最近メイクのノリがいまいち…そんな悩みを解決してくれる一つの方法が顔の光脱毛です。
光脱毛に使用する光は美肌効果のあるものが多く、毛穴を小さくしたり、肌のトーンをアップさせたり思わぬメリットもあります。しかし、デメリットも理解しておかないと「こんなはずではなかった!」というようなトラブルを避けることができます。
そこで今回は、顔脱毛の自己処理が楽になる回数の目安や料金の相場をまとめました。顔脱毛を迷っている方はメリット・デメリットを押さえて納得したうえで決めてくださいね!
目次
顔脱毛の回数はどのくらい?
光脱毛は医療脱毛より弱い光線を皮膚に当てながら少しずつ脱毛を行う方法ため、痛みや肌への負担が少ない一方で効果が表れるまでに時間がかかります。
箇所 | 回数 |
口周り | 6~18回 |
あご | 6~18回 |
もみあげ | 4~10回 |
ほほ | 6~18回 |
おでこ | 6~18回 |
顔の脱毛は顔を口周り・あご・もみあげ・ほほ・おでこの5箇所に分けて施術する場合と、そのサロン独自の分け方をしている場合があります。ワキやVIOラインなどと違って産毛の脱毛なので、顔の脱毛効果を実感し始めるまでの回数目安は6回ほどです。
顔の産毛の濃さによりますが6回から12回施術すると自己処理が楽になる方が多いです。顔が完全にツルツルの状態になるまでの回数は少ない方だと10回程度で、多い方は18回以上必要な場合もあります。
顔脱毛の料金の相場は?
顔脱毛の相場は回数によって異なり、サロンによってキャンペーンやコース内容によっても変わってきます。一般的に効果が現れ始めるのが6回以上からといわれており料金相場は4万円程度からです。1回の施術にかかる料金相場は7,000円前後となっています。
6回の料金相場 | 1回の料金相場 |
4万円~ | 7,000円~ |
顔脱毛は、ほかの部位と比べて効果が出るまでに時間がかかります。その理由として光脱毛は濃くて太い毛に反応しやすく、薄くて細い毛には反応しにくいからです。顔の産毛は薄くて細いので、光脱毛では反応しにくく、何度も照射を繰り返すことで効果が表れます。顔は細い毛が多いため、ある程度回数が必要なので相場より料金がかかる場合もあるでしょう。
光脱毛で顔を脱毛するメリット
光脱毛を受けることで、処理の手間が減り肌の負担がかからなくなること以外に美肌効果や毛穴が目立たなくなることなどのうれしいメリットもあります。
美白効果
多くの脱毛サロンでは光脱毛にIPL方式を採用していますが、この方式は光エネルギーを利用して毛乳頭にダメージを与え脱毛する仕組みです。IPL方式は美容皮膚科などで行われるフォトフェイシャルにも利用されており、照射される光がコラーゲン生成を促進してくれます。乱れがちだったお肌の新陳代謝が光脱毛の効果で正常化され、メラニン色素の沈着を防いで美白につながります。
化粧ノリが良くなる
光脱毛の回数を重ねるうちにはカミソリ等で自己処理をしなくても済むようになり、肌荒れも抑制されてさらに化粧のノリがアップします。光の照射によってコラーゲンとともに弾性繊維のエラスチンの生成も促進されてくると、肌の保湿力が高まって保水力もアップします。その結果、肌の張りが戻って弾力に富むようになり化粧のノリが良くなります。
毛穴が目立たなくなる
毛穴が目立つ理由の一つに顔に産毛が生えることがあり、産毛を毎日剃っていても毛穴の目立ちは改善されません。顔の産毛が光脱毛の効果によって生えてこなくなると毛穴は開いている必要がなくなくなり、毛穴が引き締まって目立たなくなってきます。
ニキビや荒れなど肌トラブルが起こりにくくなる
顔を光脱毛して毛穴が閉じるようになると、ニキビなどの肌トラブルも起きにくくなります。毛穴に皮脂が溜まっていると皮脂をエサにしてアクネ菌が増殖します。そのため顔の皮膚に炎症が起き、ニキビの発症につながることがあります。光脱毛の効果で毛穴が締まっていれば皮脂も詰まりにくくなりニキビや肌荒れが予防できます。
光脱毛で顔を脱毛するデメリット
メリットの多い顔脱毛にもいくつかの注意点があり、そうしたデメリットを知っておくことでトラブル防止につながります。光脱毛を受ければ100%確実に脱毛できるという保証があるわけではなく、逆に産毛が硬くなったり増えたりする例もあるという点には注意が必要です。
完了するまでの回数と期間が長い
脱毛は、レーザーや光が黒い色に反応する性質を利用していますが、顔の毛は産毛や細く色の薄い毛が多いため、他の部位よりも何回も通わないと脱毛効果を実感できません。そのため顔の産毛は薄いので完全になくなるまでは多くの回数が必要です。他の箇所の脱毛よりも通う回数が多くなりやすいので、料金もその分追加しなければならなくなる場合があります。
硬毛化するリスクがある
硬毛化は、脱毛した箇所の毛が脱毛前よりも濃くなったり、太くなったりしてしまう現象です。この硬毛化によって、脱毛前はほとんど生えていなかったところから毛が生えたりすることもあります。レーザーや光の照射が毛根に刺激を与えてしまうことで、毛の細胞が活性化することが原因ではないかといわれています。
毛嚢炎になるリスクがある
毛嚢炎とは毛穴に黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込むことによって発症する皮膚の炎症で、ニキビと間違えやすい症状が特徴です。顔に光脱毛を行うと前述の通りニキビができにくくなる反面、毛穴の中にある毛包がダメージを受けることで毛嚢炎のリスクが高まります。軽度の毛嚢炎なら自然に治りますが、ブツブツが目立つようなら皮膚科で治療を受けなければなりません。
やけどのリスクがある
脱毛サロンによっては効果を上げるために光脱毛を行う機械の出力を調節していますが、出力が強すぎると顔に赤みが発生したりやけどの症状が出たりする可能性があります。照射された光の熱が皮膚にこもって発生した炎症が赤みの原因で、これは日焼けに相当する軽いやけどの状態です。
まとめ
顔脱毛は、毛穴が小さくなったりに肌荒れを起こしにくくなったりと多くのメリットがありますが、デメリットもあります。顔脱毛は産毛なので通う回数が多く必要で、肌の状態によっては硬毛化や毛嚢炎のリスクがあります。しかし必ずそういった問題が起こるとは限らないので心配な場合はスタッフに相談して、一人で悩まず一緒に解決していきましょう。