脱毛の周期について知ろう!

毛周期

脱毛に通っていると、毛周期の関係で予約が「2ヶ月以上先からしか取れない」といったことが当たり前です。そもそも「毛周期」のことをよく理解できてないと「どうして2、3ヶ月も間隔を空けるの?」、「もっと短い期間で終わらせたいんだけど」、「本当はもっと早く施術できるのに、店が回らないからこんなに予約間隔を空けられてしまうのかしら」など不安、不満に思ってしまうと思います。

ここでは「脱毛でよく聞く『毛周期』って何?」、「毛周期と脱毛の関係」、「回数が必要な毛ってどこの毛?」の順でご紹介していこうと思います。

脱毛でよく聞く「毛周期」って何?

毛周期

「毛周期」というのは、毛が生まれてから抜け落ちるまでのサイクルのことを表します。この毛周期には身体の部位ごとに差があり、同じ一つの部位の中でも差があるものです。このサイクルは「成長期」、「退行期」、「休止期」の三段階で成り立っています。

 

  • 成長期

新しい毛が生まれて、伸びていく期間がこの「成長期」です。光脱毛や医療レーザー脱毛で、効果的に毛根をダメージを与えることができる時期が、この「成長期」でもあります。光線は黒色(メラニン色素)に反応するのですが、成長期の毛は濃い黒色で光線が毛の根本までしっかり届きます。

 

  • 退行期

成長期の後にくるのがこの「退行期」です。毛の成長が止まって抜け落ちるまでの期間のことを指します。ムダ毛を処理するときの表面に出ている毛は、「成長期後期」「退行期」の毛です。この時期に光線を当てても、メラニン色素が少ない時期なので脱毛効果は表れません。

 

  • 休止期

この休止期は勝手に毛が抜け落ちて、また成長期に入るまでの期間のことです。この時期の照射も、メラニン色素が少ないので脱毛効果は表れません。

 

上記のサイクルを繰り返すことによって、毛は生まれ変わり続けているのです。

 

毛周期と脱毛の関係

脱毛

脱毛を効果的にするために毛周期を守ろう!

頭髪以外の毛で、成長期の毛は全体の20パーセントしかありません。この毛が1回で照射できる毛です。単純計算で「20パーセント×5回=100パーセント」となります。このため、サロンでは5回で1コースとしているところが多いのです。

 

↓各部位の毛周期(個人差はありますがおおよその平均です)

部位 毛周期
1~2ヶ月
全身 2ヶ月
ワキ 2~3ヶ月
VIO 1ヶ月半~2ヶ月
膝下 1ヶ月半~2ヶ月
太もも 1ヶ月半~2ヶ月

 

ここまで読んでいただいて「やっぱり2、3ヶ月とかの間隔ではなく、もっと短いスパンで通えないの?」と思っている方がまだいらっしゃるかもしれません。光やレーザーが退行期や休止期の毛に届いても、毛根の「毛乳頭」が毛と結びついていない時期なので毛乳頭には熱は伝わらず、ダメージを与えることができません。

 

なおかつ毛が全くない「休止期」には光やレーザーは当たらない仕組みになっているため、肌にダメージを与えるだけになってしまいます。ですからお手入れが楽な量までにしたり、毛を完全になくしたりするためには毛周期に合わせ、成長期のときに施術をする必要があるのです。

 

ですから「早く終わらせたい!」という一心で毛周期を気にせず施術を受けてしまうと、肌に負担がかかるうえに脱毛効果も得られないため、サロンやクリニックに通う回数だけ増えて金額もかさんでしまいます。

 

脱毛回数を重ねてきたら、施術の間隔をあけてもOK

脱毛の回数を重ねていると、効果のあった毛は抜け、ちょっとずつ毛周期が揃った毛のみが残っていきます。また、毛にダメージを与え続けられるため身体は「生えなくていいんだ」と学習します。そのため成長期の毛のサイクル自体が長くなることだってあるのです。

 

ですから、1~2回目までは「2ヶ月間隔で照射する」、3~4回目は「2ヶ月半で照射する」、5回目以降は「3ヶ月間隔で照射する」とい風にすると効果的かもしれません。

 

毛周期に気を付けなければならないこと

脱毛を効果的に行うために、毛周期に気を付けなければならいことがあります。それは「日焼けをしない」、「毛抜きを使わない」ということです。

【日焼けをしない】

光やレーザーは黒色(メラニン色素)に反応するものです。日焼けをしていると、光線が分散して毛根に当たらなかったり、色素沈着、やけどの原因となってしまったりする場合があります。

 

【毛抜きを使わない】

脱毛サロンに通って間もないと、まだ自己処理は必要になってきます。

その際毛抜きを使用することは絶対に避けてください。毛抜きを使うと、毛乳頭を引きちぎるため、毛周期が狂ってしまいます。

よって2、3ヶ月しっかり期間を空けていても、脱毛効果を感じられない原因となってしまいます。

カミソリも肌の表面を傷つ肌トラブルの元となるため、自己処理をする際は「電気シェーバー」をおすすめします。

 

回数が必要な毛ってどこの毛?

疑問女性

この質問には、以下の2つが関わってきます。

  • ホルモンと体毛の関係

「子供の頃は毛が薄かったけど、大人になってから毛が濃くなった」、「女性なのに20代を越えてからひげが生えてくるようになった」、「産後、髪の毛が薄くなった気がする」という経験は意外と多くの方がしているものです。

 

体毛には、男女共に「ホルモン」が大きく関係しています。人間は男性も「女性ホルモン」を持っていますし、女性も「男性ホルモン」を持っています。食生活や生活習慣の乱れ、ストレスなどによって、このホルモンが異常値になると、上記のことが発生します。

 

体毛が濃いという悩みをもっている方は食事・生活習慣を整え、女性ホルモンの分泌を促すサプリなどを飲んでみるといいかもしれません。

【性毛と無性毛】

「性毛」というのはVIOやワキ毛や胸毛、ヒゲなど、思春期から生えてくる毛のことです。特徴として「毛が生える向きに規則性がない」、「太くて硬いしっかりとした毛が密集している」、「毛周期が長い」などです。自己処理がいらなくなるまでになるには、1年以上脱毛サロンに通う必要があります。

 

「無性毛」というのは髪の毛、まつ毛、眉毛、腕毛、脚毛、鼻の下の毛など、もともと生えている毛のことです。特徴として「毛周期が早い」、「毛が生える向きに規則性がある」などです。そのため、脱毛効果は早く表れやすいです。

 

ビー・エスコート

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