「ムダ毛の処理をしたいけど、どんな方法が良いのか分からない」「肌への負担が少ないおすすめの除毛方法を知りたい」など、ムダ毛にお悩みの方は少なくないでしょう。
この記事では、おすすめのムダ毛処理方法を、剃毛・毛抜き・除毛・脱毛の4つの分類ごとにそれぞれ解説していきます。ムダ毛の処理方法にはどんな種類があるのか、どのような違いがあるのかなど、気になる情報をまとめて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【剃毛】おすすめのムダ毛処理方法
まずは、実際に行っている人も多い、簡単なムダ毛処理方法である「剃毛」から詳しく解説していきます。剃毛の種類としては、下記の2つが挙げられます。
- カミソリ
- 電気シェーバー
それぞれ見ていきましょう。
カミソリ
カミソリは、ドラッグストアなどで数百円程度で手に入れられて、剃るだけで処理できるという簡単さから人気があり、利用する人も多いムダ毛処理方法です。全身のムダ毛処理に利用できるという点も、多く利用される理由の1つといえます。
一方で、肌に刃を滑らせるので、肌を傷つけてしまうリスクがあるのがデメリットです。傷つけるところまでいかなくても、ムダ毛処理と同時に肌の角質も削ってしまう、カミソリ負けで肌が荒れてしまう、などの肌トラブルが起こる可能性もあります。
電気シェーバー
カミソリと方法は似ていますが、より肌への負担が少ないのが電気シェーバーです。サロンやクリニックでの脱毛前の自己処理方法としておすすめされている方法でもあります。肌を傷つけるリスクが少ない、全身の脱毛に対応できるなどの点がメリットです。顔用のシェーバーや背中用のシェーバーを利用すれば、より綺麗に処理できるでしょう。
デメリットとしては、カミソリと比較すると費用がかかる点などが挙げられます。
【毛抜き】おすすめのムダ毛処理方法
次に、毛を抜いて処理をする方法について解説していきます。毛を抜いて処理をする方法としては、下記の3つが挙げられます。
- 毛抜き・ピンセット
- 脱毛テープ
- 脱毛ワックス
毛を抜く方法はどれも肌への負担が大きく、あまりおすすめはできませんが、どのような方法があるのか、順番に解説していきます。
毛抜き・ピンセット
毛を抜く方法として真っ先に頭に浮かぶのが、毛抜きやピンセットを使った方法ではないでしょうか。こちらもカミソリと同様に、薬局などで簡単に手に入れられて安いというメリットがあります。
しかし、肌への負担が大きく、肌荒れや埋没毛、毛嚢炎などが起こりやすいのがデメリットとして挙げられます。さらに、広い範囲のムダ毛を処理するのに時間がかかるため、濃い毛が数本生えていて気になるという程度なら良いですが、腕や足全体のムダ毛処理をしたいといった場合にはおすすめできません。
脱毛テープ
毛を抜く方法としては、脱毛テープも挙げられます。脱毛テープは、粘着力のあるテープを肌に貼り付けて、毛を一気に抜くという方法です。テープを貼った部分の毛をまとめて抜けるので、毛抜きやピンセットを使うよりも簡単に広範囲の毛が抜けるのがメリットですが、毛をまとめて引き抜くため、肌へのダメージが大きいです。埋没毛、毛嚢炎、赤みなどの肌トラブルが起こりやすい方法で、肌が弱い人にはあまりおすすめできません。
脱毛テープについて詳しく知りたい方は、「脱毛テープの正しい使い方は?注意点と合わせて解説」の記事をご参照ください。
脱毛ワックス
脱毛ワックスは、ワックスを温めて肌に薄く塗り、上からシートを貼って一気に剥がす方法です。仕組みとしては、脱毛テープとほとんど変わりません。
天然素材のワックスが使用されているため、デリケートゾーンにも使用することが可能です。しかし、毛を抜くという行為に変わりはないので、痛みや肌への負担はどうしても避けられません。
脱毛ワックスについては、「ブラジリアンワックスとは|ワックスの種類や脱毛の手順を紹介」の記事をご参照ください。
【除毛】おすすめのムダ毛処理方法
ムダ毛の処理には、除毛する方法もあります。ここでは、ムダ毛を除毛する方法を5つ紹介していきます。
- 除毛クリーム
- 除毛タオル
- 除毛スプレー
- 除毛パッド
- 除毛石鹸
それぞれ解説していきます。
除毛クリーム
除毛クリームは、ムダ毛を除毛する方法の中では特に利用されることが多いアイテムではないでしょうか。ムダ毛は肌や爪などと同じタンパク質でできており、除毛クリームはそのタンパク質を分解して溶かすことで処理をする方法です。
毛を溶かすので、カミソリなどで毛を剃ったときのようなチクチク感がないのがメリットといえます。また、薬局などで簡単に購入できる、処理方法もクリームを塗って放置するだけで良いなど、処理の手軽さも人気の理由として挙げられるでしょう。
一方で、除毛クリームの成分が肌に合わず荒れてしまう、コストが高い、顔やVIOなどの一部の部位には利用できないなどのデメリットもあります。
除毛クリームについて知りたい方は、「除毛クリームのデメリットとは?除毛の仕組みや成分などと合わせて解説」の記事をご参照ください。
除毛タオル
除毛タオルは、文字通り、ムダ毛を除毛するためのタオルのことです。タオルを肌表面に滑らせることで、肌表面のムダ毛を絡めとります。お風呂で体を洗う際に使用できる、背中などの手が届きにくい部位も処理しやすいなどの点がメリットです。
しかし、ムダ毛を綺麗に取るためには擦らないといけないため、摩擦で肌にダメージが与えられてしまう可能性があります。綺麗に処理をしたい、濃い毛が多いという方にはあまりおすすめできません。
脱毛タオルについては、「脱毛タオルは効果ある?メリットデメリットや使用方法を紹介」の記事で詳しく解説しています。
除毛スプレー
除毛スプレーは、スプレーを吹きかけて一定時間放置することで除毛する商品です。タンパク質を溶かす成分が配合されており、除毛をする仕組みとしては除毛クリームに近い脱毛アイテムとなっています。スプレータイプなのでクリームよりも手軽で、背中などの手が届きにくい部位にも使用しやすいです。
ただ、除毛スプレーも除毛クリームと同様に、除毛クリームの成分が肌に合わず荒れてしまう、コストが高い、顔やVIOなどの一部の部位には利用できないなどのデメリットがあります。
除毛スプレーについては、「除毛スプレーはムダ毛に効果ある?使い方や注意点をまとめて紹介」の記事をご参照ください。
除毛パッド
除毛パッドは、肌表面を擦るだけでムダ毛を除毛できるアイテムです。紙ヤスリがついたパッドで肌表面を擦ることで、産毛などの細かい毛までなくします。擦るだけで簡単にムダ毛が処理できて、持ち運びができるので旅行先などでも使えるのがメリットです。
一方で、肌を擦って除毛をするため、肌が弱い人は肌荒れが起きる可能性があります。1回に処理をできる範囲が小さく、何度も擦らなければいけないので処理に時間がかかるのもデメリットです。
除毛パッドについて詳しく知りたい方は、「除毛パッドはムダ毛処理におすすめ?メリットデメリットを解説」の記事を参考にしてみてください。
除毛石鹸
除毛石鹸は、現在生えている毛を細くしながら、これから生えてくる毛を抑制してくれるアイテムです。「除毛効果」と「抑毛効果」が期待できる成分が含まれており、入浴時に使用する石鹸として使用するだけで効果が得られます。
一方で、効果を得られるまでに時間がかかる、泡をつけたまま放置する必要があるなどのデメリットもあります。また、永久的に効果があるわけではないので、使用し続けなければいけないという点も注意しなければいけません。
除毛石鹸については、「除毛石鹸は効果ない?使い方や選び方と合わせて詳しく解説」の記事で詳しく解説しております。
【脱毛】おすすめのムダ毛処理方法
最後に、ムダ毛を脱毛する方法について解説していきます。脱毛は、肌への負担が少なく、今後毛が生えてくるのを抑制できる効果があるため、ムダ毛処理方法としておすすめです。
- 家庭用脱毛器
- 光脱毛
- レーザー脱毛
- ニードル脱毛
脱毛の方法は自宅ではできないものも多いですが、どんなものがあるのか、参考にしてみてください。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、家で手軽に抑毛・減毛を目指せる自己処理方法です。後述の光脱毛やレーザー脱毛と同じ仕組みを利用して脱毛をしていきます。
これまで紹介した方法は、一時的にムダ毛をなくすものがほとんどでしたが、家庭用脱毛器では毛が少なくなる効果が得られるため、脱毛が進んでいけば自己処理はほとんど必要なくなっていきます。
照射前に自己処理をしなければいけない、手の届きにくい部分の照射が難しいなどのデメリットはありますが、ムダ毛をなくしていきたい人にはおすすめの方法です。
家庭用脱毛器については、「家庭用脱毛器の効果は?効果を高める方法や注意点を解説」の記事をご参照ください。
光脱毛
光脱毛はその名の通り、光を照射することで脱毛をする方法です。毛のメラニン色素に反応する光を毛根に照射することで毛を生やす細胞を弱らせ、新しく毛が生えるのを抑制していきます。
主にサロンなどで導入されている方法です。仕組みとしては家庭用脱毛器とほとんど同じですが、サロンのほうが家庭用脱毛器よりも照射の力が強いため、より早く効果を実感できるでしょう。
サロンでプロに行ってもらえば、照射漏れなどのリスクが少なく、ムラなく綺麗に脱毛することが可能です。また、キャンペーンなどで安い料金で脱毛できるところが多いのもメリットといえます。
一方で、次に紹介するレーザー脱毛より効果が薄いというのはデメリットです。
サロンの光脱毛の仕組みについては、「光脱毛サロンの仕組みとメリット、注意点」の記事をご参照ください。
レーザー脱毛
レーザー脱毛は医療脱毛とも呼ばれており、クリニックなどの医療機関で行われている脱毛方法です。基本的な仕組みは光脱毛とほとんど変わりませんが、出力が強く、早く効果が出るというメリットがあります。
家庭用脱毛器でもレーザー式のものはありますが、一般人でも照射ができるように、医療機関で行っているレーザー脱毛よりも出力を弱められています。
効果が高い一方で、費用が高い、痛みが強いなどのデメリットもあるので、注意が必要です。
レーザー脱毛については、「医療脱毛と光脱毛はどう違うの?痛みやコスパで比較して紹介」の記事をご覧ください。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は、毛穴に針を指して微弱な電気を流すことで毛を生えなくさせる脱毛方法です。1度施術をすれば、その毛穴からは毛が生えなくなるため、完全なる永久脱毛といえるでしょう。
しかし、針を刺して電気を流すので痛みが強く、1回に施術できる範囲が狭いというデメリットがあります。また、施術に手間がかかることから費用が高く、広範囲の脱毛には向いているとはいえません。通常の脱毛では施術が難しい、ホクロに生えた毛や黒ずみがある部位に生えた毛を処理したいという場合に検討してみると良いでしょう。
剃毛や除毛では脱毛効果は得られない
ここまで、さまざまな自己処理方法について解説しましたが、剃毛や毛抜き、除毛などの処理方法では脱毛効果が得られません。ムダ毛を薄くしたい、自己処理をする手間をなくしたいと思っている方であれば、脱毛をおすすめします。
ずっとムダ毛処理を続けていると、カミソリなどの1回あたりの費用が安い方法でも、長期的に使い続けることで費用がかさみ、結局脱毛サロンに通ったほうがトータルでは安かったということにもなりかねません。
ムダ毛の自己処理を続けている方は、ぜひ脱毛も検討してみてください。
除毛をするなら脱毛がおすすめ
脱毛について解説しましたが、具体的にどんなところが脱毛のメリットとして挙げられるのでしょうか。ここからは、脱毛がおすすめな理由を、下記の4つの観点から詳しく解説していきます。
- ムダ毛処理の必要がなくなる
- 肌トラブルのリスクが減る
- 肌が綺麗になる
- 剃り残しの心配もなくなる
それぞれの理由を見ていきましょう。
ムダ毛処理の必要がなくなる
脱毛をすれば、自己処理の必要性がなくなります。ムダ毛処理は、狭い範囲であればあまり時間や手間はかかりませんが、腕や足などの広範囲を処理しようとすると、時間も手間もかかってしまいます。背中やVIOなどの自分では処理をするのが難しい部位であれば、尚更です。
脱毛をすればそもそもムダ毛が生えてこなくなるので、自己処理を行う時間や手間を大幅に削減できます。その分の時間を別のスキンケアにかければ、より美しい肌が手に入るでしょう。自己処理が面倒だと思っている方は、脱毛がおすすめです。
肌トラブルのリスクが減る
自己処理は肌への負担が大きいため、さまざまな肌トラブルにつながるリスクがあります。例えば、カミソリ負けや黒ずみ、赤み、かゆみ、肌荒れ、炎症、埋没毛、毛嚢炎などです。特に、肌が弱い人はこういったトラブルにつながりやすいでしょう。今トラブルが起きていなかったとしても、今後肌トラブルが起こる可能性もあります。
脱毛をすれば自己処理が必要なくなり、自己処理が原因で起こる肌トラブルのリスクも軽減できるのです。せっかく自分でムダ毛を綺麗に処理しても、自己処理による負担で肌が汚くなってしまっては露出をするのにも抵抗感が生まれてしまいます。ムダ毛のない綺麗な肌をキープしたい場合は、脱毛を検討してみると良いでしょう。
肌が綺麗になる
脱毛には、美肌効果が期待できるものもあります。例えば、光脱毛の一種であるIPL脱毛やS.S.C脱毛、ハイパースキン脱毛などは、美肌と同時に肌の黒ずみ軽減などの美肌効果が期待できるのです。
自己処理では、処理をするごとに肌が汚くなってしまうリスクがありますが、脱毛では施術が進むごとに肌が綺麗になる可能性があります。
また、サロン脱毛では、施術後にアフターケアとしてサロン独自のローションやクリームを塗布してくれるところも少なくありません。そのため、施術後のアフターケアで、しっとりと保湿された綺麗な肌になる効果も期待できます。
剃り残しの心配もなくなる
ムダ毛処理は、自分では綺麗に処理をできたつもりでも、実はムダ毛がまだ残っていたということも少なくありません。実際に、外で腕を見てみたら剃り残しが残っていたという体験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
特に、背中や二の腕の後ろ、ふくらはぎ、太ももの裏など、自分の目で見えにくい部位は剃り残しをしやすいです。
しかし、サロンやクリニックで脱毛を行えば、プロが施術をしてくれるため、照射漏れの心配がありません。プロに丁寧に施術をしてもらって脱毛が完了すれば、剃り残しの心配をする必要もなくなり、露出したファッションや旅行・海などのイベントも気軽に楽しめるようになるでしょう。
まとめ
ムダ毛処理には、剃毛・毛抜き・除毛・脱毛などのさまざまな方法がありますが、おすすめは脱毛です。自己処理は費用が比較的安いのがメリットですが、肌トラブルが起こりやすい、剃り残しをしやすい、定期的に処理が必要などのデメリットもあります。
脱毛をすれば、自己処理による肌トラブルのリスクを軽減し、剃り残しなどの不安もなくなるだけでなく、定期的な処理も必要なくなっていくのです。自己処理方法に比べると費用がかかるのがデメリットですが、長期的に考えると脱毛のほうが安いということも珍しくありません。
また、サロン脱毛であれば、1つの部位が数百円程度で脱毛できるキャンペーンを行っているところもあり、気軽に脱毛に挑戦できます。脱毛が気になっている方は、まずはサロン脱毛のキャンペーンなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。