成人式の前撮りでは、日常では着られない振り袖を着るのを楽しみにしている方も多いでしょう。しかし、いつもとは違う装いになることや、写真に残ることなどからムダ毛処理に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「成人式の前撮りにシェービングは必要なのか」「前撮りのシェービングはセルフでできるのか」「失敗しないシェービングの方法を知りたい」という人のために、今回は成人式の前撮りのシェービングについて、詳しく解説していきます。
成人式の前撮りに処理しておくべき部位、前撮りにおすすめのシェービング方法、セルフシェービングで失敗しない方法などを紹介していくので、成人式の前撮りのシェービングについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
成人式の前撮りでムダ毛の処理はしない?
成人式の前撮りをする前に、ムダ毛の処理は必要なのでしょうか。成人式の前撮りの衣装は振り袖がほとんどです。撮影のパターンが引きの構図のみの場合は、カメラに写るムダ毛はそこまで気になりません。
また、和装の場合は背中や腕が隠れるため、遠くからのショットではこれらの部位のムダ毛の処理をあまり注意する必要はないでしょう。
しかし、成人式の前撮りではアップのショットを撮影することも多いので、顔や手はしっかりと写ります。さらに、振袖姿は後ろ姿で女性らしい印象を演出するため、後ろからのショットがあるため、うなじの処理も重要です。
人生で1度しかない成人式の前撮りなので、後悔しないためにはムダ毛の処理をするに越したことはありません。
特に振袖はうなじの処理が必須
振袖を着るときは、うなじの毛の処理がとても重要といえます。振袖の時は髪の毛をアップにして、うなじから背中にかけて露出することがほとんどです。襟足は自分からは見えづらい部位ですが、他人からはよく見える部位なので、注意しなければいけません。
また、振袖の着付けでは衿のうしろの衣紋という部分を抜きます。これを衿抜きといい、首のラインを女性らしく美しい姿に見せる効果があるのです。そのため、振袖姿のときは特に襟足の後れ毛や産毛が目立ちます。
うなじの毛の処理を怠ると、一生に一度の晴れ姿が野暮ったく幼い印象になってしまいます。成人式の前撮りで後悔しないためにも、うなじの処理は忘れずに行いましょう。
振袖に合う襟足の形
襟足の形を意識して見ることは少ないかもしれませんが、実はうなじの形によって与える印象は大きく変わります。振袖に合う襟足の形はM型(MW型)です。日本人に多い襟足の形で、少し整えるだけでM型に近づく人が大半なので、整えやすい形ともいえます。
振袖を着るときは、産毛を残さず襟足とうなじの境目をはっきりさせるのが特徴です。首が長く見え、美しい後ろ姿に見せる効果があります。
成人式の前撮りのときはどんなシェービング方法が良い?
成人式の前撮りの際にはどのようなシェービング方法が良いのでしょうか。シェービングの方法には以下の3種類があるので、順番に見ていきましょう。
- サロン(ソフトシェービング)
- 理容室(レザーシェービング)
- セルフ
それぞれの特徴と、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
サロン(ソフトシェービング)
エステサロンなどで行うシェービングを「ソフトシェービング」といいます。エステティシャンが、電動シェーバーを使ってムダ毛を処理する方法です。特別な免許がいらないため、多くのエステサロンで施術を受けられます。
メリット・デメリット
サロンでソフトシェービングを受けるメリットは、肌への負担が少ないため、肌の弱い人や前撮りの直前でも施術を受けられることです。また、セルフシェービングをする場合も電動シェーバーを使用しますが、ソフトシェービングはプロが行うので剃り残しや怪我などの心配がありません。
デメリットは、ムダ毛を根元から剃れないことです。そのため、毛が伸びてくるのを早く感じてしまったり、毛の濃い人はすぐに黒ずんできてしまったりします。
理容室(レザーシェービング)
理容室などで行うレザーシェービングは、理容師の国家資格を持った人のみが施術できるシェービング方法です。カミソリを直接肌にあてて処理をするため、産毛を根本から剃ることができて、電気シェーバーで処理をするよりも効果が長持ちしやすいとされています。
メリット・デメリット
レザーシェービングのメリットは、産毛を根本から剃るのでシェービング効果が長持ちする、細かいデコルテや鼻、耳後ろなどの自分で処理しづらいところもシェービングできるという点です。
一方で、人によって赤みなどの肌トラブルが起きる場合があるというデメリットがあります。また、施術から2日目までは皮脂の分泌が盛んになるという人もおり、一時的に化粧崩れしやすくなる可能性も考えられます。そのため、前撮りの直前にレザーシェービングを受けるのは避けたほうが良いでしょう。
もう一つのデメリットは、カミソリを使用するので金属アレルギーの人はレザーシェービングを受けられないことです。金属アレルギーの人は、ソフトシェービングを選ぶのが無難でしょう。
セルフ
自分で電動シェーバーを使いシェービングする方法です。自己処理にカミソリを使用する人もいますが、カミソリは肌にダメージが強く肌トラブルの原因になることがあります。できるだけ肌への負担が少ない電動シェーバーを使用するようにしましょう。
メリット・デメリット
セルフシェービングのメリットは、シェービングの費用がほとんどかからないことです。また、自分の好きなタイミングでシェービングできるため、サロンや理容店でシェービングするときのように、予約を取るためのスケジュール調整をする必要がありません。
デメリットは、間違ったシェービング方法をして肌トラブルが起きてしまったり、肌に傷が付いたりする可能性があることです。間違ったシェービング方法をすると、毛嚢炎や炎症などの肌トラブルが起きることがあります。
背中やうなじなどは自分で確認しづらいため、特に肌に傷を付けてしまう可能性が高いです。肌トラブルや傷ができたときは、前撮りまでに症状が治まらない可能性があるので、十分注意してください。
また、自分から見えにくい部分は剃り残しやすいのも、セルフシェービングのデメリットの1つといえます。
セルフシェービングの方法
セルフシェービングは自宅で手軽に行える方法ですが、やり方を間違えると肌トラブルの原因になったり、怪我をしてしまったりすることがあります。前撮り前にセルフシェービングで失敗しないためにも、この機会に正しいセルフシェービングのやり方を覚えておきましょう。
【顔のセルフシェービング】
- 優しく洗顔する
- 蒸しタオルを顔に当て毛穴を開かせる
- 化粧水・クリームを塗り保湿しておく
- 電動シェーバーを使い毛流れに沿って剃毛する
- シェービング後はいつもの化粧水とクリームを使用し、念入りに保湿をする
【ボディのセルフシェービング】
- シェービングする部位にたっぷり保湿剤を塗る
- 毛がよく見える明るいところでシェービングする(見えにくい箇所は鏡を使うか、人に剃ってもらいましょう)
- シェービング後、もう一度保湿剤を塗る
セルフシェービングの注意点
ここからは、セルフシェービングをするときの注意点を5つ紹介します。セルフでシェービングするときの注意点をしっかり理解しておかないと、前撮りの当日に肌トラブルが起きて肌が汚く見えてしまうなど、満足できない仕上がりになる可能性があります。撮影当日に後悔しないためにも、セルフシェービングの注意点を確認しておきましょう。
- 使い古しの刃を使わない
普段から電動シェーバーを使っている人は、なるべく新しい刃に交換してからセルフシェービングを行いましょう。古い刃は切れ味が悪く、肌を傷付けてしまう可能性があります。
肌が傷付くとバリア機能が低下して肌トラブルが起こりやすくなる上に、毛穴に細菌が侵入するとニキビに似た毛嚢炎という炎症を引き起こすことがあります。前撮りの直前に毛嚢炎ができると、前撮りまでに完治が間に合いません。肌トラブルを起こさないためにも、電動シェーバーの刃はできるだけ清潔なものを使用しましょう。
- 剃り残しや怪我に注意
背中は自分の目では確認しにくく、セルフシェービングでは怪我をする可能性があります。背中のシェービングをするときは、家族やパートナーにお願いして剃ってもらうほうが安心でしょう。
また、ニの腕も自分では手が届きにくく、剃り残しやすい箇所です。何度も刃を当ててしまうと肌に負担がかかり、炎症になることがあるので注意してください。
- 電動シェーバー以外は使用しないようにする
先ほども少し解説しましたが、セルフシェービングするときは、電動シェーバーを使用しましょう。カミソリは肌に負担がかかりやすく、バリア機能の低下から肌トラブルにつながります。
また、毛抜きや脱毛ワックスはカミソリよりも肌への負担が大きく、毛嚢炎などの炎症を引き起こしやすいので、避けるようにしましょう。除毛クリームなども肌が弱い人は肌トラブルにつながるリスクがあるため、使用の際は注意してください。前撮りの前に限らず、自己処理では電動シェーバー以外は使用しないことをおすすめします。
成人式の前撮りでのシェービングに関する疑問
ここでは、成人式の前撮りでのシェービングについてよくある質問を集めました。
- シェービングをしておくべきタイミング
- シェービングにかかる時間は?
- 肌荒れが起きたらどうすれば良い?
- 前撮りでシェービング以外にしておくべきことは?
ぜひ参考にしてみてください。
シェービングをしておくべきタイミング
レザーシェービングの場合は、前撮りの3〜5日前にシェービングをすると良いです。レザーシェービング後の2日間は、一時的に皮脂の分泌が多くなり化粧崩れしやすくなります。人によってはシェービング後に赤みが出ることもあるでしょう。
3日ほどで皮脂の分泌や赤みは落ち着くので、前撮りまでに最低3日は空けるようにしてください。ソフトシェービングとセルフシェービングの場合は早すぎると毛が生えてきてしまうので、前撮りの1〜2日前に行うのがおすすめです。
シェービングにかかる時間は?
シェービングにかかる時間は、顔やうなじなどの必要箇所のシェービングのみであれば30分程度が目安です。全身をシェービングする場合はもっと時間がかかるでしょう。
理髪店の場合は比較的短い施術時間で済みますが、エステサロンで行うシェービングプランは、シェービングの他にマッサージやパックなどがついている場合も多いため、120分程度かかることもあります。
お店によって施術時間が違うので、予約時に確認しておきましょう。
肌荒れが起きたらどうすれば良い?
赤みなどの炎症が起きた場合は、濡れタオルで患部を冷やして様子を見てください。翌日も症状があればすぐに皮膚科を受診しましょう。前撮り直前のシェービング後に肌トラブルが起きた場合は、前撮りまでに症状が治まらない可能性があるため、早めに処理をしておくと良いです。
シェービング後の肌の状態には、個人差があります。初めてシェービングする場合は、シェービング後の肌の状態や毛の伸びる速さを確認するためにも、1ヶ月以上前にシェービングを1度試しておくのがおすすめです。
前撮りでシェービング以外にしておくべきことは?
前撮り前には、シェービング以外にもマッサージやパックをして、むくみや乾燥を防ぎましょう。
また、前撮りの前はバランスの良い食事を意識するようにして、寝不足には十分気を付けてください。肌荒れや乾燥は、化粧のノリを悪くしてしまいます。当日のコンディションが写真写りに直結するため、いつも以上にケアしておきましょう。
前撮りの写真は一生の思い出になるものなので、万全の準備をして一番綺麗な状態で撮影に臨んでください。
前撮りまで余裕があるならサロン脱毛もおすすめ
前撮りまで1年以上の期間がある場合は、サロン脱毛を始めるのがおすすめです。サロン脱毛とは、脱毛の機械を使いメラニン色素に反応する光を照射することで、毛根にダメージを与えムダ毛の成長を抑制する脱毛方法です。
毛の成長サイクルに合わせて施術を何回も繰り返していくと、だんだんと毛が薄くなっていきます。エステ脱毛は痛みが弱く肌への負担も少ないのが特徴です。 また、1回あたりの施術が安いのも特徴で、脱毛初心者が挑戦しやすい方法といえます。
サロン脱毛のメリット
サロン脱毛のメリットとしては次の3つがあげられます。
- シェービングによる肌負担を軽減できる
- 剃り残しや生え始めの心配がない
- 学割制度があるサロンも多い
詳しく見ていきましょう。
シェービングによる肌負担を軽減できる
シェービングを何度も繰り返すと、肌を少しずつ傷付けてしまい、バリア効果が低下します。そのため、炎症や色素沈着などの肌トラブルが起きやすくなるのです。
サロン脱毛をすることでだんだんと毛が薄くなって、ムダ毛が生えてこなくなくなれば、自己処理をする回数が減るでしょう。シェービングによる肌の負担が軽減できれば、肌をきれいにする効果が期待できます。
剃り残しや生え始めの心配がない
サロン脱毛を継続するとだんだんと毛が薄くなって、そのうち生えてこなくなります。シェービング後に毛が生え始めてポツポツと目立ってしまうことを心配する必要がありません。
サロン脱毛をしていけば自己処理のいらないレベルまで毛が少なくなるため、剃り残しの心配も必要なくなるでしょう。成人式の前撮りの際にもムダ毛の心配がなくなり、自信を持って撮影を迎えられます。
学割制度があるサロンも多い
学生さんのうちにサロン脱毛をする最大のメリットは、学割制度を使えるサロンが多いことです。割引の金額はサロンによって異なりますが、お得に脱毛できるのは嬉しい制度でしょう。
サロンによっては、学生の間に脱毛の契約をしておけば、卒業後も学割が継続できるところもあります。脱毛費用をお安くしたい方は、学生のうちに学割を使って脱毛を開始するのがおすすめです。
まとめ
成人式の前撮りは、晴れの姿を写真に収める大切なイベントです。せっかくの振袖姿も、ムダ毛の処理を怠ると、残念な仕上がりになってしまいます。
成人式前の前撮りで振り袖を着る場合は、後ろ姿が綺麗に見えるようにうなじをM型に整えたほうが良いです。前撮りの前のシェービングには、ソフトシェービング、レザーシェービング、セルフで行う方法の3つがあり、それぞれで特徴やメリットデメリットが異なります。
成人式の前撮りまでに1年以上の期間がある場合は、サロン脱毛をするのがおすすめです。大学生の方は学割制度で安く脱毛ができるので、ぜひ検討してみてください。