「光脱毛」、「医療レーザー脱毛」、「ニードル脱毛」・・・。今や高校生から脱毛サロンに通うのも珍しくない世の中になってきました。自己処理をしなくていい脱毛は魅力的ですよね。しかし脱毛って痛いとか痛くないとか漠然とした知識はあるけど、どの脱毛がいいとかっていうのは良くわからない方も多いと思います。
一言「脱毛」といっても大きく分けて3種類の脱毛方法があります。ここでは「光脱毛の仕組み」、「医療レーザー脱毛の仕組み」、「ニードル脱毛の仕組み」についてご紹介していこうと思います。
光脱毛の仕組み
フラッシュ脱毛とも言われる光脱毛です。特徴的として、肌への負担が少ないので痛みが弱く、価格も手ごろなことから、学生にも人気のある脱毛です。
光脱毛で毛が抜ける仕組み
光脱毛は成長期の毛を狙ってレーザーを肌に照射し、毛根の細胞をにダメージを与える脱毛方法です。ダメージを与える毛根の細胞というのは、「毛乳頭」と言われている「毛母細胞」に栄養を届ける部位です。毛乳頭を破壊することにより毛母細胞へ行く栄養がなくなるため、毛の成長が止まり自然に抜けます。
そして成長期に毛根にダメージを与え続けることによって、新しい毛根が作られなくなっていき、だんだん生えてくる毛の量が減っていきます。
この方法は以下でご紹介する医療レーザーと同じですが、医療レーザーよりも光脱毛は凄く弱い力で照射します。
光は黒色のものに強く反応するため、毛根にあるメラニン色素が多い時期に施術を行うと効果的です。このメラニン色素が多い時期というのが成長期です。
毛周期には「成長期→退行期→休止期」というサイクルがあります。この成長期に毛根が大きくなりメラニン色素が多く詰まっていると言われています。退行期は毛が自然に抜けていく時期で、毛根が痩せ、毛が細く薄くなっていきます。休止期は次の毛根ができるまでの間のことを言い、休止期を終えるとまた成長期となります。
その成長期に施術を合わせるとなると、次の施術までに2、3ヶ月空けないといけません。
医療レーザー脱毛の仕組み
医療脱毛と言われる医療レーザー脱毛です。医療レーザーは光脱毛よりも価格が高いのですが、その分短期間で効果を得ることができます。「何回も通いたくない!」という方におすすめの脱毛方法です。
医療レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み
医療レーザー脱毛は、光脱毛と同様、黒色(メラニン色素)に反応します。レーザーを照射すると、レーザーの光が毛乳頭を破壊させます。それによって成長期の成長を止めるのです。
毛根組織は一度破壊されると毛の成長する働きが破壊されるため、二度と生えてこなくなります。
仕組みは光脱毛と同じですが、光脱毛より医療レーザー脱毛のほうが、出力が凄く高いです。
照射の力が強いため、痛みを感じる人は多いです。特にVIOは色素沈着している方も多いので、強い痛みを伴うかもしれません。
出力が高いからこそ、光脱毛と比べて通う期間も短く効果は早く実感しやすいのです。
こちらも通う期間としては2、3ヶ月に1回です。
光脱毛も医療レーザーも同じですが、毛根のメラニン色素のみに反応するものなので、肌の表面や周囲の細胞を傷つける恐れがありません。
しかし、どうしても黒いものに反応してしまうため、肌が小麦色以上に焼けている方や、色素沈着が激しい方などはやけどを起こしてしまう場合があります。ですから日焼けNGにしているサロン・クリニックは数多くあります。その中でも、出力を下げるなどして日焼けをしていても対応してくれるサロン・クリニックはあるため、肌が焼けているなと思う場合はそのようなサロン・クリニックを選ぶことをおすすめします。
ニードル脱毛の仕組み
光脱毛・医療レーザー脱毛と比べて、ニードル脱毛を実施しているところは少ないです。ニードル脱毛は20年ほど前まで一般的でしたが、医療レーザー脱毛よりもっと強い痛みを伴い、価格も高額ですが、唯一永久脱毛として認められている方法です。
現在でもスタッフの技術不足で肌が炎症してしまう、内出血を起こす、痛みが凄すぎてもう通えないなど、お客様の負担が大きい脱毛としても知られています。
ニードル脱毛で毛が抜ける仕組み
まず「ニードル」というのは「針」のことを言います。ニードル脱毛は光や医療レーザー脱毛と違い、あえて毛を少し生やした状態で施術を行います。
はじめに、針を毛穴に刺して10秒~20秒間電流を流します。その電気の熱によって、毛根にダメージを与えるやり方です。この作業を全ての毛穴に対して繰り返し行います。
ニードル脱毛は黒い部分に反応などすることはないため、光脱毛、医療レーザー脱毛では困難な埋没毛、ほくろから生えている毛、バストトップ周囲の脱毛、色素沈着している部位の脱毛に有効的に活用できます。また、肌を焼いている方でもいつでも施術できるところが最大のメリットです。
また、光・医療レーザー脱毛と違って毛周期も全く関係ないので、「毛周期に合わせて2、3ヶ月空けないと」ということもないです。毛が生えていれば、いつでも施術することができるのは嬉しいですよね。
メリットはあるとはいえ、ニードル脱毛は本当に痛みが強いです。痛みが強いニードル脱毛ですが、こちらも通う回数は必要になってきます。一度で無くなるということはまずないです。永久保証でいつでも施術できますが、痛みに耐えきれなくなり途中で通えなくなるお客様は非常に多いです。
まとめ
ニードル脱毛は唯一脱毛永久保証が認められているものですが、価格も高いですし肌トラブルも多いのが実状なため、痛みに弱い方や脱毛自体が初めての方にはおすすめできません。光脱毛は痛みに一番優しい施術ですが、中にはそれでも痛いという方もいらっしゃいます。
「初めての脱毛」という方は、光脱毛をおすすめします。光脱毛は低価格で肌への負担が一番少なく、通えば効果が現れるものなので、リスクが一番低い脱毛方法としておすすめできます。
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