「家庭用脱毛器でのVIO脱毛のやり方が分からない」「家庭用脱毛器でVIO脱毛をするのが難しい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。この記事では、こういった悩みや疑問を抱えている方のために、家庭用脱毛器でのVIO脱毛のやり方を解説していきます。
注意点やVIO脱毛に適した家庭用脱毛器の選び方なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
家庭用脱毛器でのVIO脱毛のやり方
家庭用脱毛器の選び方を紹介した次は、VIO脱毛のやり方について解説します。VIOはデリケートな部位なので、やり方を知った上で慎重に行うようにしましょう。家庭用脱毛器でのVIO脱毛は、下記の流れで行います。
- 事前に照射テストをしておく
- Vラインのデザインを決める
- 粘膜部分などを保護する
- 脱毛部位をシェービングする
- クーリングをして脱毛部位に照射をする
- 再度クーリングをして丁寧に保湿をする
ステップごとに詳しく解説していきます。
事前に照射テストをしておく
家庭用脱毛器でVIO脱毛をする際には、まず事前に照射テストをしてください。VIOは全体的に肌が薄いデリケートな部位なので、いきなり本番にいって失敗しないよう、他の皮膚が薄い部分で事前にテストしておきましょう。
この段階で、ただ照射テストをするのではなく、あらかじめ自分に合う照射レベルがどれなのかを最小値から試して決めておけば、VIO脱毛をスムーズにスタートさせられます。
事前の照射テストに最適とされているのは、全体的に皮膚が薄い二の腕の内側です。万が一痛みや赤みが出てしまったときは、一度保冷剤で冷やしてから照射レベルを調整していくことで、段階的にテストを進められます。
Vラインのデザインを決める
Vラインの脱毛は、毛を残して形を整えるのか、無毛状態のハイジーナにするのかという点を事前に決めておかなければいけません。
Vラインで人気のデザインとしては、迷ったときにおすすめとされている自然な形のナチュラルや逆三角形のようなトライアングル、下着選びに困らない小面積の楕円形が特徴のオーバーなどがあります。
他にも、海外でも人気のおしゃれを意識したスクエアやIラインなどがあり、中にはハートの形を選んでいる人もいます。主流な形からオリジナリティのある形まで、Vラインのデザインは豊富です。
一度デザインを決めてから脱毛の処理をすると、元に戻してやり直すのにかなりの時間を要するため、直前で考えるのではなく、事前にしっかりと選ぶようにしてください。
粘膜部分などを保護する
Iラインの脱毛処理をする上での必須事項が、粘膜部分の保護です。粘膜保護のために白いショーツをTバックのように食い込ませるなどして、粘膜を保護するようにしましょう。また、Iラインの脱毛処理をする際には、椅子に片足を置き膝を立てた状態で、直接見る、もしくは鏡越しで見ることで、より滞りなく進められます。
脱毛部位をシェービングする
脱毛部位は、あらかじめシェービングしておく必要があります。指でつまめる程度に長い毛があるままだと、家庭用脱毛器で照射した際に痛みを強く感じてしまったり、やけどを負ってしまったりする可能性が高いです。
シェービングをする際には、長い毛のまま行ってしまうとシェービングで引っかかってしまう場合があるため、ハサミやヒートカッターなどで短くしてからシェービングをしましょう。
シェービングは、顔用電気シェーバーのような肌に優しく細かいところまで行き届くタイプの電気シェーバーを使うのがおすすめです。肌への負担が少なく、失敗する可能性も軽減できます。
VIOのシェービングのやり方
VIOのシェービングは目に見えにくいため、粘膜を傷つけずにシェービングできるように、鏡を使うのが良いです。全身鏡や大きめの手鏡などがある方は用意しておきましょう。
- Vライン
Vラインのシェービングは、鏡を正面にして椅子に座り、足を開いて見やすくすると良いです。VラインはIラインやOラインよりも見やすいため、比較的簡単に処理できます。シェービングをするときは、しっかりと毛の流れに沿って処理するように意識してください。逆剃りをすると、肌が巻き添えになって傷ついてしまいかねないので、注意しましょう。
- Iライン
Iラインをシェービングするときは、Vラインと同じ姿勢を取りつつ、Iラインをより見やすくして剃りやすくするために、片手で広げつつ慎重にシェービングしてください。
- Oライン
Oラインはかなり難しい箇所なので、他の部位よりも慎重に丁寧なシェービングをするようにしましょう。
鏡越しにOラインが見えるよう鏡を床に置き、中腰でがに股のような姿勢を取れば、Oラインを視認できてシェービングをしやすくなります。Oラインのシェービングは姿勢的に体力を使ってしまうので、疲れを感じたりきついと感じたりした場合はすぐに休憩を挟み、少しでも負担と危険を減らせるようにしてください。
クーリングをして脱毛部位に照射をする
VIO全体のシェービングが完了したら、保冷剤や家庭用脱毛器の冷却機能、製品に付属している冷却用のパックなどでシェービングした部位をクーリングしましょう。クーリングせずに照射をすると、肌が赤くなったり痛みを感じたりしてしまう可能性があるため、決して怠らないようにしてください。
また、クーリングだけでなく保湿も同時に行えば、肌の中にある水分が照射時に余分な熱を吸収してくれて、痛みを感じにくくさせることが可能です。クーリングができたら、いよいよ家庭用脱毛器で脱毛部位に照射するステップに入ります。
照射する際に注意すべきポイントとしては、最初は事前に決めたレベルで照射して、慣れてきたら少しずつ照射レベルを上げていきましょう。最初から高いレベルで照射すると、肌トラブルのリスクがあるので、注意してください。
IラインやOラインよりも比較的痛みを感じにくいとされるVラインから照射を始めて、その後に続けてIライン、Oラインの順で進めていくと良いでしょう。
再度クーリングをして丁寧に保湿をする
VIOは皮膚が薄く非常にデリケートな部位なので、照射後はもう一度クーリングで冷やし、さらに保湿を丁寧に行ってください。
特に、保湿は痛みの軽減や肌荒れ防止、乾燥防止などにも役立ちます。脱毛は少なからず肌に負担がかかるため、刺激の少ない保湿クリームを用意すると良いです。敏感肌用のローションやクリームなどは刺激が少なく、脱毛前後の保湿におすすめできます。
家庭用脱毛器でVIO脱毛をする際の注意点
次に、家庭用脱毛器でVIO脱毛をする際の注意点を4つ紹介するので、見ていきましょう。
- 黒ずみ部分には照射しない
- 生理中や体調不良のときは脱毛をしない
- 脱毛後は入浴をしない
- 最初は全照射をする
VIO脱毛をする際には、これらの4つの点に気を付けながら行うようにしてください。
黒ずみ部分には照射しない
VIO脱毛をする際には、黒ずんでいる部分に照射しないように注意が必要です。家庭用脱毛器は一般的に、肌のメラニン色素に反応して脱毛しますが、黒ずみ部分はメラニン色素が溜まっている状態なので、過剰に反応しすぎてしまいます。その結果、肌のやけどにつながる可能性もあるので、黒ずみ部分には照射しないように注意してください。
VIOラインは肌がデリケートで黒ずみが起こりやすい部位なので、普段から保湿に気を使う、専用のクリームを塗布するなどして対策をしておきましょう。
生理中や体調不良のときは脱毛をしない
生理が来ている、体調が良くないなど、コンディションが悪いときは無理して脱毛をしないようにしてください。
生理が来る1週間ほど前は、肌に含まれる水分が減ってしまうため、照射をすると通常よりも痛みを強く感じやすいです。さらに、肌が乾燥していると肌トラブルのリスクが高くなってしまいます。生理中も油断できないので、生理が終わってから脱毛を再開するようにしましょう。
体調不良のときも、痛みを強く感じてしまう可能性があり、脱毛するタイミングとしてはおすすめできません。少しでもリスクを抑えるために、生理中や体調が良くないときなどは脱毛を控えて、コンディションが万全なときに行うように心がけましょう。
脱毛後は入浴をしない
クリニックやサロンで脱毛をするときと同様に、家庭用脱毛器での脱毛でも脱毛後の入浴は控えるようにしましょう。脱毛後の肌には熱がこもっており、入浴などによってさらに熱が上がると、赤みや炎症が起きてしまう可能性があります。
他にも、脱毛後は飲酒や運動などの体温を上げるような行動は控えるようにしてください。
お風呂に入る際には、入浴ではなくシャワーで洗います。シャワーの温度をなるべくぬるくして、肌をゴシゴシ洗わないようにするなど、肌への負担を軽減するように注意しましょう。
最初は全照射をする
VIO脱毛では、最初は全体に照射するようにしましょう。最初からデザインを決めてその形に合わせて照射すると、クッキリとした境目が出て浮いてしまう可能性があります。まずは、全体的に毛を薄くしてから、形に合わせて照射するのがおすすめです。
VIO脱毛に適した家庭用脱毛器を選ぶポイント
次に、VIO脱毛に適した家庭用脱毛器を選ぶ基準について紹介していきます。家庭用脱毛器は決して安い買い物ではないので、ここでしっかりと選ぶ際のポイントを把握してから、自分に合った家庭用脱毛器を探してみてください。VIO脱毛に適した家庭用脱毛器を選ぶポイントは、主に下記の3つです。
- VIOへの照射可能とされている
- 出力の調整ができる
- コスパが良い
- クーリング機能が付いている
一つずつ見ていきましょう。
VIOへの照射可能とされている
家庭用脱毛器によっては、「VIOへの照射不可」と記載されているので、必ずVIOへの照射が可能とされている脱毛器を選びましょう。
また、家庭用脱毛器は、VIO脱毛に適した脱毛器とVラインだけ照射可能な脱毛器の2種類に分けられます。Vラインにのみ照射できる脱毛器を選んでしまうと、IラインやOラインの脱毛ができないので、VIO全体に照射をしたい方は、VIOに脱毛できるかどうかを必ずチェックしてください。
出力の調整ができる
出力調整ができるという点も、家庭用脱毛器選びでは重要なポイントです。デリケートゾーンは非常に痛みを感じやすく敏感な部位なので、弱い出力から調整していく必要があります。さらに、出力を細かいレベルで調整できる脱毛器なら、痛みや肌の状態に合わせて変更ができるため、自分に合ったペースでVIO脱毛を進めることが可能です。
コスパが良い
VIOは脱毛完了までに時間がかかるため、コスパが良いものを選ぶと良いです。家庭用脱毛器には、使い切りタイプとカートリッジタイプの2種類があります。
家庭用脱毛器は、使用回数に制限がある使い切りタイプと、カートリッジの交換をするだけで続けて使えるカートリッジタイプの2種類があり、コスパを良くするためには後者のカートリッジタイプを選ぶのが良いです。
使い切りタイプの場合は、回数制限に到達したときに買い直さなければいけませんが、カートリッジタイプであれば本体を買い直す必要がないため、料金的にも時間的にもコストを抑えられます。
クーリング機能が付いている
先ほども解説した通り、脱毛をする際には脱毛前のクーリングが重要です。保冷剤などを使ってクーリングすることも可能ですが、よりリスクを軽減するためには、クーリング機能が付いている家庭用脱毛器を選ぶのが安心でしょう。
クーリング機能が付いていると、脱毛時の痛みを軽減できる可能性もあります。
家庭用脱毛器でのVIO脱毛が不安ならサロン脱毛がおすすめ
家庭用脱毛器でのVIO脱毛の方法について解説してきましたが、それでも自分でやることに不安を感じる方は少なからずいるはずです。家庭用脱毛器でのVIO脱毛が不安な方は、サロンでの脱毛を検討してみてください。ここでは、サロン脱毛のメリットを見ていきましょう。
家庭用脱毛器よりも効果が高い
サロン脱毛は家庭用脱毛器よりも照射のパワーが強く、高い効果が得られます。家庭用脱毛器は知識がない人でも扱えるように照射のパワーが弱くされていますが、サロン脱毛はプロが行うため、家庭用脱毛器よりも強めに設定されているのです。
VIO脱毛は脱毛完了までに時間がかかるため、早めに効果を得たいという方は、サロン脱毛を検討してみると良いでしょう。
肌トラブルのリスクが少ない
脱毛サロンは、脱毛専門の技術を持った方にやってもらえるのが強みです。VIO脱毛は自分の目に見えにくく、鏡などを駆使しながら照射しなければいけないため、粘膜部分や黒ずみ部分に照射してしまったり、同じ箇所に複数回照射してしまったりするリスクが高いです。VIOは肌がデリケートで肌トラブルが起きてしまう可能性が高いので、少しでもリスクを軽減するためにはプロに任せるのが安心でしょう。
形を綺麗に整えられる
先ほどの説明にもありましたが、サロンには脱毛専門の技術を持つプロの方がいるので、自分の要望通りの形にしっかり整えてくれます。自分でやると、鏡越しに見ながら綺麗な形に整えるのは難しいです。しかし、サロンならプロが綺麗な形に照射をしてくれて、照射漏れなどのリスクも少ないため、後々温泉などで人に見られる可能性があったとしても恥ずかしくないでしょう。
痛みが少ない脱毛方法も選べる
脱毛サロンには、SHR脱毛やハイパースキン脱毛などのように、痛みが少なく黒ずみ部分にも照射できる脱毛方法があります。VIO脱毛は他の脱毛部位よりも痛みが強くなりやすいため、痛みが不安な人は、こういった痛みの少ない方法を検討してみると良いです。
また、VIOの黒ずみに悩んでいる人も、これらの方法なら黒ずみに関係なく脱毛ができるため、クリームなどで長期間かけて黒ずみを改善してから脱毛するよりも早く脱毛完了するでしょう。
脱毛と同時に黒ずみが解消できる可能性がある
多くのサロンで採用されているIPL脱毛であれば、脱毛効果だけでなく、黒ずみやシミの改善効果が期待できます。IPL脱毛の光は、サロンなどの光フェイシャルにも使用されているため、黒ずみやシミが改善される可能性があるのです。しかし、これはあくまでも可能性の話なので、必ず効果があるとはいえません。「脱毛と同時に美肌になれるかもしれない」といった気持ちで挑戦してみると良いでしょう。
まとめ
この記事では、家庭用脱毛器でVIO脱毛をする方法やその注意点、そしてサロン脱毛のメリットなどについて解説してきました。
VIO脱毛は非常にデリケートな部分なので、脱毛をする際には細心の注意を払うようにしてください。粘膜部分や黒ずみ部分に照射をしてしまったり、強いパワーで照射してしまったりすると、やけどや肌荒れなどを起こす可能性があります。
家庭用脱毛器での脱毛が不安な方は、サロン脱毛も合わせて検討してみてください。