脱毛後の温泉がNGの理由は?トラブルが起きた場合の注意点も解説

脱毛の施術の後に注意したい点がいくつかあり、温泉や入浴もそのうちの1つです。脱毛後に温泉に入る行為は肌トラブルを招く原因になるため、脱毛後に温泉に入るのはNGとされています。

「脱毛後に温泉に入ってはいけない理由を詳しく知っておきたい」「脱毛後はいつから温泉に入れるのか気になる」「脱毛後に温泉に入って肌トラブルが起きてしまった場合の対処法が知りたい」という不安や疑問を持っている方のために、今回は脱毛後の温泉について詳しく解説していきます。

この記事では、脱毛後に温泉に入ってはいけない理由、脱毛後に温泉に入って肌トラブルが起きたときの対処法、脱毛後に自宅で入浴するときの注意点などを紹介していくので、脱毛後も入浴は欠かせないという方は、参考にしてみてください。

また、記事の終盤では、温泉以外にも脱毛後に気を付けたほうが良い行動についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

脱毛後に温泉に入ってはいけない理由は?

脱毛クリニックや脱毛サロンでは、脱毛後に温泉に入らないようにと事前の注意事項として教えられるかと思います。その理由としては、脱毛後に温泉に入ることによって、いくつかの危険が潜んでいるからです。では、なぜ脱毛後は温泉に入ってはいけないのでしょうか。

脱毛後に温泉には入ってはいけない理由は、以下の3つです。

  • 雑菌によって肌トラブルを起こすリスクがある
  • 泉質が肌にダメージを与える可能性がある
  • 血行が良くなって赤みや痛みが生じることがある

1つずつ詳しく見ていきましょう。

雑菌によって肌トラブルを起こすリスクがある

温泉は多くの人が利用するため、湯船にたくさんの雑菌が繁殖しています。源泉かけ流しや塩素消毒がされている場合でも、すべての雑菌を無くすことはできません。

脱毛後の肌はバリア機能が低下し、とてもデリケートな状態です。この状態で温泉に浸かると、毛穴に雑菌が侵入して毛嚢炎などの肌トラブルにつながります。毛嚢炎はニキビに似たできもので、ひどくなると赤みや膿の症状が起こってしまいます。毛嚢炎を防ぐためにも、脱毛後は温泉には入らないようにしましょう。

泉質が肌にダメージを与える可能性がある

温泉にはさまざまな種類の泉質があります。普段はそれが肌に良い影響を与えますが、脱毛後の弱った肌には刺激になってしまう可能性があるのです。特に酸性泉や硫酸泉は、脱毛後の肌には刺激が強く、ダメージを与えやすいです。「美肌の湯」と謳われている温泉も、脱毛後の肌にとっては悪影響になるリスクがあるので注意してください。

また、温泉では消毒のために塩素が使われていることも多く、脱毛後の肌には負担が大きいです。肌が荒れる場合があるので、温泉に入る際には注意しなければいけません。

 

血行が良くなって赤みや痛みが生じることがある

脱毛後の肌は、脱毛に使われる光やレーザーによって、皮膚に熱がこもって軽い炎症を起こしている状態です。この状態で温泉に入ると、体温が上昇して血行が良くなり、赤みや痛みを生じることがあります。肌トラブルを防ぐためにも、脱毛後の温泉は避けるようにしましょう。

岩盤浴やサウナは利用しても良い?

岩盤浴やサウナも温泉と同様に、脱毛直後は利用しないようにしましょう。岩盤浴・サウナは体を温める効果があり、脱毛後に利用すると体温を上昇させてしまうため肌トラブルのリスクを高めます。

また、岩盤浴・サウナは汗をかくものなので細菌が毛穴に侵入しやすく、炎症につながるリスクが高いです。毛嚢炎などのリスクを避けるためにも、利用は避けてください。脱毛後の岩盤浴・サウナの利用は、肌の状態が落ち着くまで数日間は我慢しましょう。

脱毛後はいつから温泉に入浴できる?

脱毛後に赤みや炎症などの肌トラブルがない場合は、脱毛後1週間ほど経ってから温泉の利用を開始しましょう。脱毛前と肌の状態が同じになれば、温泉に入っても問題ありません。

万が一、毛嚢炎などの肌トラブルがあるときは、完治するまで温泉の利用は控える必要があります。毛嚢炎が完治するまで1〜2週間程必要なので、その間は皮膚科を受診しながら治療を最優先しましょう。

脱毛後に温泉に入って肌トラブル起きたときの対処法

脱毛後にうっかり温泉に入ってしまった場合には、まず入浴後の肌の状態を確認しましょう。入浴前と変わらない様子であれば、あまり心配はいりません。

もし温泉に入った後に赤み、腫れ、ひりつきなどの肌トラブルが起きているときは、以下のような対処が必要です。

  • 患部をクーリングする
  • しっかりと保湿する
  • 医師に相談する

1つずつ詳しく解説していくので、トラブルが起きた場合は参考にしてください。

患部をクーリングする

赤みや腫れなどの肌トラブルが起きた場合は、患部を冷やすことが重要です。濡れたタオルを患部に当ててクーリングしましょう。濡れタオルを何度か交換しながら、ゆっくり肌を冷やしていくのがポイントです。

凍らせた保冷剤を直接肌にあてると肌に刺激が強く、逆効果になってしまうので、使用しないでください。保冷剤を使用する際は、タオルで巻いて冷えすぎないようにしてから使うようにしましょう。

また、冷却ジェルや冷却シートもメンソールが入っていて、肌にダメージを与える可能性があります。これらの製品は使用しないことをおすすめします。

 

しっかりと保湿をする

肌のクーリングをしたら、刺激の少ない保湿剤でしっかりと保湿しましょう。化粧水で肌にたっぷり水分を与えてから、乳液やクリームで蓋をして、水分が逃げないようにしてください。脱毛後の肌は乾燥しやすい状態なので、念入りに保湿をして肌のバリア機能を高めて肌トラブルのリスクを軽減しましょう。

それでも解決しなければ医師に相談する

上記の方法でケアしても「赤みや腫れが引かない」「毛嚢炎ができてしまっている」といった場合は、すぐに皮膚科を受診して医師に相談してください。肌トラブルを放っておくと色素沈着などを引き起こし、今後の脱毛に影響する可能性があります。きれいな肌のまま脱毛を完了できるように、肌トラブルを甘く見ずに早めに対応することが大切です。

自宅で入浴をするのは良い?

脱毛当日の入浴はあまりおすすめできません。多くのサロンで、脱毛当日の夜に湯船に浸かる入浴はNGとしています。

理由は温泉と同様、湯船に浸かる行為も体温が上昇し、脱毛後のデリケートな肌に負担をかけてしまうからです。いつも以上に肌トラブルを起こす可能性があります。

脱毛当日の夜は、シャワーを短時間でさっと済ませるだけにしましょう。

自宅で入浴をする際の注意点

脱毛後の入浴は、肌の状態がある程度落ち着くまでは注意が必要です。負担のかかる入浴方法をしていると、見た目の変化がなくてもいつの間にか炎症などの肌トラブルにつながってしまう可能性があります。トラブルを避けるためにも、肌に優しい方法で入浴することが大切です。

自宅で入浴する際の注意点を4つご紹介します。

  • お湯の温度はぬるめに設定する
  • 優しく洗う
  • 敏感肌用のボディーソープを使用する
  • 入浴後は保湿を徹底的に行う

1つずつ詳しく解説していくので、入浴の際の参考にしてみてください。

お湯の温度はぬるめに設定する

脱毛後の肌は、熱がこもっていて軽い炎症を起こしている状態です。そのような状態で熱いシャワーを浴びると、赤みやかゆみの原因となります。シャワーのお湯の温度は38〜40度以下が適温といわれていますが、脱毛後の入浴はできるだけぬるめに設定するようにしましょう。いつもより少しぬるく感じるくらいの温度がおすすめです。

優しく洗う

脱毛後は、少しの刺激でも肌トラブルを引き起こす可能性があります。体を洗うときはできるだけ優しく洗いましょう。普段ボディタオルやスポンジを使っている人は、脱毛直後は使用を控えてください。

摩擦が起きないようにソープをしっかりと泡立て、なでるように体を洗うのがポイントです。

敏感肌用のボディーソープを使用する

使用するソープ類にも注意が必要です。入浴時にボディソープを使用する場合は、肌に刺激の少ない敏感肌用のボディソープやシャンプーを使用することをおすすめします。

メンソールやスクラブが配合されたソープは、脱毛後の肌には刺激が強すぎるため使用しないようにしましょう。

入浴後は保湿を徹底的に行う

入浴後はすぐに保湿をしましょう。脱毛後の肌はただでさえ乾燥しやすいのですが、入浴して体温が上がるとますます乾燥しやすくなります。乾燥すると肌のバリア機能がさらに低下してしまうため、脱毛後は普段よりも徹底的に保湿をしましょう。化粧水やクリームは肌に刺激の少ないものを使用して、いつもよりも多めの量をたっぷりと肌に染み込ませてください。

お風呂以外に脱毛後に気を付けるポイントは?

脱毛後は普段よりも肌トラブルが起きやすいため、お風呂以外にもいろいろな面で注意が必要です。脱毛後は、お風呂以外でも帰宅後に気を付けるべきポイントが5つあります。

  • 飲酒
  • 日焼け
  • 運動
  • プール
  • 予防接種・薬の服用

1つずつ詳しく解説するので、脱毛をした方は参考にしてみてください。

飲酒

飲酒をすると、アルコールを分解するために大量の水分が必要になります。さらに、アルコールには利尿作用があるため、水分不足になって体が乾燥しやすくなるのです。

また、飲酒は入浴と同じように体温を上昇させる行為です。乾燥と体温の上昇によって、かゆみ、赤み、炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があるため、脱毛後の飲酒は避けましょう。

一般的に脱毛12時間後から飲酒が可能といわれていますが、12時間経っても赤みや炎症がある場合は、飲酒を控えるようにしてください。

日焼け

脱毛後の乾燥している肌が日焼けすると、赤みやかゆみを引き起こしやすいです。場合によっては、シミ・そばかすなどの色素沈着につながります。

そもそも脱毛期間中は、日焼けをすると痛みを感じやすくなる、肌が乾燥しやすくなって肌トラブルのリスクが高まるなどの理由から、施術を断られるケースも珍しくありません。脱毛期間中は、日焼け止めクリームを塗る、露出の多い服装を避けるなど、普段よりも徹底して日焼け対策に力を入れましょう。

運動

運動も体温を上昇させる行為なので、肌の炎症を引き起こしやすいです。脱毛後に行うのは避けたほうが良いでしょう。さらに、運動したときにかいた汗を放置すると、雑菌が繁殖して毛穴に殺菌が入り込んで毛嚢炎などのリスクにつながります。

また、運動後に使用する制汗剤にも注意が必要です。制汗剤が毛穴に詰まって肌荒れすることもある上に、制汗剤は脱毛後の肌にとって刺激が強いので、使用しないのがおすすめです。

プール

プールは温泉と同じくたくさんの人が使用するため、水中に雑菌が繁殖しやすく肌トラブルを引き起こす原因になります。また、プールでは塩素消毒を行っているため、脱毛後の肌には刺激が強く、悪影響を及ぼす可能性が高いです。脱毛後に肌が落ち着くまでは、プールの使用は控えるようにしましょう。

予防接種・薬の服用

脱毛後は、予防接種や薬の服用にも注意が必要です。予防接種を受けると、肌が敏感になったり、体調を崩したりすることがよくあります。脱毛後は予防接種の副作用の影響を受けやすく、体調不良につながるリスクが高いので危険です。予防接種を受ける場合は、脱毛後1週間〜10日間程期間を空けるようにしましょう。

また、薬の服用も同様です。普段から飲んでいる薬でも、脱毛後は体調不良につながることがあります。施術を受ける前にクリニックに相談しておきましょう。

脱毛は肌に優しいサロン脱毛がおすすめ

綺麗な肌を目指して脱毛しているのに、肌トラブルによって色素沈着や肌荒れが起きてしまっては意味がありません。脱毛をする際には、ムダ毛をなくせるだけでなく、肌に優しい美肌を目指せる脱毛方法が良いですよね。そんな方は、肌に優しい「サロン脱毛」がおすすめです。

サロン脱毛は脱毛サロンやエステサロンで受けられる脱毛です。脱毛専用の光(フラッシュ)脱毛器を使用して、毛の育毛組織にダメージを与えて毛根を弱らせます

継続して脱毛を続けていけば、毛の発育の抑制・除毛の脱毛効果を発揮してムダ毛を生えないようにさせることが可能です。脱毛を受けるための費用が少なく済むのもサロン脱毛の魅力の1つといえるでしょう。

サロン脱毛がおすすめの理由は以下の3つです。

  • 肌への負担が少ない
  • 痛みを感じにくい
  • 美肌効果が期待できる

1つずつ解説していきます。

肌への負担が少ない

サロン脱毛で使用される光脱毛は、医療脱毛で使用されるレーザー脱毛に比べると出力が弱いため、肌への負担が少なくすみます。それによって、肌に熱がこもりにくく、肌トラブルにつながる可能性が少なくなっているのです。パワーが弱い分長期間の脱毛期間が必要ですが、肌への負担を軽減したい方はサロン脱毛がおすすめです。

痛みを感じにくい

サロン脱毛は医療脱毛に比べると痛みが少ないのが特徴です。特に毛の濃いVIOや脇などは脱毛時の痛みを感じやすく、医療脱毛の場合は、痛みに耐えられない方もいるほどです。施術に麻酔を使用しないと痛みで施術ができないという人もいるため、痛みに弱い人はサロン脱毛がおすすめです。痛みが強いと脱毛後のかゆみが長引くこともあるので、脱毛をする際には施術の痛みにも注目してみてください。

美肌効果が期待できる

サロン脱毛で使用されている光脱毛の中には、肌を活性化させる効果があり、肌の新陳代謝を促すものもあります。そのため、色素沈着や黒ずみにも効果があるといわれているのです。

また、光脱毛で毛が少なくなると毛穴が引き締まり、毛穴が目立ちにくくなるため肌が綺麗に見えます。美肌効果を実感しながら、脱毛もできるのはサロン脱毛のメリットです。

このようにサロン脱毛は、肌への刺激が少なく施術を受けられます。肌に優しい脱毛をしたい場合は、ぜひサロン脱毛を検討してみてください。

まとめ

今回は、脱毛後の温泉や入浴について解説しました。脱毛後に温泉に入ってはいけない理由としては、雑菌によって肌トラブルを起こすリスクがある、泉質が肌にダメージを与える可能性がある、血行が良くなって赤みや痛みが生じることがあるという3つが挙げられます。脱毛後に温泉に入りたい場合は、1週間程度経ってから入るようにしましょう。

もしそれより先に温泉に入って肌トラブルが起きた場合には、患部をクーリングしてからしっかりと保湿をしてください。この方法でも症状が治らない場合は、医師に相談しましょう。

脱毛後の肌はデリケートな状態なので、脱毛後の生活には注意が必要です。脱毛中の肌トラブルをできるだけ起こさないために、自宅でのケアをしっかりと行いましょう。

サロン脱毛なら肌に優しい施術を受けられるので、ぜひチェックしてみてください。

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