「Iラインの毛を自己処理しているけど、処理後のチクチク感が気になる」「チクチクしない処理方法が知りたい」という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、Iラインの毛の処理後に、チクチクしてかゆくなってしまう原因を4つ紹介します。どの自己処理アイテムを使うとチクチクしにくいのかに言及しつつ、チクチクしない処理方法やチクチク感が気になったときにおすすめな4つの対処法についても解説していくので、参考にしてみてください。
目次
Iラインの処理をするとチクチクしてしまう原因は?
Iラインの毛を処理した後にチクチクしてしまう原因には、下記の4つが考えられます。
- 自己処理後の毛が尖っている
- 自己処理で肌がデリケートになっている
- 下着の擦れによる摩擦が起きている
- 肌トラブルが起きている
なぜIラインの毛を処理するとチクチクしてしまうのか、4つの原因について少し詳しく解説していきましょう。
自己処理後の毛が尖っている
カミソリなどで処理をした後の毛は、刃物で切られて尖っているので、肌に触れたときにチクチクします。腕や足を処理する際も同じですが、Iラインの毛は特にチクチク感を感じやすいです。
なぜIラインでチクチク感に悩まされやすいのかというと、Iラインは足を閉じたときにIラインの部位同士の肌が密着する他、内太ももに触れることがあるためです。座ったり歩く動作などを行うたびに擦れることから、チクチクッとした感覚に悩まされます。
自己処理で肌がデリケートになっている
自己処理で肌がデリケートになっている点も、チクチク感を感じる原因の1つです。デリケートな肌は刺激に敏感なので、肌同士や下着が擦れるだけでチクッとしたりピリッとした痛みを感じてしまいます。
ではなぜ自己処理で肌がデリケートになってしまうのかというと、処理によって肌の表面を削ってしまったり、強く毛穴を引っ張ったりすることが原因です。この他にも、使用する自己処理アイテムによって、さまざまなダメージを肌に与えてしまいます。
下着の擦れによる摩擦が起きている
自己処理方法に問題がなくても、下着の擦れによる摩擦でチクチク感じてしまっているのかもしれません。Iラインの毛がなくなると肌と下着が直接触れるようになるため、摩擦が起きてしまいます。とはいえ、摩擦が必ずしもチクチク感につながるわけではありません。
下着の素材が、Iラインの肌にとって好ましくないものであることが、チクチク感につながってしまっているのでしょう。チクチク感が気になる方は、まず下着の素材を肌に優しいものに変えてみるのも良いです。
肌トラブルが起きている
自己処理で肌トラブルを起こしてしまったことがチクチク感の原因になる場合もあります。例えば、カミソリによる自己処理は肌に傷がつきやすく、毛が刃に引っ掛かりやすいため、毛穴を強く引っ張ってしまったのかもしれません。
Iラインの自己処理ではヒートカッターや家庭用脱毛器もよく選ばれますが、火傷を負うリスクが高いです。痛みやかゆみが強い場合は、肌トラブルが疑われるでしょう。
チクチク感は自己処理アイテムによっても異なる
Iラインの毛の処理には、カミソリ、電気シェーバー、ヒートカッター、家庭用脱毛器を使用するケースが多いですが、選ぶアイテムによって処理後のチクチク感が異なります。ここからは、チクチクしやすいアイテムとチクチクしにくいアイテムを紹介するので、自己処理を見直す際の1つの参考にしてみてください。
チクチクしやすい自己処理アイテム
カミソリや電気シェーバーを使用して自己処理をすると、チクチクを感じやすいといわれています。
カミソリも電気シェーバーも毛を根元で切る処理方法であり、断面に角度ができて尖ってしまうためです。とはいっても、カミソリは毛の根元の深いところから毛を剃って滑らかな状態に仕上げやすいですし、電気シェーバーは肌に優しい処理ができることから選ぶ方は多いでしょう。
Iライン脱毛をする際などは、施術前の自己処理方法として電気シェーバーが推奨されています。チクチクしやすい自己処理方法ではありますが、電気シェーバーは利用するメリットが大きい方法でもあります。
チクチクしにくい自己処理アイテム
チクチクしにくい自己処理アイテムを選ぶなら、ヒートカッターや家庭用脱毛器を選ぶと良いでしょう。ヒートカッターは熱で毛を焼き切るアイテムなので、チクチク感じるような状況になることがありません。
家庭用脱毛器の場合は、事前に電気シェーバーで剃毛をするためチクチク感が気になりやすいですが、抑毛や減毛効果が得られればチクチク感に悩まされなくなります。
ただし、ヒートカッターも家庭用脱毛器も火傷のリスクが伴う点に注意が必要です。ヒートカッターは毛の根元からの処理ができませんし、家庭用脱毛器は色素沈着がある部位や粘膜に近いところの処理ができない点も頭に入れておく必要があるでしょう。
電気シェーバーでもチクチクしないIラインの処理方法
さまざまな自己処理方法を解説しましたが、どのアイテムがIラインの毛の処理に向いているのかというと、電気シェーバーです。
電気シェーバーをおすすめするのは、Iラインの処理でもっとも重視すべきポイントが「肌トラブルを起こすリスクが少ない」という点だからです。上記ではチクチクしやすい自己処理アイテムとして紹介しましたが、正しい方法で処理を行い、適切なアフターケアをプラスすることでチクチク感を和らげられます。
電気シェーバーでもチクチクしないIラインの処理方法のポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Iラインの処理に必要なアイテム
まず、電気シェーバーを使用してIラインの毛を処理するために、ハサミと鏡も用意してください。ハサミを使用するのは、毛が長い状態のまま電気シェーバーを使用すると刃に毛が絡みやすく、痛みが生じやすいからです。
また、毛が長いままだと生え際が見えにくく、深剃りをして肌トラブルを起こす可能性があるため、ハサミでのカットは必須の工程となります。ハサミに関しては、大きすぎず刃先が丸くなっているものを使用するのがおすすめです。
鏡は股の間に置ける程度のサイズ感で大きめのものを用意しておくと、Iラインが見えやすく、安全に自己処理を進められるでしょう。
剃りたい範囲をハサミでカットする
必要なアイテムを用意できたら、Iラインの処理を始めましょう。まずは鏡を使って、なくしたい範囲の毛をハサミで短く切っていきます。この工程でのポイントは、毛をつまんで軽く引っ張り、肌から5mm〜1cm程度の長さに切ることです。
肌ギリギリまで短くしようとすると、毛を強く引っ張りすぎたり、肌をハサミで切ってしまったりするため、無理をしないようにしてください。
また、浴室で処理をする人も多いかと思いますが、毛が濡れていると切りにくいです。必ず毛が乾いているときに行ってください。
シェーバーで慎重にムダ毛を剃る
ハサミを使って毛を短くしたら、次は電気シェーバーで短くした毛を剃っていきます。
この工程で注意したいポイントは、「刃を肌に押し当てないこと」と「毛が生えている流れに沿ってシェーバーを動かして剃ること」です。Iラインの肌は柔らかく非常にデリケートなため、刃を強く押し付けるとケガにつながるかもしれません。
また、シェーバーの刃を毛の流れに逆らって動かすと、剃る時に毛穴が引っ張られ、強い刺激を与えてしまうためおすすめできません。
剃った範囲をクリームなどで保湿する
剃毛処理を終えたら、最後にクリームなどを使って保湿してください。保湿ケアを十分に行っておくことで、自己処理でダメージを受けた肌のバリア機能の低下を抑えることが可能です。
また、保湿ケアで少しでも早く肌を正常な状態に戻すことで、摩擦や肌トラブルによるチクチク感が和らぎやすくなります。Iラインの肌は他の部位に比べてデリケートなため、できればVIO専用の保湿クリームを用意して使用するのがおすすめです。
Iラインのチクチク感を抑えるためのポイント
ここからは、正しい方法で処理とケアを行っても感じてしまう、チクチク感を抑える3つの方法を紹介します。
- 肌を冷やしてかゆみを抑える
- かゆくてもできるだけかかない
- かゆみを抑える薬を使用する
自己処理をした後のチクチク感の軽減に効果が期待できるため、ぜひ参考にしてください。
肌を冷やしてかゆみを抑える
自己処理をした後にチクチク感に悩まされたら、肌を冷やしてみてください。肌を冷やすことで感覚を一時的に鈍らせることができる他、炎症が起きている場合は状態を落ち着かせられるので、痛みやかゆみの軽減につながります。
冷水につけたタオルを絞って当てても良いですし、チクチク感が強い場合は小さな保冷材にガーゼなどを巻いて当てるのも良いでしょう。
かゆくてもできるだけかかない
チクチク感を感じると、衣類の上から触ってしまいがちですが、グッと抑えて触らないようにしてください。肌をかいてしまうと、その摩擦や刺激によってよりかゆみが酷くなるケースがあります。
痛みを我慢するのが大変という方は、上記で紹介したように肌を冷やすと良いです。それでも治まらない場合や、学校や仕事で冷やせるような状況でない場合は、以下に紹介する薬の使用を検討してみるのがおすすめです。
かゆみを抑える薬を使用する
肌を冷やしてもチクチク感が治らない場合は、かゆみを抑える薬を使用する方法に切り替えてみてください。かゆみ止めには炎症を抑える成分が配合されているため、塗ることでチクチクによるかゆみや痛みを抑えられるでしょう。
1つ注意点を挙げるとすれば、自己判断で市販薬を購入しないことです。正しい薬を使用しないと症状は治まりませんし、間違った薬で肌トラブルを起こしてしまっては元も子もありません。
Iラインはデリケートな部位なので、かかりつけの皮膚科を受診して、効果的な薬を処方してもらいましょう。
Iラインのチクチク感をなくすためには脱毛がおすすめ
Iラインの毛の処理後のチクチク感に悩まされたくないなら、脱毛をしてしまうのも1つの手です。脱毛をする場合も自己処理が必要なのでチクチク感には悩まされることはありますが、脱毛が完了するまでの一時的な問題にすぎません。
脱毛は将来的に抑毛や減毛効果が得られるため、完了後はほとんど自己処理が必要なくなります。自己処理によるチクチク感に悩まされなくなるだけでなく、冷やしたり薬を使用したりといった対処からも解放されるでしょう。
Iラインの脱毛方法
脱毛を検討する場合は、自分でできる家庭用脱毛器を選ぶ方法と、サロンやクリニックで脱毛施術を行う方法を選べます。
コストを抑えたい場合は家庭用脱毛器を使用するのも良いですが、肌トラブルを起こすリスクが高いことや、照射漏れなく綺麗に仕上げるのが大変といったデメリットがある点に注意が必要です。
そこでおすすめしたいのは、サロンやクリニックを利用する脱毛方法です。ここではサロンとクリニックの脱毛の違いを紹介していくので、Iライン脱毛を検討する際の参考にしてください。
サロンの光脱毛
サロンでIラインの脱毛を行う場合は、光脱毛で施術が行われます。光脱毛はメラニン色素に反応する光を照射する方法で、毛を成長させる細胞にダメージを与えることが可能です。ダメージを受けると細胞は正常に機能しなくなるため、毛が生えにくくなる抑毛効果や減毛効果が得られます。
クリニックでの脱毛に比べると、施術時に感じる痛みに悩まされにくく、比較的安価な価格で契約できるのが大きな魅力です。痛みに不安がある方やコストを抑えたい人は、サロン脱毛を選ぶと良いでしょう。
クリニックのレーザー脱毛
クリニックでIラインの脱毛を行う場合は、レーザー脱毛で施術が行われます。レーザー脱毛とはメラニン色素に反応するレーザーを照射する方法で、毛を作る組織に熱でダメージを与えることが可能です。
光脱毛と大まかな仕組みは同じですが、より高い出力のレーザーで組織を破壊することから、効果が得られるまでの時間が早い傾向があります。
施術の痛みが強く価格が高くなってしまう傾向にありますが、少しでも早く脱毛効果を得たい方は、クリニック脱毛を選ぶと良いでしょう。
脱毛後のチクチク感が気になる場合は?
脱毛を完了させればチクチク感に悩まされにくくなりますが、脱毛期間中に関しては、残念ながらチクチク感が気になってしまうことがあります。というのも、脱毛施術を行う前には電気シェーバーで自己処理をする必要があり、脱毛施術を受けたからといってチクチクを感じやすい状況に変わりがないためです。
では脱毛後のチクチク感はどのように対処すべきなのか、4つのポイントを紹介していくので、ぜひ参考にして試してみてください。
- 保湿を丁寧に行う
- 摩擦の少ない下着を身につける
- 締め付けの強い服を避ける
- 体温の上がる行動をしない
順番に解説していきます。
保湿を丁寧に行う
脱毛後には保湿を行ってもらえますが、自宅に戻ってからも保湿を丁寧に行ってください。施術後の肌は熱を持っているため、肌の水分が蒸発して乾燥しやすいです。保湿を継続的に丁寧に行うことで、刺激や摩擦に強い、潤いのある正常な肌を保ちやすくなります。
保湿はきめ細やかな肌を手に入れるための重要なポイントでもあるため、VIO専用の保湿剤を使用して丁寧にケアしてあげるのがおすすめです。
摩擦の少ない下着を身につける
脱毛後の肌はいつも以上にデリケートな状態になっているので、できるだけ刺激を避けるのがおすすめです。ナイロンやポリエステル、ポリウレタン、アクリル素材の下着はチクチク感を感じやすいので、普段からこういった素材の下着を身につけている方は注意してください。
チクチク感を避けるのであれば、脱毛をする期間だけでも、シルクやオーガニックコットン、リネン素材の下着を用意するのがおすすめです。
締め付けの強い服を避ける
下着が刺激となってしまいやすいように、締め付けの強い服も刺激を与える一因です。そのため、脱毛後はタイツやスキニーパンツの着用はおすすめできません。
ワンピースやフレアスカートなどの着用がおすすめですが、パンツスタイルを好んでいる方は、オーバーオールやワイドパンツなどを選ぶとダボッとしていて刺激を避けることができるでしょう。
体温の上がる行動をしない
脱毛後の肌は熱を持っているため、入浴や運動、飲酒といった体温が上がる行動を取ると、肌に残っている熱を倍増させてしまいかねません。肌の乾燥が進んで痛みやかゆみが出やすくなるだけでなく、刺激にも敏感となり肌トラブルにつながるリスクが高くなってしまいます。
入浴に関しては、翌日以降からにするのがおすすめです。運動は脱毛日から2〜3日以上、飲酒は脱毛施術後12時間以上経過しているかを確認して行うようにしましょう。
まとめ
Iラインの毛を処理した後にチクチク感があったりかゆみに悩まされたりする原因は、以下の4つです。
- 処理後の毛が尖っている
- 肌がデリケートになっている
- 下着が擦れることによる摩擦
- 肌トラブルが起きている
自己処理でチクチク感を抑えるためにできるのは、正しい方法で処理を行うことと、処理後に保湿ケアを行うことです。それでもチクチク感に悩まされるときは、冷やす・かかない・薬を使用するといった対処法を試してみてください。
とにかくチクチクから解放されたいという方は、いっそのこと、脱毛でIラインの毛をなくしてしまうという方法を選ぶのもおすすめです。