施術時間

・費用

脱毛のプランは、各クリニックやサロンによって大きく異なります。

例えば、「全身脱毛プラン」といっても、顔脱毛やVIO脱毛が含まれているものと、そうでないものがあります。そのため、料金だけではなく、希望する部位の脱毛が含まれているかきちんと確認してください。

また、3回プランや5回プランなどの回数制限のプランもありますが、脱毛完了とまでは行かないこともあります。脱毛したい部位やどの程度脱毛したいかを踏まえてプランを選択する必要があります。

他には、キャンセル料のかかる施設、剃り残し部分のシェービング代がかかる施設、麻酔代のかかるクリニックなど、追加費用のしくみも各クリニック・サロンで大きく異なります。

こういった部分もしっかりと確認したうえで申し込んでください

気になるクリニック・サロンが決まったら、まずは、無料カウンセリング+トライアルプランを受けることをおすすめします。

脱毛の痛みはもちろんのこと、雰囲気やスタッフの対応なども知ることができます。

脱毛は、1回や2回で終わるものではありません。料金もかかるので納得できる場所で受けるのが一番です。

安いから」といった理由で簡単に選んでしまうと思わぬ失敗をしてしまうこともあります。自分の希望を照らし合わせながら、より良いクリニック・サロンを探してみてください。

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