人間の顔や体質が十人十色であるように、肌質も当然ながら、人それぞれに違いがあります。
だからこそ、自分の肌質に合ったスキンケアが大事であり、きちんと役割を果たしてくれる化粧品や洗顔料を選びたいと思いますよね。
実は脱毛も、肌のコンディションと密接な関係にあるため、肌質や肌状態を無視して施術を進めることはできません。
特に肌質が混合している「混合肌」の人は、脱毛の際にも細心の注意を払う必要があります。
そんな混合肌の人が脱毛する際にはどんなことに注意したらいいのか、気を付けるべきことと、正しいケア方法について、これから詳しく解説していきます。
目次
脱毛と肌の関係
脱毛と肌のコンディションが密接な関係にあるのは、脱毛の施術でムダ毛に向けて照射される光が、肌にも影響を与えるからです。
脱毛サロンやクリニックで脱毛する際は、スタッフの熟練された技術で、できるだけムダ毛にだけ光が照射されるように施術していきます。
ですが、それでも肌への影響をゼロにすることはできません。
肌のコンディションが悪ければ、光の影響を受けやすくなり、施術後に肌が赤くなったり、軽く火傷を負ったような状態になることもあります。
肌質の種類
毛質や体質に違いがあるように、人間の肌質にもいくつかの種類があることは、ほとんどの人が知っていることでしょう。
人間の肌は本来、皮脂の量と水分量がほどよく保たれているものですが、このバランスが崩れてしまうことで引き起こされるのが、様々な肌トラブルです。
肌質はその特徴をもとに4つのタイプに分けることができます。
乾燥肌
乾燥肌とは文字通り、乾燥した肌のことをいいますがさらに詳しく言うと、皮脂の分泌量と水分量の、どちらも不足している肌状態を、乾燥肌といいます。
ひどくなると粉をふいたり、乾燥からシワができやすくなるのが特徴です。
脂性肌
脂性肌とは、皮脂が過剰に分泌されてしまう肌のことを言い、べたついたり、てかてかしてしまうのが特徴です。
乾燥肌と同じく肌トラブルを起こしやすい肌質であり、毛穴詰りや黒ずみなどのトラブルを頻発します。
普通肌
乾燥肌でも脂性肌でもなく、水分量と皮脂量のバランスがほどよく保たれている肌状態のことをいいます。
肌のキメが整い、乾燥することも皮脂が過剰に分泌されることもないため、見た目的にもきれいで、いつもみずみずしい肌のタイプです。
混合肌
混合肌とは、同じ部位なのに肌質が異なるという肌です。
顔でいうと、口元や鼻の下は乾燥肌でカサつくのに、おでこやTゾーンはなぜか皮脂が多く、テカテカしてしまうという肌質のことを「混合肌」といいます。
同じ部位なのに、肌のタイプが異なってしまうため、この肌質であることに気づかない人や、違う肌質だと勘違いしてしまう人も大勢いることでしょう。
部位に合わせたケアは、少し面倒なうえに難しいため、悩みを抱えている人が多い肌質です。
混合肌の脱毛注意点
混合肌の脱毛するにあたっての注意点を見てみましょう。
部位ごとの肌質に合わせた脱毛
混合肌は日本人に多い肌質であり、特に若い世代に多く見られる肌質です。
混合肌が少し面倒なのは、肌トラブルの原因ともなる乾燥肌と脂性肌が、同じ部位で同席しているからです。
しかも両者が相反する肌質であるため、なおさら肌ケアが難しく感じ、お手入れが面倒に感じてしまいます。
だからこそ部位に合わせた慎重な肌ケアが必要となるように、脱毛する際も、肌質に合わせた慎重な対応が求められることになるのです。
1つの肌質にだけ気を取られて脱毛の施術を進めていくのではなく、脱毛する部位ごとの肌質を慎重に見極めながら、施術を進めていかなくてはいけません。
光の威力を落とした施術を行ったり、脱毛後に美容効果が高い美容成分でケアしながら施術を進めるなどの対処方法をとります。
乾燥肌部分の脱毛注意点
乾燥肌の場合、肌の水分や皮脂が失われ、不足している状態にあります。
肌を守る機能も兼ね備えた皮脂が不足しているということは、即ち、バリアー機能が失われた状態にあるということです。
そんな状態で脱毛の光を照射すると、肌はさらにバリアー機能を失い、雑菌による感染を引き起こしたり、軽い火傷を負った状態に陥ってしまいます。
乾燥している部分を脱毛する際には、まずは保湿をしっかり心がけ、肌状態をしっかり回復させてから施術を受けることをオススメします。
脂性肌部分の脱毛注意点
脂性肌は、皮脂の過剰分泌によって現れる症状ですが、過剰に分泌された皮脂は、行き場を失い毛穴詰りを引き起こしたりします。
毛穴に皮脂や汚れがたくさん詰まった状態では、脱毛の効果が現れにくいだけでなく、さらなる肌トラブルを引き起こす原因にもなりかねません。
また、肌トラブルによるニキビ跡がたくさんあれば、脱毛の光を照射すると過剰に反応してしまい、火傷を起こすリスクまで高くなってしまいます。
脱毛の効果がうまく現れれば、脱毛効果の1つとして、毛穴詰りなどの肌トラブルが改善されることもありますが、余計な肌トラブルのリスクを避けるためにも、できる限り脱毛前に改善してから施術を受けた方が安心です。
混合肌の脱毛中のケア方法
保湿
脱毛中の肌は、施術で受ける光の影響により乾燥しがちです。
混合肌の中でも、特に乾燥しやすい部位に関しては、施術を受けることにより乾燥がひどくなる可能性が高くなります。
乾燥すれば一時的にバリアー機能を失い、無防備でデリケートな状態に陥ってしまうため、脱毛中はとにかく保湿が大事です。
乾燥しがちな部位は特に重点的に保湿し、脂性肌部分においても乾燥しすぎることのないように、保湿ケアを心がけます。
清潔
かいた汗を放置したり、皮脂汚れがしっかり落ちないままでいると、脱毛中のデリケートな肌では、雑菌の侵入や繁殖を許してしまうことになります。
できる限り肌が清潔な状態を保つことで、脱毛に付随する肌の負担を軽くしてあげることも可能です。
寝具をこまめに変えたり、衣類を適度に洗濯するなどして清潔な肌を保つことが大事です。
まとめ
脱毛と肌は切っても切れない関係にあります。
だからこそ、ムダ毛をなくしてきれいな肌にしたいと考えるなら、脱毛時の肌のコンディションにも気を配らなくてはいけません。
混合肌はケアが難しい肌質となっているため、脱毛時も細心の注意を払う必要があります。
肌に対する気遣いと、脱毛中や脱毛後の肌のアフターケアを怠らないことで、肌トラブルを回避することも可能です。
自分の肌質に合った脱毛とケアを心がけることで、混合肌でも、脱毛後はきれいな肌を手に入れることができます。
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