近年では、脱毛をしている子どもも増えており、子どもでも通える脱毛サロンが話題になったこともありました。脱毛をしたいと思っている子どもは少なくありませんが、中には家で脱毛をしたいという人もいますよね。
しかし、家庭用脱毛器は種類によって使える年齢がさまざまです。そこで今回は、家庭用脱毛器は何歳から使えるのか、子どもが使えない家庭用脱毛器がある理由、若いうちから脱毛をするメリットなどを解説していきます。
目次
家庭用脱毛器は何歳から使える?
家庭用脱毛器が使える年齢は製品によって異なりますが、16〜18歳程度から使える製品が多いようです。年齢制限が定められている製品もあれば、保護者の監視の元であれば何歳からでも使えるというものもあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
どうして製品によって対象年齢が異なるかというと、脱毛の仕組みや光の出力レベルの調節機能の有無、安全対策機能などが製品によって異なるからです。
肌にやさしいTHR方式がおすすめ
家庭用脱毛器を子どもに使用するなら、THR方式という脱毛方式を採用しているものがおすすめです。THR方式は痛みが少なく肌へのダメージが少ない脱毛方法です。従来の脱毛方法は、肌を輪ゴムで弾いたような痛みを感じることがありますが、THR方式は温かさを感じる程度でほとんど痛みを感じることなく脱毛できます。そのため、子どもが使用する家庭用脱毛器を選ぶときはTHR方式を採用している製品を選ぶと良いでしょう。
強さをを細かく調整できる製品を
子どもの皮膚は薄いため、家庭用脱毛器のパワーが強いと熱刺激を感じやすく、肌トラブルにつながってしまう可能性が高いでしょう。光の出力レベルを細かく調節できる製品を選べば、弱いレベルから調節して使用できて安心です。レベル調節に関しては、同じ年代の子どもが使った口コミを参考にすると良いでしょう。
安全対策機能が付いていると安心
家庭用脱毛器には、安全機能が搭載されたものがあります。脱毛器の光が直接目に入ってしまうと危ないので、子どもがふざけて使用する恐れがある場合は、チャイルドロック機能が付いた製品を選ぶと良いです。
また、日焼けした肌に使用すると刺激が強すぎることがあるので、日焼け肌を感知して知らせてくれる機能が付いているものや、肌の色にあった照射パワーに自動調節してくれる製品を選ぶと安心です。子どもの脱毛に使う家庭用脱毛器を購入する際は、安全面の機能の充実度も選ぶポイントになります。
子どもが使えない家庭用脱毛器がある理由は?
家庭用脱毛器は気軽に家庭で脱毛が行えるので人気が高いです。そんな家庭用脱毛器で子どもの脱毛をしてしまいたいという人も多いでしょう。しかし、家庭用脱毛器には子どもの使用が制限されている製品もあります。どうして子どもが使えない家庭用脱毛器があるのでしょうか。ここでは、主な理由として3つ説明していきます。
- 肌に刺激を感じやすい
- ホルモンバランスが安定していない
- 子どもが使用することがあまり想定されていない
それぞれ見ていきましょう。
肌に刺激を感じやすい
子どもの肌はみずみずしいと思われがちですが、未完成で大人の半分程度の厚みしかなく、外部からの刺激に敏感です。
脱毛器は肌に光を照射することにより、毛根やその周辺の組織に熱を与えて毛の成長を抑制します。毛根に作用するほどの強さの光を肌に照射するため、肌にも少なからずダメージがあるのです。
そのため、大人の肌で問題なく使える製品でも子どもの肌にとっては刺激が強く、肌トラブルにつながる恐れがあります。こういった理由から、脱毛効果の高い製品などのパワーが強い脱毛器は子どもには使えないことがあります。
ホルモンバランスが安定していない
成長段階にある子どもの時期はホルモンバランスが安定しておらず、脱毛器によるダメージを受けやすいといわれています。
子どもは第二次性徴が見られる時期(男子だと11歳頃、女子だと10歳頃)にワキやVIOに毛が生え始めます。生え始めたムダ毛が生えそろうまで範囲が定まっていないため、脱毛器で光を当てても効果が現れにくかったり、余計な範囲の肌を傷めてしまったりします。
また、ホルモンバランスが安定していないために、ある程度脱毛が完了した後にまた生えてきてしまう可能性もあるのです。そのため、一般的に脱毛器を使って脱毛を始めるのはホルモンバランスが安定してからが良いとされています。
子どもが使用することがあまり想定されていない
一般的に脱毛をするのは子どもよりも大人の方が多いため、ほとんどの脱毛器は子どもが使用する前提で設計されていません。子どもの肌に対する影響が考えられておらず、思わぬ肌トラブルにつながることもあります。
対象年齢外の子どもが脱毛器を使ったことで何かトラブルが発生したとしてもメーカーは対応できません。大切な子どもの肌を守るため、脱毛器の年齢制限は守って使用しなければなりません。年齢制限がない製品は親の責任の元で使用することになるため、子どもの肌の状態や体調をチェックした上で使用しましょう。
若いうちから脱毛するメリット
子どもの肌は大人よりも弱いため、無理に脱毛をすると思わぬ肌トラブルにつながることもあります。しかし、子どもの頃から自己処理を続けていると、黒ずみやシミができて「こんなことなら脱毛をしておいたほうが良かった」と後悔してしまう方もいるでしょう。若いうちから脱毛することで得られるメリットもあるので、詳しく紹介していきます。
- 自己処理による肌の負担をなくせる
- 学校の体育や水泳の授業での不安がなくなる
順番に見ていきましょう。
自己処理による肌の負担をなくせる
カミソリや毛抜きによる自己処理は、お金をかけずにムダ毛をなくすことができて気軽ですが、一時的な効果しかないため、頻繁に自己処理を行わなければなりません。自己処理をすればするほど肌はダメージを受けてしまうので、刺激によって毛が濃くなることもあります。
濃くなってしまった毛は断面が太く、カミソリや電気シェーバーで剃っても目立ってしまいます。しかし毛抜きで毛を抜いてしまうと、毛穴に雑菌が入り込んで炎症を起こし、痛みやかゆみが生じることも少なくありません。
また、頻繁な自己処理は肌の黒ずみやシミの原因にもなります。1度色素沈着を起こしてしまった肌は、元通りにするのが大変です。若いうちから脱毛をすれば、自己処理を繰り返すことによる肌への負担を減らすことができ、綺麗な肌を保ったままムダ毛の悩みを解消できるでしょう。子どもがムダ毛に悩んでいたら、自己処理による肌トラブルが発生する前に脱毛をするのがおすすめです。
学校の体育や水泳の授業での不安がなくなる
学校では、体育や水泳の授業、部活動などで腕や足などを露出する機会が多いです。ムダ毛の個人差の多い時期である上に、ムダ毛の処理方法が分からずに放置してしまう人もいるので、大人以上にムダ毛が生えているのが目立ってしまうこともあります。ムダ毛が気になっていてはなかなか授業に集中できませんし、毛のことでからかわれてしまったら、自分に自信がなくなったり、学校に行くのが嫌になってしまったりすることもあるでしょう。
若いうちから脱毛をすればムダ毛に関する悩みが解消され、授業や部活に集中できるようになるはずです。
若いうちから脱毛するデメリット
若いうちから脱毛をすると、自己処理による肌の負担をなくせたり、学生時代特有のお悩みを解決できたりとさまざまなメリットがあります。しかしその一方で、肌の成長が未発達な子どもだからこそ、大人の脱毛よりも気をつけなければならないことがあるのも事実です。子どもの脱毛を考えている方は、リスクも知った上で負担の少ない方法を選んで脱毛するようにしなければなりません。ここでは、若いうちから脱毛するデメリットを見ていきましょう。
- 肌トラブルが起こりやすい
- 生活の中で気を付けなければいけないことが多い
1つずつ解説していきます。
肌トラブルが起こりやすい
前述の通り、子どもの肌は成長途中なので皮膚のバリア機能が大人よりも弱く、外部からの刺激に対しての耐性がありません。そのため、脱毛器で光を照射されることによる肌へのダメージが大きく、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こる可能性が高いのです。ひどい場合は火傷を負ってしまう可能性もあるので、脱毛前後はしっかりと保湿をするなどの対策が重要になります。
学生時代は制服や体操服など指定の服装をしなければならないことも多く、肌トラブルを隠すのが難しいです。子どもが脱毛をする場合は、大人以上に気を付けるようにしましょう。
生活の中で気を付けなければいけないことが多い
脱毛器を使うと肌がデリケートな状態になるため、肌に負担をかけないように、日常生活でさまざまな点に気を付けなければなりません。気を付ける点の例としては、脱毛後は入浴や運動などの血行が良くなる行動を控える、普段から日焼け対策をしっかりと行うなどが挙げられます。
学生は体育の授業や部活動などがあり、運動を控えようと思ってもなかなか難しいです。また、日焼け対策についても、体育の授業や部活動があると太陽にさらされる時間が多くて大変でしょう。
生活の中で気を付けなければならないことがある中で、子どもだと対策を取りにくくなってしまうのが、若いうちから脱毛するデメリットの1つです。
子どものうちから脱毛したいならサロンがおすすめ
子どもの頃から脱毛をすれば、自己処理を繰り返すことによる肌トラブルを防いでムダ毛の悩みを解消できます。しかし、家庭用脱毛器を使って処理をしようと思っても、何かトラブルが起こったらと思うと不安ですよね。そんなときは、脱毛サロンで脱毛をしてもらうのがおすすめです。
サロン脱毛がおすすめの理由
サロン脱毛では、脱毛のプロに相談しながら計画を立てて脱毛を進められます。プロの目で部位ごとに照射出力を調節して施術してくれるため、肌への負担を抑えた脱毛が可能です。他にも子どもの脱毛にサロン脱毛がおすすめの理由がいくつかあるので、紹介していきます。
- 保護者の同意があれば未成年からでも脱毛できる
- 小学生から施術してくれるサロンもある
- プロが照射をしてくれるので安心
- 肌への負担が少ない
- 学割などを行っているところも多い
順番に見ていきましょう。
保護者の同意があれば未成年からでも脱毛できる
「18歳未満で脱毛サロンに通えるのか」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、未成年でも保護者の同意があれば、問題なく脱毛サロンに通えます。最近では脱毛の若年化が進んでおり、未成年で脱毛サロンに通っている人も少なくありません。学生向けの割引プランなども用意されているため、未成年でも気軽に脱毛をしやすい環境も整っています。
小学生から施術してくれるサロンもある
脱毛サロンの中には、小学生から施術してくれるところもあります。小学生から施術可能ということは、それだけリスクが少ないということです。子どもの肌への実績も多いサロンなら、安心して施術を受けられるでしょう。初めて脱毛を受ける子どもは不安を感じることも多いですが、子どもへの接客に慣れているスタッフがいるサロンであれば、リラックスした状態で脱毛を受けられます。
プロが照射をしてくれるので安心
脱毛器を使って自分で脱毛をしようとすると、照射パワーが強すぎて肌トラブルを起こしてしまったり、逆にパワーが弱すぎてなかなか効果が現れなかったりと、うまく使いこなすのに苦労してしまう可能性もあります。
脱毛は数ヶ月〜数年かけて行うものです。若いうちからムダ毛のストレスから解放されたいと思っても、脱毛器を使いこなすまでに時間がかかってしまっては時間がもったいないですよね。回数が無駄になると余計なお金がかかって、お得に脱毛できるという家庭用脱毛器のメリットを無くしてしまいます。
脱毛サロンでは、脱毛のプロに施術を任せることが可能です。肌の状態に合わせて照射パワーを調節してくれるので、肌がダメージを受けるリスクを最小限に抑えられます。脱毛はプロに任せるのが1番安心といえるでしょう。
肌への負担が少ない
「せっかく脱毛に通うならサロンではなく医療脱毛の方がいいのでは」と思う方もいると思います。しかし、サロン脱毛はクリニックの医療脱毛よりも1回の照射パワーが少ないため、肌への負担が少なく痛みもほとんどありません。
一方で、クリニックのレーザー脱毛は痛みが強く、肌への負担も大きくなりがちです。大人でも施術の痛みに耐えるために麻酔を使用する人がいるほどなので、子どもにはあまりおすすめできないでしょう。
学割などを行っているところも多い
子どもの脱毛は、大人に比べて照射パワーが小さいことや施術面積が狭いことから、格安で脱毛を受けられることが多いです。サロンによっては大人の半額程度で脱毛をしてくれるところもあるので、通いたいサロンのプランを比較してお得に脱毛が受けられるところを探してみましょう。契約を学生のうちに済ませれば、脱毛完了まで学割価格で利用できるサロンも多いため、もうすぐ学校を卒業してしまう人などは早めに行動すると良いです。
子どもの脱毛に関するよくある質問
子どもでもサロン脱毛が可能なこととその理由について説明しました。しかし、まだ疑問点や不安点が残っている方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは子どもの脱毛に関するよくある質問をまとめて紹介します。
脱毛前に準備しておくべきことは?
脱毛の施術を受ける前には、自己処理でムダ毛を短くしておく必要があります。脱毛前の自己処理方法でおすすめなのは電動シェーバーです。特に、顔剃り用のフェイスシェーバーは刃が直接肌に触れにくい構造になっているため、肌を傷付けることなく自己処理できます。
電動シェーバーがないからといって。毛抜きや除毛クリームを使って処理をするのはやめましょう。脱毛器はムダ毛のメラニン色素に反応して照射をしますが、毛抜きや除毛クリームで根元から処理をしてしまうと、反応するべき部分がなくなって、効果を得られなくなるのです。
また、日焼けしている肌は脱毛器の光が反応しすぎて炎症を起こす恐れがあるため、施術を断られるケースがあります。脱毛前後は必ず日焼け対策をしておきましょう。
未成年者が脱毛サロンの契約をする場合には、保護者の同意が必須です。脱毛は継続的かつ高額な費用が発生するサービスなので、契約書をもって契約を交わします。未成年は契約書の添付書類として、保護者の同意書を一緒にサロンに提出しなければいけません。
脱毛を始めるのは何歳からがいい?
ムダ毛が気になり始めたら、なるべく早い段階で脱毛を始めるのがおすすめです。しかし、あまりにも早すぎると肌への負担が大きかったり、思うような脱毛効果を得られなかったりすることもあります。
脱毛を始める年齢が正確に定められているわけではありませんが、高校生あたりから脱毛を始めると良いとされています。高校生の頃にはホルモンバランスが整ってくるため、脱毛の施術を受けたときに肌がダメージを受けにくくなりますし、脱毛後にまた生えてしまう心配も少ないです。
まとめ
家庭用脱毛器は種類によって使える年齢が異なりますが、製品によっては子どもが使えないものもあります。家庭用脱毛器を子どもに使いたければ、肌にやさしいTHR方式の、細かく出力が調整できる製品を選ぶと良いでしょう。
子どもは肌が敏感でダメージを受けやすく、ホルモンバランスが安定していないため、使用する際には注意してください。
家庭用脱毛器の使用が不安な方は、サロン脱毛がおすすめです。プロが施術を行ってくれるので安心感がありますし、学割プランがあるサロンではお得に脱毛できます。子どもの脱毛にお悩みであれば、家庭用脱毛と同時にサロン脱毛も検討してみてください。