うなじは、髪の長さによっては隠れてしまう部位ですが、ショートヘアやボブなどの髪が短い人や髪をアップにする人は、周りから目に付きやすい部位です。
うなじは、自分で確認することが難しく、処理をするのも大変です。そのため、うなじの処理を怠る人は少なくありません。しかし、自分では見えない部位だからこそ、綺麗に整えておくメリットがあります。この記事では、うなじのムダ毛を処理するメリットやうなじの正しい処理方法について紹介していきます。
目次
うなじのムダ毛を処理するメリット
うなじのムダ毛は、美容院や理髪店に行ったタイミングで剃ってもらうこともあるかと思います。しかし、そのまま放置しているとうなじ部分の産毛や髪が中途半端に伸びて、後ろから見たときに汚く見えてしまうのです。そういった印象を与えないように、しっかりと対策を行うことが重要といえます。その他にも、うなじのムダ毛を処理するメリットは複数あるので、見ていきましょう。
- 首が長くスッキリして見える
- 肌のトーンが明るく見える
- アップヘアも楽しめる
- 肌トラブルを防止できる
うなじのムダ毛を処理するメリットは主に、上記の4つです。順番に解説していきます。
首が長くスッキリして見える
うなじのムダ毛を処理せずに放置していると、頭からうなじ、背中までの範囲がぼやけてしまいます。うなじのムダ毛を処理することで頭、うなじ、背中と範囲が明確になり、首回りが綺麗に見えるのです。首が長く肌が綺麗に見えるため、背面から見たときの印象が良くなり、浴衣なども着こなせるようになるでしょう。
肌のトーンが明るく見える
うなじには、髪以外にも産毛が生えています。日本人は毛が黒いため、産毛が生えていると肌のトーンが暗く見えやすいです。顔や腕に生えている産毛も肌のトーンを暗くしてしまう原因になりますが、うなじの産毛も同様に暗く見える原因になってしまいます。
しかし、産毛がなくなれば肌がワントーン明るくなって、より綺麗に見えるでしょう。うなじ周りは、髪の毛や服、アクセサリーなどの印象が重要な部位です。肌の色を強調させることで首回りの色がハッキリして、より美しく見えるようになるでしょう。
アップヘアも楽しめる
「うなじのムダ毛が気になってアップヘアをするときは不安」「ショートヘアにしているけどうなじのムダ毛が見えてしまうのが気になる」という人もいるのではないでしょうか。しかし、うなじのムダ毛を処理していれば、そういった不安からも解消されます。アップヘアやショートヘアはうなじの印象が重要になるため、処理をして綺麗に見せることが重要です。
また、髪型以外でも、首回りが開いているファッションなどを取り入れやすくなるという点もメリットといえるでしょう。
肌トラブルを予防できる
うなじのムダ毛を放置しておくことで首回りの清潔な状況を保てなくなる可能性があります。うなじの毛だけではありませんが、肌の雑菌類は産毛や毛穴などに付着するため、ニキビなどの肌トラブルの原因になりやすいです。
うなじ周りの肌トラブルは自分では気付きにくいですが、周りからは見えやすい部分になります。そのため、顔と同じくらい注意を払う必要があるのです。
うなじのムダ毛を定期的に剃ることで、ムダ毛に雑菌が付着して肌トラブルになるリスクを軽減できます。しかし、間違ったムダ毛の処理方法をすると、むしろ肌トラブルが起こりやすくなる可能性もあるため、処理方法には注意してください。
理想的なうなじの形は？
理想的なうなじは、頭の形や顔の特徴などから判断できます。うなじのムダ毛は、ただ剃れば良いというだけではなく、形などにも注意しなければいけません。うなじのムダ毛処理を行う前に、普段のファッションやなりたい姿をイメージして形を整えていきましょう。
W型
W型のうなじは、両サイドの襟足を残し、中心の産毛を処理していきます。多くの女性が女性が元から襟足がW型の形になっているため、比較的自然に仕上げることが可能です。うなじ周りの産毛を脱毛しても、周囲に気付かれにくい箇所になります。
WM型
WM型のうなじは、京都の舞妓さんたちが整えている形で、もっとも首が細く見えるといわれています。両サイドが長いWになっておりバランスの良い自然な形です。着物などを着た際にも似合う形といえます。
U型
U型のうなじは、頭を後ろから見た際にU字型になっているうなじを指します。U型のうなじは、両サイドの襟足を完全に剃り上げるスタイルで、柔らかい印象を与える形です。しかし、U型のうなじは両サイドの襟足だけではなく髪も剃ってしまうことがあるため、極端なU型にならないように注意が必要です。また、子どもっぽい印象になる可能性もあるので、剃る前にシミュレーションしてみてください。
直線型
直線型のうなじは、両サイドの襟足を剃ることで首筋のラインを一直線に見せる形です。ショートカットやアップヘアの場合は、髪の長さに合わせて美容院や理髪店では長さを調整してくれます。そのため、意識をしなくても直線型になっている人もいるでしょう。直線型のうなじは、洗練された雰囲気を表現するには最適です。
うなじの正しい剃り方
うなじの毛を美容室や理髪店で剃ってもらう人もいるかと思いますが、毎回美容室などで剃ってもらうとなると、費用が多くかかってしまいますよね。そこで、以下ではうなじのセルフ処理方法について紹介します。
普段髪を束ねることが多い人や、ショートヘアやボブの人にとっては、剃りすぎたり剃り方を間違えて肌トラブルが生じたりすると目立ちやすい部位です。そのようなことを防いで、自分の後ろ姿に自信を持つために、自分で綺麗に正しく剃る方法を見ていきましょう。
シェービングクリームを塗布
まず先述した「理想的なうなじの形」の中からなりたい姿をイメージして、どの形にするのかを考えましょう。形を決めたら、実際に剃る前に処理をする部分にシェービングクリームを塗布してください。
シェービングクリームを使うことで、シェーバーと肌との間に生じる摩擦を軽減して肌トラブルを防ぐ、ムダ毛を柔らかくして効率良く綺麗にシェービングができるといった効果が期待できます。
シェービングクリームを使わずに剃ると、シェーバーの刃が肌を保護する角質層を剥がしてしまい、肌荒れや乾燥の原因になりやすいです。敏感肌の人は特に注意する必要があります。肌が強いという人も、肌トラブルを予防するために、ムダ毛ケアの際はシェービングクリームをしっかりと塗りましょう。
鏡を使いながら電動シェーバーで剃る
シェービングクリームを塗り終えたら、早速うなじの毛を理想の形に向けて剃っていきます。髪が長い人は剃る前に髪を高めの位置に束ねておくようにしてください。
剃り過ぎなどの失敗を防ぐため、うなじを剃る際は三面鏡を使って確認しながら行うのがおすすめです。シェーバーは、肌を傷付けるリスクを軽減するために、顔用の電動シェーバーを使いましょう。
剃る際は、鏡を見ながら少しずつ上から下に向けて剃っていきます。ここでのポイントは、一気に剃らず少しずつシェーバーを動かすことです。自分で剃るのが難しいという方は、家族や友人などに「こんな形にしたい」などのイメージを伝えて手伝ってもらうと良いでしょう。
ある程度剃り終えたら、鏡だけでなく家族などに剃り残しがないかを確認してもらいましょう。剃り終えてイメージ通りの形ができたら、蒸しタオルで拭き取るかシャワーを使って洗い流します。
シェービングクリームを拭き取って保湿する
シェービングクリームを拭き取ったら、できるだけ早く乳液や保湿クリームで剃った部分を保湿しましょう。電動シェーバーの刃によって肌に負担が与えられている状態なので、シェービング後の保湿を怠ってしまうと、乾燥肌などの肌トラブルにつながる可能性があります。剃った後は必ず化粧水で保湿をして、乳液や保湿クリームなどで肌を守るようにしてください。
うなじの毛を剃るときの注意点
うなじの毛を剃るときには、いくつかの注意点があります。自分でシェービングする際は、以下の注意点を事前に確認しておきましょう。
- カミソリはできるだけ使用しない
- 処理前後にしっかり保湿する
この2点に注意してうなじを剃ることで、肌を傷付けるリスクを軽減しながら綺麗に仕上げることが可能です。それでは、2つの注意点について詳細を紹介していきます。
カミソリはできるだけ使用しない
カミソリでは少しずつ剃るのが難しく一気に剃ってしまい、間違えて髪の毛まで剃ってしまうなどの失敗につながってしまう可能性があります。また、肌の角質まで削ってしまうリスクが高いなど、肌への負担が大きい自己処理方法でもあります。そのため、できるだけカミソリの使用は控えましょう。先述したように、毛をやさしく剃り完成度を高めるには顔用の電動シェーバーを使って少しずつ上から下に向かって剃るのがおすすめです。
処理の前後にしっかりと保湿をする
先述したように、ムダ毛処理の際はシェーバーと刃の間に生じる摩擦などの影響で肌が敏感な状態になります。そのため、処理前はシェービングクリーム、処理後は乳液や保湿クリームを忘れずに塗って肌を保湿するようにしてください。できれば、処理中の肌の負担を減らすために、処理前も保湿しておくと良いです。肌をしっかり保湿することで、肌荒れや毛穴の黒ずみ、乾燥肌などを防げます。
うなじのセルフ処理が不安な場合は？
ここまで、うなじのセルフ処理の方法について説明しました。セルフ処理は費用を抑えられるというメリットがありますが、「自分で剃ること自体、失敗しそうで不安」という方も少なくはないと思います。
また、鏡を使っても綺麗に処理するのは難しいため、途中で諦めてしまう方も多いです。そのような方のために、セルフ処理以外でおすすめの方法を紹介していきます。
- 理容室で剃ってもらう
- 脱毛してもらう
美容院や1000円カットなどでも、うなじのムダ毛を処理してくれる場所はできています。しかし、美容院や1000円カットではうなじの形に合わせての処理やその人に合った剃り方をしてくれないため、ただ剃るだけになってしまうのです。
一方で、理容室ではその人に合った理想的なうなじ処理をしてくれるため、綺麗に見せることができます。また、理容室や美容院、1000円カットで毎回うなじを処理してもらうのが、面倒だったり時間的に余裕がない人もいます。そのような方には、うなじ周りのムダ毛を脱毛してもらうのも1つの手段です。それでは、うなじのセルフ処理以外の方法について詳しく見ていきましょう。
理容室で剃ってもらう
うなじのムダ毛は理容室やシェービングサロンで剃ってもらえます。女性専用の個室を設けているサロンもあるので、「剃られているところを他の人に見られたくない」という方にとっても安心です。また、国家資格を持ったプロの方に任せれば、肌が傷付く心配をすることなく、理想的な形のうなじにできるでしょう。
施術所要時間は大体20〜30分ほどで、価格も3,000円ほどと、美容院などに毎回行くよりお手軽なのでおすすめです。しかし、うなじに限らず産毛は1週間程度で生えてきてしまうので、月に2万円程度の出費になってしまう可能性があります。
毎回理容室で処理してもらうのは面倒、そんなに通っている時間はないという方は、次に紹介する脱毛を検討してみてください。
脱毛をしてもらう
もう1つの方法がサロン脱毛です。サロンでうなじ脱毛することで、継続してシェービングする手間を減らせます。サロンでの脱毛はほとんどが「光脱毛」です。光脱毛とは、脱毛したい部分に光を照射して毛根に熱を与えることで、時間が経つと自然に毛が抜け落ちる方法となっています。毛周期に合わせて照射回数を重ねると、どんどんムダ毛が生えづらくなっていくのです。
サロン脱毛の場合は、サロンにもよりますが、大体2〜3ヶ月に1回通います。費用の合計は3万円程度ですが、キャンペーンや割引を活用すれば、さらに安く脱毛できる可能性が高いです。
うなじ脱毛をしてしまうと、後から形を変更するのは難しいので、カウンセリングなどでスタッフと相談しながら形を決めるようにしましょう。また、「金額や内容が思っていたのと違った」などのミスマッチを防ぐためにも、施術前にはカウンセリングで十分な説明を受けるようにしましょう。
うなじのムダ毛をなくすならサロン脱毛がおすすめ
安全性や効率性を考えると、シェービングするよりもサロンでうなじ脱毛をするほうがおすすめです。サロン脱毛をおすすめする理由としては、自己処理が不要になる、肌が綺麗になるなどの理由が挙げられます。また、サロン脱毛では自分にあったうなじの形を専門家と一緒に決められるので、理想的なうなじが手に入るでしょう。。
自己処理の必要がなくなる
脱毛をすることで綺麗で理想的な形が維持でき、自己処理をする手間が省けます。また、プロのスタッフに施術してもらえるサロン脱毛では、自己処理でよくある剃り残しなどの心配もないので、自分の後ろ姿に自信を持てるようになるでしょう。
サロン脱毛を始めて、アップスタイルやショートカットなど首筋が見えるヘアスタイル、首回りが空いたファッションなども思う存分楽しんでみてください。
肌が綺麗になる
サロン脱毛することで、ムダ毛に雑菌が繁殖することで起きていた肌トラブルや、ムダ毛処理が原因で起きていた肌トラブルのリスクを軽減できます。また、黒ずみや肌トラブルなどの悩みがある方や、もともと肌が敏感で乾燥しやすいという方は、自己処理による摩擦などが原因の可能性があります。それ以上の悪化を防ぐためにも、できるだけ早めにサロンで脱毛するのがおすすめです。
また、ムダ毛の脱毛をすれば、毛がなくなるだけでなく肌がトーンアップするなどの効果も期待できます。薄い産毛であったとしても、びっしり生えていると肌が暗く見えてしまいますが、その産毛が処理できれば肌のトーンが明るくなって綺麗に見えるのです。
まとめ
うなじを意識している人は少ないですが、見えない部分だからこそ綺麗に保っておくことが大切です。うなじの形だけでも、他人からの印象は大きく変わります。
うなじは剃り方に気を付ければ肌トラブルのリスクを軽減しながら綺麗に剃れますが、綺麗なうなじを維持するには、サロン脱毛がおすすめです。
脱毛は費用が高いというイメージがありますが、何度も刃を交換したり何度もシェービングクリームを購入する必要がないため、長い目で見るとサロン脱毛のほうがコスパが良くなります。うなじのムダ毛に悩んでいる人は、サロン脱毛も検討してみてください。
