年間を通して意外と露出頻度が高いのが、ひじから先の「ひじ下」と呼ばれる部位です。暑い季節は半袖や袖のない服を着る機会もあり、気にかける方も多いかと思いますが、春や秋の暖かい日にも袖を捲った拍子にムダ毛が見えてしまうというケースも珍しくありません。
さらに、外が寒い季節でも、建物内にいるときや手洗いをするときなど、季節に関係なく露出の機会が多くなる部位です。
ここでは周りの視線が気になるひじ下の脱毛について解説していきます。ひじ下脱毛の方法や回数・期間などを詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ひじ下脱毛とは
ひじ下脱毛とは、名前の通りひじから先の脱毛のことを指します。しかし、サロンやクリニックによって、ひじから手首までを指す場合と、指先までを指す場合があるので、注意が必要です。実際に脱毛を検討している場合は、どこまで脱毛ができるのかを事前に確認しておきましょう。
ひじ下脱毛の回数・期間
ひじ下脱毛に限った話ではありませんが、脱毛は1回の施術で効果を実感するのは難しいです。さらに、ムダ毛は個人によって毛量や毛質が異なるため、回数には個人差がありますし、どこまでを目標にしているのかによっても回数や期間は異なります。
ここでは、下記の3つに分けて詳しく見ていきましょう。
- 効果を実感するまでの回数・期間
- 自己処理が必要なくなるまでの回数・期間
- ツルツルになるまでの回数・期間
順番に解説していきます。
効果を実感するまでの回数・期間
サロンで脱毛効果を実感できるまでは、大体5〜6回ほどとされています。クリニックは照射の出力が高いため、効果を実感するのが早く、3〜4回程度で変化に気付くでしょう。サロンやクリニックの脱毛は、毛の生える周期を表す毛周期に合わせて2〜3ヶ月の施術を行うため、期間で表すと大体サロンは1年ほど、クリニックは半年ほどとなります。
自己処理が必要なくなるまでの回数・期間
ムダ毛が生えなくなってきて、自己処理が必要なくなるまでは、サロンでは大体8〜10回ほどです。クリニックの場合は、5〜6回ほどと考えると良いでしょう。期間としては、サロンでは1年半程度、クリニックでは1年ほどになります。中長期でのスケジュールになるため、イベントの前に脱毛しておきたいという方は、早めの行動が大切です。
ツルツルになるまでの回数・期間
産毛もなくなってツルツルの肌になるまでは、サロンでは12〜15回、クリニックでは7〜8回程度になるでしょう。毛量が多い方などは、これらの回数よりも多く必要になる可能性もあります。期間としては、大体2〜3年ほどと考えておくと良いです。
ひじ下脱毛が人気の理由
ここまで、ひじ下脱毛について解説しましたが、なぜひじ下脱毛は人気なのでしょうか。ここでは、人気の理由について見ていきましょう。
- 露出に不安がなくなる
- 自己処理の負担がなくなる
それぞれ解説していきます。
露出に不安がなくなる
夏場はノースリーブや半袖になることが多く、ひじ下の露出頻度は高くなります。それだけではなく、冬場の寒い時期であっても、上着を脱いだり袖を捲ったりしたタイミングで見られる可能性が高いのがひじ下です。ひじ上と比較しても、ひじ下は年間を通して露出するシーンが非常に多い部位となっています。
夏はひじ上と合わせて自己処理をしている方も多いかと思いますが、冬は長袖を着るからといって自己処理の頻度を減らしている方は少なくありません。だからこそ、ふと腕まくりをした際に、「そういえば前に処理をしたのはいつだっけ」と不安になってしまう方は多いでしょう。
脱毛をすれば、自己処理をしていなくてもムダ毛のない肌をキープできて、季節に関係なく露出への不安がなくなります。
自己処理の負担がなくなる
ひじ下は、全身の中でも比較的簡単に自己処理が行える部位です。全体を見渡せますし、手が届きにくい箇所でもないので、気になったときにサッと処理を行う方も多いかと思います。
しかし、自己処理で使用するカミソリなどは、ムダ毛と一緒に皮膚まで削る可能性があり、頻繁に行うと肌への負担になります。特に、露出頻度が高いということは日焼けや乾燥のリスクも高く、自己処理による刺激と相まって肌トラブルの原因となりやすいのです。
脱毛をして自己処理の必要がなくなれば、肌を必要以上に傷つけることなく、健康で美しいひじ下を手に入れられるでしょう。
ひじ下脱毛をする方法
ひじ下が人気の理由について詳しく解説しました。では実際にひじ下脱毛にはどのような方法があるのでしょうか。ここからは、ひじ下脱毛の主な方法を2つ紹介します。
- サロンの光脱毛
- クリニックの医療脱毛
それぞれ特徴があるので、見ていきましょう。
サロンの光脱毛
サロンの光脱毛は、毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射して、毛の生える組織を弱らせ、毛を生えなくしていく脱毛方法です。サロン脱毛は痛みが少ないのが特徴で、痛いのが苦手な人や敏感肌の人におすすめできる方法といえます。
さらに、施術料金が安く、比較的安価に脱毛をすることが可能です。サロンによっては、期間限定で安く脱毛できるキャンペーンや、学割・紹介割といったお得な割引制度などを行っているため、さらに安く脱毛できる可能性があります。安い料金で脱毛したい方や学割が適用される学生にも向いている脱毛方法といえるでしょう。
クリニックの医療脱毛
クリニックの医療脱毛は、基本的な仕組みはサロンとあまり変わりません。毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを照射して、毛の生える組織を破壊し、毛を生えなくしていく脱毛方法です。
大きく違うのが照射の出力で、クリニックの医療脱毛のほうが少ない回数で効果を実感できます。しかし、その分痛みが強く、脱毛部位によっては麻酔を使用する人もいるほどです。ひじ下脱毛で麻酔を使用する人はあまりいませんが、痛みに弱い方は注意してください。
また、金額設定が高めなので、料金もしっかり確認しておきましょう。
ひじ下脱毛ならサロンがおすすめ
ひじ下の脱毛を行うなら、総合的に見てサロンでの光脱毛がおすすめです。ここでは、光脱毛を推奨する4つの理由を紹介していきます。
- 施術にかかる料金が安い
- 施術の痛みが少ない
- アフターケアが充実している
- 美肌効果が期待できる
ご自身のライフスタイルに合わせた脱毛で、健康的な美肌を目指しましょう。
施術にかかる料金が安い
先ほども解説した通り、サロン脱毛は料金が安いのが特徴です。1回あたりの施術料金は5,000円〜6,000円ほどが相場となりますが、8回セットなどの回数指定されているプランを選ぶと、多い回数で契約するほどに1回あたりの施術料金が安くなります。
サロンのスタッフに「どのくらいまで毛を薄くしたいのか」などを相談して、毛量や毛質などを見てもらってから、自分は何回ほどで脱毛が完了するかを確認してみてください。その回数に合わせて契約をすれば、合計金額ではかなりお得になっている可能性が高いです。
また、キャンペーンや割引制度は積極的に使っていきましょう。サロンのホームページなどで紹介されていることが多いので、確認してみてください。
施術の痛みが少ない
サロン脱毛は痛みが少ないのが特徴で、肌へのダメージも少ないです。特に、SHR脱毛やハイパースキン脱毛といった蓄熱式の脱毛は、子どもでも脱毛ができるほど痛みが少ないとされているので、痛みに弱い人におすすめの方法といえます。痛みが不安な方は、脱毛方法にも注目してみてください。
また、サロン脱毛は肌への負担が少ないので敏感肌の人にも向いています。施術後にアフターケアとして冷却パッドで冷やしたりサロン独自のローションやクリームを塗布してくれたりするところも多く、肌の乾燥による肌トラブルのリスクを軽減できる可能性が高いです。脱毛行為とともに肌質改善や潤いを与えてくれるようなアフターケアに注力していることも脱毛サロンの魅力といえるでしょう。もちろん、自分で保湿をする必要はありますが、サロンでも行ってくれたほうが安心できます。
美肌効果が期待できる
サロン脱毛で代表的な方法として知られる「IPL脱毛」は、光フェイシャルにも使われている光を照射しているため、脱毛と同時に美肌効果も期待できるのです。効果は確実とはいえないので、あくまで副次的効果として期待できるだけですが、シミや黒ずみが薄くなる可能性があります。
自己処理のしすぎで肌が黒ずんでしまっている人などは、光脱毛に挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、脱毛をするとムダ毛の黒さがなくなった分、トーンアップされて、透明感のある美しく綺麗な肌へと変化していきます。脱毛をすることで自然と毛穴が塞がっていくため、毛穴汚れなどがないきめ細やかな肌になるのもメリットです。
ひじ下脱毛をするサロンを選ぶポイント
インターネットで「脱毛サロン」と調べると無数のサロン情報が出てくるので、どのサロンを選べば良いのか迷ってしまう人は多いでしょう。ここでは、サロン選びで失敗しないために、選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。
- 脱毛方法
- 予約方法
- 追加料金
- 接客態度
順番に見ていきましょう。
脱毛方法
先ほども解説しましたが、サロン脱毛にはいくつかの種類があり、主に採用されているのが下記の4種類です。
- IPL脱毛
- S.S.C.脱毛
- SHR脱毛
- ハイパースキン脱毛
IPL脱毛やS.S.C.脱毛は、特に採用しているサロンが多い一般的な光脱毛の方法で、毛のメラニン色素に反応する光を当て、発毛組織にダメージを与えていく方法です。照射をして1週間ほど経つと、だんだんと毛が抜け落ちていくため、比較的早い段階で効果を実感できます。
SHR脱毛やハイパースキン脱毛は、バルジ領域と呼ばれる新しい毛を生み出す部分に光を照射して、新しい毛を生えないようにさせていく脱毛方法です。バルジ領域は比較的浅い部分にあるため、弱い光でも効果を発揮することが可能で、光脱毛の中でも痛みを感じにくい方法となっています。
しかし、今後生える毛が生えなくなっていくというものなので、毛が抜け落ちることがなく効果を実感するまでに時間がかかる傾向です。自分に合っている方法はどれなのか、しっかりと分析して選ぶと良いでしょう。
それぞれの脱毛方法の詳細は、「脱毛の仕組みを徹底解説｜レーザー脱毛と光脱毛の違いは？」の記事で紹介しております。
予約方法
サロンでの施術の予約方法は、主にインターネットでの申し込みか店舗への電話です。電話予約のみだと、店舗が空いている時間にかけなければいけなかったり、店舗が忙しいとなかなかスタッフが出てくれなかったりします。
そのため、気軽に予約をしたい方は、インターネットから予約をできるサロンを検討してみてください。キャンセルが出た場合の予約などを公式LINEで行っているサロンなどもあるため、予約方法は事前に確認しておきましょう。
追加料金
サロンでは、施術料金の他にシェービング料やキャンセル料などが追加でかかるケースも多いです。そのため、施術料金は安かったのに追加料金で結局高くなってしまったということにもなりかねません。サロンの施術料金を調べる際には、追加料金についても確認しておくようにしましょう。予約の変更やキャンセルの条件なども、各サロンにて規約が異なるので、事前にチェックするのをおすすめします。
接客態度
サロンを選ぶ上では、接客態度も重要です。サロンのスタッフは、患者に安心して気持ちよく施術を受けてもらえるよう日々努力をされています。脱毛することに不安や抵抗のある方、恥ずかしさや不安がある方など、お客様それぞれの気持ちに寄り添いながら施術を進めてくれるので、基本的には安心して通えるでしょう。
しかし、中には次回の予約を催促されたり、他の契約を促されたり、独自の美容液やクリームを販売してきたりなど、無理に勧誘をしてくるサロンがあるのも事実です。どのような運営を行っているのかをホームページや口コミなどで事前に確認しておくことも、失敗しないサロン選びのために重要な行動といえます。また、自分には必要ないと感じた勧誘には、キッパリと断る勇気を持つことも大切です。
ひじ下脱毛でよくある質問まとめ
最後に、ひじ下の脱毛でよくある質問を紹介していきます。まだひじ下脱毛に疑問が残るという方は、ぜひ確認してみてください。
脱毛をするときの注意点は？
脱毛をする際の注意点としては、日焼けをしない、剃り残しに注意するなどが挙げられます。
まず日焼けですが、基本的に脱毛期間中は極力日焼けを避けましょう。肌が日焼けをしていると、毛のメラニン色素に反応するはずの脱毛機が肌に反応して、肌に光が当たりすぎて火傷をしたり、光が毛根まで届かなかったりなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
あまりにも日焼けが酷いと施術を断られるケースもあるため、日焼け対策はしっかりと行うようにしてください。
また、剃り残しがあると、シェービング料を追加で取られたり施術を断られたりする可能性があります。多少の剃り残しであれば対応してくれるところも多いですが、あまりにも剃り残しが多いと、施術を断られる可能性が高くなります。ひじ下の自己処理は難しくないので、剃り残しのないようにしっかりと確認をしましょう。
施術前の自己処理の方法は？
施術前の自己処理では、肌を傷つけやすいカミソリや、肌に負担を与える除毛クリーム、毛根ごと抜いてしまう毛抜き・脱毛ワックスなどはおすすめできません。自己処理をする際は、肌を傷つけるリスクが少なく負担も少ない電気シェーバーを利用しましょう。実際にサロンでも、電気シェーバーの使用が推奨されています。
当日に剃ると肌に負担がかかってしまう可能性があるため、前日までに剃るようにしてください。自己処理の後はしっかりと保湿をして、肌への負担を軽減させることも大切です。
まとめ
ひじ下脱毛は、露出が多いひじ下でもムダ毛を気にする必要がなくなる、肌に自己処理の負担がかからなくなるなど、さまざまなメリットがあります。脱毛方法としては、サロンの光脱毛とクリニックの医療脱毛がありますが、安い料金で痛みの少ない脱毛をしたい人は、サロン脱毛がおすすめです。
サロン選びをする際は、サロンが採用している脱毛方法、予約をする方法、追加料金の有無、スタッフの接客態度などに注目をしてみてください。特に、脱毛方法は施術の痛みや効果を実感するまでの期間にも影響するため、どんな脱毛機を採用しておくのかをチェックしておくと安心です。
脱毛は安い買い物ではないので、後悔のないように、自分に合ったサロンや脱毛方法を選ぶようにしましょう。
