セルフで全身脱毛をするメリットデメリットは？注意点と合わせて解説

「脱毛を考えているけどサロンやクリニックに通うのは面倒くさい」「できればセルフで全身脱毛をしたい」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、セルフで全身脱毛ができるのかを解説していきます。セルフの全身脱毛にかかる料金、脱毛効果を得られる回数や期間、痛みについてサロンやクリニックと比較しながら説明します。セルフで全身脱毛をするメリットデメリットなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

セルフでも全身脱毛はできる？

結論からいえば、セルフで全身脱毛をすることは可能です。普段からカミソリや除毛クリームで自己処理をしているという方は多いかと思いますが、これらの方法はあくまでも除毛で、一時的な効果しか得られません。

脱毛効果を得るなら、家庭用脱毛器を使用しましょう。家庭用脱毛器は毛を生えにくくする脱毛効果が期待できます。家庭用脱毛器で全身脱毛が実現できるのかに不安があるかもしれませんが、昨今は顔やデリケートゾーンにも対応する家庭用脱毛器も増えており、理想とする全身脱毛は可能です。

脱毛にはサロンやクリニックを検討する方が多いですが、家庭用脱毛器を用いたセルフ脱毛に挑戦してみるのも良いかもしれません。

セルフ・サロン・クリニックの全身脱毛を比較

ここからは、セルフ脱毛を検討している方のために、サロン・クリニックと比較してどの方法が良いのかを見ていきましょう。下記の3点を比較していくので、ぜひ参考にしてみてください。

料金

脱毛にかかる料金は、セルフ、サロン、クリニックのどれを選ぶかによって異なります。大まかな特徴は下記の通りです。

セルフ脱毛は、家庭用脱毛器の価格が5万〜12万程度なので、全身脱毛にかかる費用も大体10万円前後です。カートリッジの追加購入や買い替えが必要になったケースを考えても、安く抑えられるでしょう。

サロンとクリニックの料金について言及すると、サロンで全身脱毛の施術を6回受ける場合の平均相場は10万円前後です。一方のクリニックは5回で20万前後とされています。

どちらも施術回数をさらに重ねる必要があるため、総コストはサロンの場合は25万円程度、クリニックは35万円程度かかるかもしれません。サロンやクリニックによっても費用は大きく異なるので、気になるところがある方はホームページを確認してみると良いです。

効果

次に、効果について比較してみましょう。以下は効果の表れ方と必要な施術回数の目安を示したものです。

期間は、セルフ脱毛は2週間に1回の間隔、サロンとクリニックについては2ヶ月間隔で受けたケースの目安を示したものです。

あくまでも目安ではありますが、少ない回数で脱毛を早く完了させられるのはクリニックでしょう。セルフ脱毛は施術間隔が短いことから比較的効果を早く感じやすいとされていますが、使用する脱毛機や出力の強さなどによって、回数や期間は大きく変わる点に注意が必要です。

痛み

痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的に以下のような印象を持ちやすいでしょう。

家庭用脱毛器やサロンの光脱毛は、レーザーに比べて出力が低く、施術時に痛みを伴いにくいといわれています。一方、レーザーは出力が高く施術時に痛みを伴いやすいことから、クリニックにはさまざま種類の麻酔が用意されています。

セルフで全身脱毛をするメリット

セルフで全身脱毛をするメリットには以下の4つがあげられます。

• 費用を比較的安く抑えやすい
• 好きなタイミングで施術できる
• スタッフに体を見られる恥ずかしさがない
• 店舗に通う手間がない

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

脱毛にかかる費用が比較的安い

家庭用脱毛器は約5〜15万円程度で販売されており、サロンやクリニックの脱毛でかかるコストと比較して安価なのが特徴です。家庭用脱毛器はさまざまな種類が販売されているため、より安い家庭用脱毛器を選べば、コストを大幅に抑えられるでしょう。脱毛にそこまでお金をかけられないという方にとっては、ぜひおすすめしたい脱毛方法です。

好きなタイミングで施術できる

セルフ脱毛には、自分の好きなタイミングで施術ができるという魅力があります。サロンやクリニックに通うとなると、他の人の予約や店舗の営業時間などに合わせる必要がありますが、セルフなら日時に追われることがありません。深夜でも早朝でも、休日でも、今の生活スタイルを崩すことなく、脱毛を進めることができるでしょう。

スタッフに見られる恥ずかしさがない

体をスタッフに見られる恥ずかしさがないという点もセルフ脱毛のメリットです。特に魅力を感じる部位は、VIOではないでしょうか。サロンやクリニックでも恥ずかしさを感じにくい施術を心がけてもらえますが、VIOは慎重に施術をすすめることからまじまじと見られてしまうことに変わりはありません。

その点セルフ脱毛なら余計な不安やストレスを感じることなく、VIOの脱毛処理を行えるでしょう。

店舗に通う手間がない

セルフ脱毛は店舗に通う手間がかかりません。脱毛は長い期間通い続ける必要があるため、慣れてきたころに通うのが面倒になってしまう可能性があります。

もし、サロンやクリニックに行くために交通費が発生する場合は、その都度コストがかかる点が気になりやすくなるでしょう。この点から考えればセルフ脱毛は、心身的にもコスト的にも、ストレスフリーに続けられる脱毛方法といえるのではないでしょうか。

セルフで全身脱毛をするデメリット

セルフで全身脱毛をするデメリットには以下の5つが挙げられます。

• 出力が低い
• 時間と手間がかかる
• ムラになる可能性がある
• 肌トラブルが起こるリスクが高い
• 照射できない部位がある

セルフでも全身脱毛ができるとはいえ、デメリットを理解しないで始めると後悔することになるかもしれません。以下で解説していくので、セルフ脱毛を検討する際の参考にしてください。

サロンよりも出力が低い

セルフ脱毛で使用する家庭用脱毛器は、サロンに導入されている光脱毛と同じ仕組みを採用していますが、素人が扱うことから出力が低く設定されています。

出力が低いということがデメリットといわれるのは、施術を行っても期待できる脱毛効果がサロンより低いためです。そのため、セルフ脱毛は回数を多くこなす必要がある他、一定回数を終えてムダ毛が生えにくくなる期間も短い可能性があります。

施術に時間と手間がかかる

セルフで全身脱毛をすると、時間と手間がものすごくかかります。まず、家庭用脱毛器を使用する2日前あるいは前日に、全身の毛を自己処理しなくてはいけません。これはサロンやクリニックでも同様ですが、家庭用脱毛器は脱毛施術に時間と手間がかかります。

自分で行わなければいけないので、サロンやクリニックで行う施術よりも時間がかかる可能性が高いです。火傷などの肌トラブルを避けるためにも、時間をかけて丁寧に行うことを推奨します。

さらに、自分では届かない部位の施術をする場合は人の手を借りる必要があります。人に見られないのがセルフ脱毛のメリットですが、背中などは人の手を借りる必要があるという点に注意してください。

ムラになる可能性がある

セルフ脱毛は自分で行うため、ムラになる可能性があります。サロンやクリニックのスタッフはプロなので施術に慣れていますし、自分の目で見ながら照射をするので照射漏れが起きにくいです。

セルフ脱毛の場合は、目に見えにくい部分の照射がまばらになってしまうことも少なくありません。また、施術部位を斜めから見る、利き手ではない方の手で脱毛器を持つ、などさまざまな要因からムラになる可能性があります。自分で照射をする際は、丁寧に行うことを心がけましょう。

肌トラブルが起こるリスクが高い

家庭用脱毛器は出力設定が低いのに、なぜ肌トラブルが起こるリスクが高いのかというと、以下のような点でミスをしやすいためです。

• 推奨されている施術間隔を守っていない
• 肌の乾燥や荒れ、日焼けなどに関係なく施術をしている
• 施術前の自己処理をいい加減に済ませている
• 肌質や部位に合わせた照射レベルの設定ができていない
• アフターケアをしっかり行っていない

セルフ脱毛はすべて自己管理であり、アドバイスや注意を受けることがありません。そのため、ちょっとした気のゆるみが肌トラブルにつながる点に注意が必要です。

照射できない部位がある

家庭用脱毛器はどこまでの施術に対応しているのかに言及すると、選ぶモデルによって大きく異なります。価格を優先して選ぶと、顔とVIOへの使用不可、VIO使用不可となっているケースが多いです。

また、高価なモデルでも、Iラインへの使用不可とされているものもあります。家庭用脱毛器によって照射できない部位があるため、全身脱毛を希望するなら、価格だけでなく照射できる部位にも注目して選ぶ点に注意してください。

セルフで全身脱毛をする際の注意点

セルフで全身脱毛をすることに決めたら、以下の3つのポイントに注意してください。

• 保湿
• 日焼け
• 肌トラブルが起きた場合の対応

保湿と日焼けに関しては、セルフに限らずサロンやクリニックで脱毛をする場合にも注意したいポイントですが、肌トラブルが起きた場合の対応はセルフならではの注意点です。それぞれについて、なぜ注意すべきかに言及しつつ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

肌を保湿する

肌の保湿に注意するのは、脱毛をするにあたって肌の乾燥が以下に取り上げるようなさまざまなトラブルにつながりやすいためです。

• 施術時の痛みが強くなる可能性がある
• 痛みを感じることでいつもより出力を下げる必要がある
• 赤みやかゆみなどが生じる
• 肌が硬くなることで照射した光が思うように届かない

肌の保湿を心がけることで、肌の乾燥がもたらすリスクを回避できます。キレイを目指すための脱毛が失敗に終わらないよう、肌の保湿には十分に気をつけてください。

日焼け対策をする

脱毛を始めるにあたって、日焼け対策も重要になってきます。なぜなら、日焼けをすることによって肌が熱を持ってしまい、場合によっては黒くなってしまうためです。

肌が熱を持っているということは、肌の水分が蒸発しやすい状態＝乾燥肌になっていることが予想されます。セルフ脱毛によってさらに熱を与えてしまうことから、肌トラブルを起こすリスクは非常に高くなるといえるでしょう。

また、脱毛後の肌においても日焼けは厳禁で、肌の乾燥を進みやすくし、肌トラブルにつながる可能性が高まります。

もし肌が日焼けして黒くなってしまった場合は、施術による火傷のリスクが高まります。肌が元の色に戻るまでセルフ脱毛を中断することとなってしまうため、日焼けには十分注意してください。

肌トラブルが起きたら皮膚科を受診する

もしセルフ脱毛によって肌トラブルが発生した場合、迅速な対応が重要です。軽いヒリヒリ感があったときに「冷やせば大丈夫」と軽視せず、すぐに皮膚科を受診することが大切です。

放置することで症状が悪化して、取り返しのつかないケガにつながったり、跡が残ってしまったりするかもしれません。肌トラブルは対応が早ければ早いほど、治る可能性が高いです。

家庭用脱毛器でも施術時には痛みを伴うことがあるため判断は難しいですが、ヒリヒリ感や赤みなどが数日たっても引かない場合は、迷わず皮膚科を受診してください。

セルフの全身脱毛が不安ならサロン脱毛がおすすめ

セルフの全身脱毛には、「安い」「好きなタイミングでできる」「恥ずかしくない」「通わなくて良い」といった魅力がありますが、その反面、5つのデメリットにモチベーションが下がってしまったという方もいるのではないでしょうか。

もし、セルフで全身脱毛をする自信がないのであれば、サロン脱毛に通う方法を検討してみることも一つの方法です。以下に、サロン脱毛をおすすめする3つのメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

肌トラブルが起こりにくい

サロン脱毛では、スタッフによる施術を受けられます。スタッフは、研修を通して脱毛機の使用方法をマスターするだけでなく、肌質や毛質の見極め方などの知識を身につけており、的確な判断のもとで脱毛施術を提供してくれます。

素人目では判断しきれない状態にも柔軟に対応してくれるため、施術による肌トラブルが起こりにくいです。脱毛施術をスタッフに任せることで、自己責任で行う作業の負担が軽減され、肌を整える保湿や日焼け対策といった肌トラブルを起こしにくい肌作りに、集中しやすくなるでしょう。

照射漏れのリスクが少ない

セルフ脱毛とサロン脱毛を比較したときに、照射漏れリスクが少ないという点は、脱毛をするにあたって大きなメリットとなってきます。セルフ脱毛は自分で行うため、ムラが出るリスクは回避しにくく、月日をかけて施術をこなしてもきれいな仕上がりとなりにくいです。

一方、サロン脱毛なら、スタッフが照射漏れに注意しながら丁寧に施術をこなしてくれます。脱毛が完了するころには、どこを見てもムラのないツルスベ肌を手に入れられる安心感があるでしょう。

美肌効果が期待できる

サロンを比較検討すると分かりますが、中には脱毛効果だけでなく、美肌効果まで期待できる方法を導入しているサロンもあります。家庭用脱毛器にも美容効果を謳うモデルがありますが、やはりサロンが導入している機械の性能や使用しているジェル、ローションなどに含まれる美容成分にはかないません。

脱毛施術と同時に本格的な美容ケアもできるとなれば、サロン脱毛も見逃せない選択肢となるのではないでしょうか。

脱毛と同時に美肌効果を得たい方は、「脱毛で美肌になるのはなぜ？サロン脱毛が美肌効果をもたらす理由とは」の記事をご参照ください。

まとめ

セルフでも、全身脱毛をすることは可能です。サロンやクリニックよりも安い、好きなタイミングでできるなどのメリットがあることから、サロンやクリニックを選ぶよりも脱毛を前向きに検討できるでしょう。

しかし、セルフ脱毛ならではのデメリットもあり、それをよく理解した上で決めないと後悔することになるかもしれません。自分で全身の脱毛施術を繰り返していくことに不安があるなら、セルフの次に費用を抑えやすい魅力のある、サロン脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

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