太ももは露出する機会が少ないので、自己処理を忘れて油断している人も少なくありません。しかし、ショートパンツやミニスカートを穿いたとき、温泉やプールなどに出かけたときなどに、意外と目立ってしまうものです。
ムダ毛の処理を忘れて恥ずかしい思いをしないように、今回は太ももの脱毛に関して詳しく見ていきましょう。ひざ上脱毛をするメリットや脱毛方法、料金相場などを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ひざ上脱毛とは
ひざ上脱毛とは、ひざのお皿の上から足の付け根にかけての脱毛です。ひざ上は、頻繁にセルフケアをする習慣がないという人も多いのではないでしょうか。しかし、露出するシーズンになると、視線が集まる箇所でもあります。
早めに脱毛をしていれば、ムダ毛の処理を忘れてしまった、剃り残しがあったというような恥ずかしい思いをすることがなくなり、ムダ毛を気にせずファッションを楽しめるようになるでしょう。
ひざ上脱毛をするメリット
ここからは、ひざ上脱毛をするメリットについて紹介していきます。主なメリットとしては、下記の2点が挙げられます。
- 自己処理の手間がなくなる
- ファッションを楽しみやすくなる
順番に見ていきましょう。
自己処理の手間がなくなる
ひざ上は毛が薄いので気にする人は少ないかもしれませんが、よく見ると産毛がたくさん生えています。そのため、夏にミニスカートやショートパンツを穿く方や海で水着を着て遊びたいといった方は、自己処理が欠かせません。
しかし、カミソリ、毛抜き、除毛クリーム、脱毛ワックスなどで何度も処理をするのは手間がかかります。さらに、肌を痛めて、肌の黒ずみや毛穴周りの色素沈着、乾燥肌の原因になる可能性も高いです。
ひざ上の脱毛をすれば、自己処理の手間がなくなる上に、肌トラブルのリスクを軽減できます。肌を綺麗に保ちたい方は、脱毛を検討してみてください。
ファッションを楽しみやすくなる
太ももを脱毛しておけば、肌を見せるシーズンにショートパンツやミニスカート、水着などの好きなファッションを楽しむことができます。
ひざ上の太もも部分は自分でも処理することができますが、太ももの裏はなかなか自己処理するのが難しい部分で、剃り残しをしてしまう可能性もあるでしょう。脱毛をしていれば、見えないところまでスタッフがしっかり脱毛してくれるので、剃り残しがあった、ムダ毛の自己処理を忘れてしまったなどの失敗をするリスクがありません。
ひざ上脱毛の方法
ひざ上の脱毛をする方法としては、サロンの光脱毛とクリニックの医療レーザー脱毛が主に挙げられます。ここでは、それぞれの脱毛方法について解説していきます。
サロンの光脱毛
サロンの光脱毛は料金が安く痛みが少ないのが特徴で、脱毛初心者の方にもおすすめできる脱毛方法です。ここでは、サロン脱毛の種類ごとに詳しく見ていきましょう。
- IPL式脱毛
IPL（インテンス・パルス・ライト）式脱毛は、メラニン色素に反応する光を照射して熱を発生させて発毛組織の働きを抑制する仕組みです。メラニン色素を多く含んでいる太くて濃い毛のほうが反応しやすいといわれています。
メラニン色素を多く含んでいる褐色肌やほくろ部分は、火傷のリスクがあるので照射できません。広範囲に照射できるので照射時間が短くて済む一方で、光脱毛の中では痛みがやや強いと感じることがあるのが特徴です。
- SSC式脱毛
SSC（スムース・スキン・コントロール）式脱毛は、ジェルを肌に塗ってその上に光で照射することで、ジェルに含まれる制毛成分を角質層に浸透させる方法です。毛の太さに関わらず施術方法なので、産毛の脱毛効果にも期待できます。しかし、発毛組織に直接的にアプローチする仕組みではないので、効果を実感するまでに時間がかかる施術方法です。
- SHR式脱毛
SHR（スーパー・ヘアー・リムーバル）式脱毛は、表皮の近くにある発毛を促す組織である「バルジ領域」に繰り返し熱を与えて、蓄積された熱で毛の再生を抑制する方法です。産毛や金髪または日焼け・色黒肌の人も比較的施術が可能になっていて、幅広い肌質に対応できます。
- ハイパースキン脱毛
ハイパースキン脱毛は、SHR脱毛と同様に、「バルジ領域」に熱を与えて毛の再生を抑制する方法です。子どもでも脱毛できるといわれているほど、痛みや刺激が少ないとされています。幅広い毛質・肌質に対応できますが、効果を実感するまでに時間がかかります。
クリニックの医療レーザー脱毛
医療機関での脱毛は発毛組織の破壊を目的としており、医療行為に該当します。医療脱毛は効果が高い一方で痛みが強く、施術料金が高くなりやすいのが特徴です。医療レーザー脱毛は基本的に、毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを照射をすることで脱毛効果を発揮します。
レーザーには、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類があります。もっとも波長が長いのがヤグレーザーで、濃い毛や太い毛に効果を発揮しますが、産毛にはあまりおすすめできません。産毛の脱毛なら、蓄熱式の照射もできるダイオードレーザーがおすすめです。
サロン脱毛、医療脱毛の方法についてより詳しく知りたい方は、「脱毛の仕組みを徹底解説｜レーザー脱毛と光脱毛の違いは？」の記事をご参照ください。
ひざ上脱毛の効果や痛み
ここからは、実際にひざ上脱毛を検討している方のために、脱毛にかかる回数や期間、痛みなどを詳しく解説していきます。
回数
脱毛で効果を感じる回数には個人差がありますが、太ももは他の部位に比べて毛が薄いため、効果を実感するまでに時間がかかる傾向です。脱毛機の光は毛の黒いメラニン色素に反応するため、濃い毛には強く反応しますが、薄い毛には反応が鈍くなります。そのため、太もものように薄い毛が生えている部位は効果が出るまで複数の回数が必要になるのです。
サロン脱毛で効果を感じるまでには、5〜6回ほど通う必要があるでしょう。自己処理がほとんど必要なくなるまでは8〜10回、12〜18回ほどの施術を行えば毛がほぼ生えてこないツルツルの状態にまでなります。
肌質や毛質は1人1人異なるため、カウンセリングのときに、何回ぐらいの施術で理想の状態になりそうかを事前に相談してみると良いでしょう。
期間
脱毛は基本的に、毛の生える周期（毛周期）に合わせて施術を行います。そのため、「何日も連続で施術をして一気に脱毛したい」といったことはできません。サロンでは、大体2〜3ヶ月に1回ほどの頻度で通うことが推奨されています。
効果を感じるまでには半年から1年、脱毛が完了するまでには2年から3年ほどかかるでしょう。
少しでも早く脱毛効果を実感したい場合は、毛周期に関係なく脱毛できるSHR脱毛やハイパースキン脱毛がおすすめです。今生えている毛のメラニン色素に反応する脱毛方法は毛周期に合わせて施術を行わなければいけませんが、これから生える毛に作用する蓄熱式の脱毛は、毛周期に関係なく施術可能です。2週間に1回の頻度で脱毛に通って一気にムダ毛をなくすといったこともできます。
痛み
脱毛の施術では、ワキやVIOなどの毛が濃い部位ほど痛みが強くなります。太ももは細く薄い毛が多いため、強い痛みを感じることはないでしょう。しかし、太ももの内側は皮膚が薄いので、人によってはチクっとした痛みを感じる可能性もあります。
ただ、サロン脱毛は医療脱毛よりも痛みが少なく、「温かさを感じるだけだった」「ほとんど痛みがなかった」という人も多いです。特に、SHR脱毛やハイパースキン脱毛は痛みが少ないとされているので、痛みが不安な人はこれらの脱毛方法を検討してみてください。
サロン脱毛は、安く脱毛ができるキャンペーンを行っているところも多いため、キャンペーンを活用してサロン脱毛を体験してみるのも良いでしょう。
ひざ上脱毛の料金相場
サロンのひざ上脱毛の料金相場は、12回で大体70,000円〜80,000円です。6回で契約できるところも多いですが、自己処理が不要になるまで脱毛したいのであれば、12回で契約したほうが良いでしょう。
サロンの脱毛料金は、大きい回数のほうがトータルで安くなるように設定されているところがほとんどです。少ない回数で契約して後から追加するよりも、最初からまとめて契約したほうが安くなるため、契約する際は脱毛回数をしっかりと検討しましょう。
また、脱毛ではキャンセル料やシェービング料などの追加料金などがかかる可能性もあります。脱毛料金が安いサロンだったとしても、キャンセル料やシェービング料が高いと結局総額が高くなってしまうのです。契約をする際は、追加料金の有無についても確認するようにしましょう。
ひざ上脱毛を行う流れ
次は、実際にひざ上脱毛を行う際の流れを見ていきましょう。事前準備から詳しく解説していきます。
事前準備
施術を受ける前日には、脱毛部分の毛を自己処理しておく必要があります。ムダ毛をそのままにしてしまうと、脱毛機が肌表面のムダ毛のメラニン色素に強く反応してしまい、肌を火傷するリスクが高まる、毛根まで光が届かなくなるなどのデメリットが起こる可能性が高いです。
事前処理をせずにサロンに行っても施術を断られる場合があるため、ムダ毛の処理を忘れないようにしてください。自己処理をする際は、肌への負担が少ない電気シェーバーがおすすめです。カミソリは肌表面の角質も削ってしまって負担が大きいので、施術前に使用するのは避けましょう。
当日の流れ
ひざ上脱毛の施術を行う当日は、サロンで用意してくれているタオルガウンなどに着替えて施術を行います。ひざ上脱毛の施術にかかる時間は約15分です。
【ひざ上脱毛の流れ】
- 来店・受付
- 着替え・シェービング・ジェル塗布
- 脱毛機による照射
- ジェル拭き取り
- 着替え
- 終了
来店したら受付を済ませて、スタッフに呼ばれたら個室に移動しましょう。個室に移動したらタオルガウンなどに着替えて施術台に乗り、自己処理の剃り残しをスタッフにシェービングしてもらいます。使用する脱毛機によっては、脱毛範囲にジェルを塗布してから照射を行います。
次に、脱毛機による照射です。施術時に痛みなどを感じた場合は、スタッフに相談してみてください。照射終了後、ジェルを塗布している場合は拭き取りをします。ローションやクリームなどでアフターケアをしたら施術完了という流れです。
ひざ上脱毛に関するよくある質問
ひざ上脱毛に関してまだ気になる点があるという方のために、ここではよくある質問をまとめました。
- 脱毛効果を高めるには？
- 施術時の服装は？
- 施術時の体勢は？
- 施術にかかる時間は？
気になる質問がある方は、チェックしてみてください。
脱毛効果を高めるには？
脱毛の効果を左右する要素の1つは、肌のコンディションです。お肌が乾燥して硬くなると毛が抜けにくくなり、代謝が悪くなって角質が詰まった肌だとレーザーの光が必要な箇所に届きにくくなってしまいます。
肌のコンディションを整えるためにもっとも大切なのは保湿です。脱毛の施術は肌に強い熱が加わるため、肌の水分が失われてしまいます。施術後は乾燥しがちになるので、しっかりと保湿をしておきましょう。保湿をすることによって、肌をダメージから守ることができるだけでなく、肌のコンディションを保って脱毛効果を高める結果につながるのです。
施術時の服装は？
脱毛後の肌は軽い火傷の状態と同じです。ちょっとした刺激にも敏感になっているので、天然素材の生地などで、風通しの良いゆったりした服装を着用しましょう。
また、暖かくなる春先から秋頃まで薄着になる機会が多くなりますが、そんなときに気をつけないといけないのが紫外線です。紫外線は肌へのダメージが大きい上に、肌を乾燥させます。さらに、日焼けによって肌表面にメラニン色素が溜まることによって、脱毛効果が薄れてしまう可能性があるのです。日焼けの度合いによっては施術を断られる場合もあるため、脱毛の施術後は露出を控えましょう。
施術時の体勢は？
ひざ上脱毛では、前面を照射する際は仰向け、背面を照射する際はうつ伏せで行います。途中でサロンのスタッフから体制を変えるように指示があるので、指示に従うようにしてください。
ひざ上脱毛をするならサロン脱毛がおすすめ
ひざ上脱毛をする方法としては、サロンの光脱毛とクリニックの医療レーザー脱毛がありますが、おすすめはサロン脱毛です。ここでは、サロン脱毛をおすすめしている理由を紹介していきます。
肌トラブルのリスクが少ない
サロン脱毛は痛みが少なく肌への負担も少ないため、肌トラブルのリスクが少ないです。むしろ、ターンオーバーを促進したり、コラーゲン生成を助けたりする効果を持つものもあり、脱毛と同時に美肌が目指せます。脱毛サロンで脱毛することで、ひざ上の黒ずみが改善されるという効果も期待できるでしょう。
自己処理によってできた肌の黒ずみが気になる、敏感肌で脱毛が不安といった方は、サロン脱毛に挑戦してみてください。
痛みが少ない
先ほども解説したように、サロン脱毛は医療脱毛に比べて痛みが少ないです。医療レーザー脱毛の場合は、痛みが強いことから麻酔を使う方もいるほどです。痛みが不安な方は、サロンの光脱毛が安心でしょう。特に、SHR脱毛やハイパースキン脱毛は子どもでも脱毛可能なので、痛みに弱い人でも安心して施術ができます。
安く脱毛できる可能性が高い
サロンでは、安く脱毛ができるキャンペーンを行っているだけでなく、学割や乗り換え割などの割引制度を導入しているところも多いです。そのため、そういった割引制度を活用すれば、本来の施術料金よりもさらに安く脱毛できる可能性が高まります。
キャンペーンや割引内容はサロンによって大きく異なるため、気になるサロンのキャンペーン内容や割引制度はしっかりと確認しておくようにしましょう。その際に、合わせて追加料金の有無などもチェックすると良いです。
まとめ
太ももは露出の機会が少ないので脱毛なんて必要ないと思う人も多いかもしれませんが、温泉やプールなどに出かけたときに目立ちやすい太ももは脱毛しておくメリットは十分にあります。足を出す格好をする際に、毎回毛剃りや毛抜き、除毛クリーム、脱毛ワックスなどの自己処理をしていると、肌を痛めてしまう可能性があります。肌の黒ずみ・毛穴周りの色素沈着・乾燥肌にもつながるでしょう。
ひざ上脱毛を行うことで、自己処理の手間から解放されるだけでなく、美肌効果も期待できるのです。また、剃り残しや処理忘れを気にすることなくファッションを楽しめるようになります。ひざ上のムダ毛が気になる方は、記事を参考に検討してみてください。
