エステ脱毛の効果は？医療脱毛との違いと効果を得る方法を解説

「エステサロンでの脱毛は効果がない」という口コミを見かけたことがあるという方もいるかと思いますが、本当に効果はないのでしょうか。

この記事では、なぜエステ脱毛は効果がないといわれるのか、その2つの理由と期待できる効果を紹介します。エステ脱毛と医療脱毛の違いやエステ脱毛の効果を上げる方法についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

エステ脱毛が効果がないといわれる理由

エステ脱毛が効果がないといわれる理由は、「なかなか効果を実感できない」「施術を受けてもムダ毛が生えてきてしまう」ためです。このようにいわれるのには、以下に取り上げるエステ脱毛の4つの特徴が深く関係しています。

• 出力の低い光を使用している
• 毛質によって脱毛効果の表れ方が違う
• 選ぶ脱毛方法によっても効果の表れ方が違う

不安に感じている方が多いようですが、エステ脱毛は効果のある脱毛方法です。効果の表れ方がゆっくりなだけで、回数を重ねれば満足度の高いツルスベ肌が手に入るでしょう。

エステ脱毛と医療脱毛の違い

脱毛をする際に、エステ脱毛か医療脱毛か、どちらを選ぶべきかと迷う方も多いのではないでしょうか。そこで、比較する際にチェックしたいポイントを以下にまとめてみました。それぞれの項目ごとに、エステ脱毛と医療脱毛の違いを解説していきましょう。

脱毛方式

脱毛方法を選ぶときに最初に決めるべきなのが、エステ脱毛と医療脱毛のどちらを選ぶかです。それぞれで特徴が異なるので、違いを理解した上で選ぶ必要があります。ここでは、2つの脱毛方法について、簡単に特徴と効果を解説しておきましょう。

エステ脱毛は基本的に、メラニン色素に反応する光を毛母細胞や毛乳頭に照射してダメージを与えて、毛を生えにくくする脱毛方法です。

一方で医療脱毛は、光脱毛と同じくメラニン色素に反応するレーザーを毛母細胞や毛乳頭

に照射して毛を生えにくくさせます。基本的な方法はあまり変わりませんが、クリニックのレーザー脱毛のほうが照射の出力が強いので、高い効果を得られるのが特徴です。

エステ脱毛の脱毛方法

エステ脱毛には下記の5つの脱毛方法があり、それぞれの特徴を把握した上でどの方法で脱毛をするのかを選ぶ必要があります。

種類の豊富さは悩ましいポイントにもなりますが、肌質や毛質、痛みの感じやすさなど、自分に合った脱毛方法を探しやすいともいえるでしょう。選ぶ方法によってアプローチ方法が大きく異なるので、特徴をしっかりと把握しておきましょう。

それぞれの脱毛方法の詳しい特徴や違いについては、「光脱毛でムダ毛が抜ける仕組みは？脱毛方法ごとの仕組みを解説」の記事をご参照ください。

医療脱毛の脱毛方法

医療脱毛も、導入されている脱毛機によって脱毛方法が異なります。

各レーザーの違いは、波長の長さです。もっとも短いアレキサンドライトレーザーは肌の浅い部分を得意とし、長いヤグレーザーは深い部分までアプローチできます。ダイオードレーザーは波長の範囲が広いため、浅い部分にも深い部分にもアプローチ可能です。

波長の長さの違いは、得意とする毛質や肌質、痛みの感じ方にも深く関係しているため、違いをよく把握した上で選ばなくてはいけません。1種類のみのレーザーを使用している機器もあれば、2種類を使い分けたり同時に使用している機器もあります。

脱毛回数

クリニックはサロンよりも脱毛に必要な回数が少ないため、少しでも早く脱毛を完了させたい、店舗に通う回数を減らしたいという方は、クリニックでの脱毛がおすすめです。回数がかかっても痛みの少ない脱毛方法が良い、脱毛にかかる費用を抑えたいという方はサロン脱毛が向いています。

脱毛期間

サロン脱毛もクリニックの脱毛も基本的に、毛周期と呼ばれる毛の生えるサイクルに合わせて施術を行う必要があるので、1回施術をしたら2〜3ヶ月の期間を空ける必要があります。そのため、少ない回数でも期間がかかりやすいです。

しかし、サロン脱毛の場合は、SHR脱毛やハイパースキン脱毛を選ぶと、2週間に1回程度の間隔で施術を行えます。短期間で脱毛を終わらせたい場合は、これらの蓄熱式脱毛を検討してみてください。

脱毛費用

脱毛にかかる費用に関しては、一般的にエステ脱毛の場合は安く抑えやすく、医療脱毛の場合は高くなりやすいと言われています。

これはエステ脱毛が比較的安い価格設定をしているところが多い上に、割引制度やキャンペーンが充実していることが理由として挙げられるでしょう。さらに、医療脱毛は麻酔の使用でコストが増えやすい点も影響します。

費用については、基本となる脱毛プランだけでなく、麻酔やシェービング代などの追加費用、さらには交通費なども含めて計算し、どこを選ぶか検討することをおすすめします。

施術の痛み

施術の痛みに関しては、エステ脱毛の施術に伴う痛みは弱く、中にはほとんど感じない方もいます。そのため、痛みが不安な方でも安心して脱毛を始められるでしょう。対して、医療脱毛の施術に伴う痛みは強めです。冷やしても痛みを感じる場合は出力を下げたり、麻酔を使用したりしながら施術を進めていきます。

エステ脱毛と医療脱毛はどっちが良い？

ここまで、エステ脱毛と医療脱毛の違いについて解説してきました。しかし、どちらが良いのかまだ悩んでいるという人も少なくないのではないでしょうか。ここでは、それぞれの脱毛がおすすめな人の特徴について解説していきます。

安さを求める人はエステ脱毛

安さを求める人は、エステ脱毛を選ぶと良いでしょう。エステ脱毛がおすすめな理由は2つあります。

1つは、エステ脱毛はプラン料金が比較的安価であるためです。施術途中で追加でかかる料金として、シェービング代やキャンセル代がありますが、中には追加料金が無料というサロンもあります。施術料金だけでなく追加料金も抑えられるので、しっかりと調べてみてください。

もう1つは、交通費がかかりにくいためです。エステは店舗数が多いため、通いやすい場所を選びやすい傾向にあります。学校や職場などいつもの行動範囲内にあるサロンを選べば、脱毛へ行くためにかかる交通費を抑えられるでしょう。

痛みに弱い人もエステ脱毛

痛みに弱い人も、エステ脱毛を選ぶのがおすすめです。エステ脱毛は出力の低い光でアプローチする方法なので、施術時に伴う痛みが弱く、アイシングケアなどで十分耐えることができます。

また、蓄熱式のSHR脱毛は痛みがより少ない脱毛方法なので、導入しているサロンを選べば痛みへの不安なく脱毛を受けられるでしょう。

効果を求める人は医療脱毛

効果を求める人は、医療脱毛を選ぶのがおすすめです。医療脱毛は出力の高いレーザーでアプローチする方法で、毛の生成に関わる組織を破壊するまでの効果を求められます。医療脱毛は完了までにかかる回数が少なく期間も短めなので、少しでも早く脱毛効果を得たいという方に向いているでしょう。

エステ脱毛で高い効果を得る方法は？

効果がないといわれることもあるエステ脱毛ですが、ちょっとしたことを心がけるだけで脱毛効果を高められるのをご存じでしょうか。

そのポイントとなるのが、正しい自己処理、保湿、日焼け対策、施術ペース、生理期間中の施術の5つです。それぞれについて解説していきますので、エステ脱毛で少しでも高い効果を得たい方は、ぜひ参考にしてください。

正しい方法で自己処理をする

高い脱毛効果を求めるなら、正しい方法で自己処理をする点に注意してください。事前の自己処理を間違った方法で行うと肌トラブルが起きやすく、施術の効果が出にくくなる、あるいは全く施術をしてもらえない可能性があるためです。

例えば、カミソリを使用すると、カミソリ負けを起こしてしまうかもしれません。肌トラブルが酷いと施術を断られてしまいます。また、毛抜きや脱毛ワックスなどで自己処理をすると毛根からなくなってしまうので、脱毛機が反応するはずのメラニン色素がなくなって効果的な脱毛ができません。

脱毛前の自己処理方法としては、肌への負担が少ない電気シェーバーの使用がおすすめです。フェイス用やボディ用、VIO用があるため、適したモデルを用意することをおすすめします。

肌をしっかりと保湿する

肌の保湿も、エステ脱毛の効果をあげる重要なポイントの1つです。肌が乾燥していると皮膚の角質が硬くなりやすく、照射した光が思うように届かないため、最大の脱毛効果は得られません。

また、乾燥肌は痛みが生じやすく肌トラブルも起こりやすいので、肌への負担を懸念して出力が落とされる場合もあります。出力が下げられると、期待できる脱毛効果も低くなってしまうでしょう。

しっかりと保湿をして柔らかい肌を維持しておくと、光が効果的に届き、脱毛効果も最大に得ることが可能です。肌の柔らかさは毛がスルッと抜けやすい条件ともなるため、常に保湿を心がけるのをおすすめします。

日焼け対策を常に意識する

エステ脱毛で高い効果を得るためには、日焼け対策にも注意してください。日焼けは肌の表面にメラニン色素が沈着している状態です。そのまま脱毛の光を照射すると、肌表面に強く照射されて火傷を負ってしまったり、毛根に光が届かなくなって効果が落ちてしまったりします。

また、火傷のリスクを考慮して施術を断られる可能性もあります。施術を受けられないとなると、脱毛効果は得られませんし、最悪の場合は今まで受けてきた施術の効果が薄れてしまうかもしれません。

脱毛をしている最中だけでなく、脱毛を計画する時点から日焼けには注意し、十分な対策をとっておくことをおすすめします。

毛周期を守って施術をする

施術ペースは脱毛方法によって異なりますが、一般的な脱毛は毛周期に合わせて施術を行います。そのため、1つの目安として毛周期を意識すると良いです。

毛周期に合わせて施術を行うと、毛の成長期を意識したアプローチが可能で、特にメラニン色素が濃い状態に脱毛施術を行えます。そのため、スタッフと相談しながら2〜3ヶ月のペースで予約を取ると良いでしょう。

もっと早いペースで脱毛を進めたい方は、蓄熱式脱毛を検討してみてください。蓄熱式脱毛については、「蓄熱式脱毛とは｜仕組み・効果からメリットデメリットまで解説」の記事をご参照ください。

生理期間中の施術は控える

高い脱毛効果を求めるなら、生理期間中の施術を控えることをおすすめします。生理期間中は体のホルモンバランスが乱れやすく、いつもと変わらない施術でも痛みを強く感じたり、肌トラブルを起こしたりする可能性があるためです。

痛みや肌トラブルを起こしてしまうと、施術時の出力を下げる必要があるほか、施術を中断するケースもでてくるでしょう。生理中は満足いく施術を受けられない可能性があるため、別の日に改めて施術を受けるのがおすすめです。

エステ脱毛で効果がないと感じたときは？

エステ脱毛を実際に行っても効果がないと感じた方のために、以下で対処法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

• 照射漏れがないかをチェックする
• 別の脱毛方法を検討してみる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

照射漏れがないかをチェックする

3〜6回の施術を終えても効果がないと感じたら、原因が照射漏れではないかを疑ってみてください。ライン状に毛が残っていたり、一部分だけ綺麗に毛が残っていたりする場合は、照射漏れの可能性が高いです。

すぐにサロンに連絡し、確認してもらえる日時の予約や再照射の可否の確認などを行いましょう。この際、どのような状態かを目で確認してもらえるよう、照射漏れ部分はそのまま放置しておくことに注意してください。日が空きそうな場合は写真をとって記録しておくと良いでしょう。

別の脱毛方法を検討してみる

効果がないと感じたら、別の脱毛方法を検討し始めるのも良いでしょう。人によって適している脱毛方法は異なります。サロンのS.S.C脱毛で効果が感じられなかったらIPL脱毛を採用しているサロンを検討してみる、ダイオードレーザーで効果が得られなかったらヤグレーザーを検討してみるなど、さまざまな脱毛方法から検討してみてください。

照射漏れなどのミスがなく、自己処理や保湿に気を付けていても効果がない場合は、自分の毛質にあった脱毛方法を再検討することが脱毛完了への近道となるでしょう。

エステ脱毛と医療脱毛に関するよくある質問

エステ脱毛と医療脱毛を検討する際に、よく取り上げられる質問を2つ紹介します。

• エステ脱毛と医療脱毛の併用はできる？
• エステ脱毛と医療脱毛の乗り換えはできる？

それぞれ解説していくので、悩みや不安の解消に役立ててください。

エステ脱毛と医療脱毛は併用できる？

エステ脱毛と医療脱毛は併用できますが、同じ部位を脱毛する場合の併用はおすすめしません。併用すると施術のペースが狂って脱毛効果がうまく得られない可能性があるためです。

また、肌トラブルを起こすリスクも高くなるかもしれません。

違う部位を脱毛する場合は併用しても構いませんが、かかるコストが増える点や予約の際のスケジュール管理が難しくなる点に注意した方が良いでしょう。

エステ脱毛と医療脱毛の乗り換えはできる？

エステ脱毛と医療脱毛を乗り換えることは可能です。エステ脱毛で効果がないと感じたら、医療脱毛に乗り換えるのも良いでしょう。反対に、医療脱毛に挑戦したが痛くて続けられないケースや、麻酔代でコストが膨らむ点を不安に感じた場合は、エステ脱毛に乗り換えるのがおすすめです。

サロンやクリニックには乗り換え割が用意されているケースが多いため、コスト面に不安を感じることなく脱毛を再スタートできるでしょう。

まとめ

エステ脱毛は、施術をしっかり完了させれば満足度の高い脱毛効果が得られます。「効果がない」といわれますが、これは、エステ脱毛は効果をなかなか実感しにくいという特徴があるためです。

効果に不安がある、効果がなかなか得られないという場合は、下記の5つの方法を実践してみてください。

• 正しい方法で自己処理をする
• 肌をしっかりと保湿する
• 日焼け対策を常に意識する
• 毛周期を守って施術をする
• 生理期間中の施術は控える

これらの方法を実践しながら、安くて痛くないエステ脱毛で理想とするツルスベ肌を目指してみてはいかがでしょうか。

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